美術学部 推薦入学試験コンセプト

統合デザイン学科

学科・専攻の特色

 統合デザイン学科は、従来の領域の区分を取り払いコミュニケーションやプロダクトに限らず、その他の諸領域を結び統合的にデザインを学ぶ学科です。
 身体の延長としてのものや空間、その集合体としての環境、そしてそのそれぞれをつなぎ合わせる媒介としてのシステムとコミュニケーション、画像や映像や身体のインタラクション、それらが途切れることなく一貫性をもって統合されたデザインは、それ自体が美学として、生活や社会や産業をより良い方向に導く原動力となります。
 本学科は、このような統合されたデザインの実現を担うため、社会や産業を構成するさまざまな問題を生活の営みから感覚的に嗅ぎ分け、その問題を論理的に分析し、解決方法を視覚化し伝える力と、ものとして具体化し実現化させる能力に秀でたデザイナーを育てることを目標とします。

推薦入学試験選抜方針

 推薦入学試験では、上記のような能力が発揮できる人材として、一般入学試験と異なる視点から入学者選抜を行います。問題を発見し解決する能力と実現するための意欲と行動力、さらに国際的視野をもち広く世界で活躍する人材を育成するため、国際的なコミュニケーション能力を求めます。これら資質・能力を「小論文」「英語」「面接」「自己アピール書類」から総合的に判断し選抜します。
 「小論文」は、あるひとつのテーマについて論述するテーマ型の小論文ではなく、問題解決型の出題とします。与えられたテーマに基づき、問題を発見・定義し、必要な情報を整理し分析したのち、問題解決するための合理的な手立てを論理的な思考により、具体的に提案する能力をはかります。
 「英語」は、現在の国を越えたコミュニケーションの多くが、インターネット上で英語を介して行われている背景を重視し、英文の大意をつかみ自分の考えを英語で表現する能力をはかります。
 「面接」と事前に提出してもらう「自己アピール書類」では、高等学校等の校内外の活動歴や各種受賞歴などを含め、主体性や行動力の有無を確認します。

高等学校等で学習・経験しておいてほしいこと

 英語力を育むためにも、自分が興味をもつ分野の海外文献や資料に日常的に触れることを望みます。また、問題解決力で重要となる、論理的な思考、データの分析、合理的な意思決定の基礎を身につけるためにも、数学や物理などの理系科目も履修しておくと良いでしょう。こうした理系科目の知識や経験は、近年のデザインにおいてプログラミングや最新技術の理解と習得を可能とし、新しい表現の可能性や問題解決の提案に有用です。
 また大学入学後は、デザインに関する知識や実技を統合的なデザインのカリキュラムによって学ぶことができますが、その学習効果をより高めるためにも、普段からデザインや美術へ積極的に関心をもったうえで、身の回りの物事の観察や分析を心がけておいてください。