絵画学科版画専攻

自由自在な版の介在。多様で斬新な表現の世界を広げる。

版画は、木、銅、アルミなどの「版」を介在させて、多彩な表現を行う芸術。浮世絵(錦絵)は西欧の美術に大きな影響を与えましたが、今日でも日本の版画の技術力や表現力は世界から高く評価されています。いまや版画は「紙の上に印刷される」という伝統的な概念のみにとどまらず、メディアアートの分野とも連動しながら、多様で斬新な表現の世界を広げています。版画専攻では、まずは様々な絵画方法による「モノ創り」の基礎を学びます。そして充実した設備環境の中で、版画制作による日々の実践を通して専門技術と知識を高め、時代に対する自由な発想と多様な表現を生み出す創造的な人材を育成します。

教育内容&課程

1・2年次の基礎課程は、版の構造を理解した上で基本的な技法を修得することに主眼をおき、版についての科学的知識やシステムに基づく発想力を学ぶと同時に、課題作成を通じて創造の基礎力を徹底的に身につけます。3・4年次の専門課程では、各自の選択した版種によって、高度な専門知識や技法を修得しながら、独自の表現を展開します。版画のみならず、絵画理論と実践の両面から自立できることを目標とします。

  • 01
  • 02
  • 03
  • 04
  • ※版画専攻の各年次教育内容は2018年度入学生からの参考です。
  • 1年次

    4つの版種(木版、銅版、リトグラフ、シルクスクリーン)の基礎を通じて版画の特質を体験的に理解する一方、基礎実技において幅広い造形表現を学び、広い視野と4年間の学びに必要な基礎力を身につけます。そして、それまで気がつかなかった自分の潜在的な可能性に出会いながら、独自の表現を模索していきます。

  • 2年次

    4つの版種の様々な技法を学びながら、各自の表現を実験的に展開させます。また写真(暗室、デジタル)基礎、デジタルプリント基礎において美術における写真表現や、デジタル時代における版画の可能性も学んでいきます。

  • 3年次

    木版画、銅版画、リトグラフ、シルクスクリーン・写真工房の中から工房を1つを選択し、専門技術を修得しながら、今日的な版画の多様性を学ぶことを通じて各自の表現テーマを発見し、それを深めていきます。また、絵本などのブックアートやデザイン表現を研究することで、各自の表現をどのように社会に展開させるか実験的に探っていきます。

  • 4年次

    技術的な完成度を高めながら、3年次で見出したテーマをさらに深め、4年間の集大成としての卒業制作に取り組みます。同時に学生主体で展覧会を企画運営するプログラムや、アートとデザインの横断的な学びをさらに発展させる選択授業を通じて、卒業後の各自の進路に備えていきます。