Takashi Akiyama
up date:2008.08.13  


Takashi AKIYAMA's Photo Diary・2005.11.9. Illustration study・Lecture on Fine Arts College Shanghai University  秋山孝写真日記・上海大学美術学院 大学院生懇談 (update 051213 na)

     
             
     
             
     
             



Takashi AKIYAMA's Photo Diary・2005.11.8. Illustration study・Lecture on Shanghai Institute of Technology  講演・上海応用技術学院にて (update 051213 na)

     
             
     
             
     
             



Takashi AKIYAMA's Photo Diary・2005.9.21. Tama Art University×Tokyo Polytechnic University Poster design support project for Niigata Chuetsu Earthqu 秋山孝写 真日記・多摩美術大学×東京工芸大学 新潟中越地震ポスターデザイン支援プロジェクト
・日時:2005年9月21日(水)9月22日(木) ・会場:東京工芸大学芸術情報館メインホール・ギャラリーB  (update 051213 na)

     
     
     

Takashi AKIYAMA's Photo Diary 秋山孝写真日記・2005年10月9日・THE 講評会 JAGDA TOKYO 学生の日 2005 10 09
・日時:2005年10月9日(日)13:00〜18:00(開場 12:30) ・会場:凸版印刷株式会社 大会議室 ・主催:社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA) (update 051026 na)

     
             
             
             

Takashi AKIYAMA's Photo Diary 秋山孝写真日記・2005年8月29日・多摩美術大学進学相談会(上野毛校舎)  (update 051026 na)

     
     


Exhibition Title :Humorous Illustration Poster
 Exhibition Date: 20.September -30.September.2005
 Time: 10:00-18:00
 Sponsor: Tama Art University Graphic Design Department Illustration Studies
 Place: Tama Art University, Hachioji Yarimizu 2-1723 Tokyo
 leaflet ・ poster / design, illustration : Takashi akiyama

展覧会タイトル:ユーモア イラストレーション ポスター展
 ・開催期間: 2005年9月20日(火)〜9月30日(金)
 ・開館時間: 10:00-18:00
 ・主催: 多摩美術大学グラフィックデザイン学科イラストレーション・スタディーズ (ユーモアイラストレーション
展実行委員会)
 ・場所: 多摩美術大学 八王子校舎 デザイン棟ギャラリー 〒192-0394 東京都八王子市鑓水 2-1723
 ・リーフレット・ポスター/ デザイン,イラストレーション: 秋山孝


(左)展覧会ポスター : Humorous Illustration Poster,2005,1030 x728 mm,Serigraphy
(右)展覧会リーフレット : 2005,297 x210 mm

グラフィックデザイン学科イラストレーションスタディーズ  
秋永 悠 山極 冴子 秋山 花 佐々木一澄 楠本紘子
高橋真理 中川恵理子 江尻有芙 田渕正敏 松橋泉

     
 
     
             
       
             

多摩美術大学グラフィックデザイン学科イラストレーションスタディーズでは、1997年の「Fax Art Project Tokyo - Helsinki 1997」展覧会以来、19回目の展覧会となりました。今回は、ユーモアイラストレーションをテーマとして開催いたします。イラストレーションを受講した学生の作品の中から、ユーモアのあるイラストレーションポスター作品を選択し、ユーモアイラストレーション表現とは何かを検証する展覧会です。 ユーモアイラストレーションは、イラストレーション表現の内容としては重要な要素を持っています。それはコミュニケーションする手段としてユーモアは大切な手法であり、必要不可欠なものです。国際社会においても、言葉を越えたユーモアは感覚的に受け入れられ、友情を作り上げたりコミュニケーションの手段として着目されております。特に日本人は、この感性に弱いといわれて久しくなりますが、相変わらず国際コミュニケーションの中で苦手としているように思われます。国際ビジュアルコミュニケーションランゲージといわれているイラストレーションを、今回検証することは、イラストレーションを勉強する学生たちにとってまたとないチャンスであり、同世代の学生たちの表現を見て大きな刺激と価値があると思います。 (秋山孝・多摩美術大学グラフィックデザイン学科 教授)

出品者
■グラフィックデザイン学科イラストレーションスタディーズ/李アロン・桑原英里・桂正琳・佐々木明子・長峰幸世・山下雄太郎・UBUKATA ALEKSANDRA HARIKO・ 市毛史朗・小野寺重紘・丁偉・前田直和・李秉澤・衛藤隆弘/青木麻美・秋永悠・秋山花・安部千晶・岩田舞子・内野陽子・大森千佳・岸野衣里子・楠本紘子・小柴昌子・小滝由佳・佐々木一澄・ 佐藤はつみ・佐藤真梨子・佐藤裕子・澁谷圭祐・鈴木千花・鈴木菜つみ・鈴木万紀子・関久美子・高橋美礼・田川滋深・武原江美奈・谷本将之・長井賀子・中川幸恵・西山加織・野村さやか・ 波賀麻里帆・幡地奈津子・深井志保・古屋純・古谷萌・牧野彩子・丸山綾子・山極冴子・山下文吾・脇本有希子・和田夏希・高橋淳一・浜野さやか/赤津翠・天本真魚・五十嵐美和子・梅原裕史・ 江尻有芙・大室圭子・川市智子・高橋真理・谷崎美菜・谷村友・中川恵理子・中村美穂・藤井奈穂・古越慶子・星野恵子・細井裕太郎・本多翔・松橋泉・松村来夢子・森優貴・山辺麻利子・横山徳・ 和田かりの・田渕正敏/末房志野・御法川哲郎・高橋庸平・西坂ひろみ・橋本新

(update 050920 na)


Exhibition Title : Friendship Illustration and Printmaking
 Exhibition Date: 11.July -16.July.2005
 Time: 10:00-18:00
 Sponsor: Tama Art University Graphic Design Department Illustration Studies
 Place: Tama Art University, Hachioji Yarimizu 2-1723 Tokyo
 leaflet ・ poster / design, illustration : Takashi akiyama

展覧会タイトル:フレンドシップ展 イラストレーションと版画
 ・開催期間: 2005年7月11日(月)〜7月16日(土)
 ・開館時間: 10:00-18:00 最終日は16:30まで
 ・主催: 多摩美術大学グラフィックデザイン学科イラストレーション・スタディーズ (フレンドシップ展実行委員会)
 ・場所: 多摩美術大学 八王子校舎 絵画北棟ギャラリー 〒192-0394 東京都八王子市鑓水 2-1723
 ・リーフレット・ポスター/ デザイン,イラストレーション: 秋山孝


 
(左)展覧会ポスター : friendship,2005,1030 x728 mm,Serigraphy
(右)展覧会リーフレット : 2005,297 x210 mm

 グラフィックデザイン学科イラストレーションスタディーズ
本多 翔 小柴 昌子 秋山 花 細井 裕太郎 鈴木 万紀子

 絵画学科版画専攻
林彩恵子 伊東 万理子
鈴木 茜 村松 栄理
根本 聖子 鐘本 幸穂

多摩美術大学グラフィックデザイン学科イラストレーションスタディーズでは、 絵画学科版画専攻との共同企画による「フレンドシップ展」を開催いたします。
昨年、テキスタイルデザイン専攻サーフェスデザインクラスと初めての試みと して「フレンドシップ展」を行い、今回はこれに続くものです。
「フレンドシップ展」は、異なった分野とのジョイント交流展で、考え方の違いや その魅力を理解するためのものです。
多摩美術大学の版画教育は、国内外とも最高峰のレベルを誇っております。 木版、銅版、石版、孔版と多彩 な各版画技法で表現をしています。もともと これらの版画表現は、プリントメディアの初期段階のもので、大量 印刷が登場し芸術表現へと向かうことになりました。それにひきかえイラストレーションは マスメディアにおいてビジュアルコミュニケーション機能が重視され、現在の 版画芸術とは一線を画すこととなりました。互いに共通 項は多いが、それぞれの立場も異なり発展を遂げています。しかし、この兄弟関係は魅力的な違いがあるので、版画とイラストレーションを検証する価値があります。 また、これから未来に向かう多角的な学生にとって、またとない刺激的な展覧会になると思います。 (秋山孝・多摩美術大学グラフィックデザイン学科 教授)

出品者
■絵画学科版画専攻・青山雄樹・五十嵐さやか・伊東万理子・大森麦子・鐘本幸穂・川本麻以・北崎英・桑原朋子・鈴木茜・玉 田伸太郎・中家篤志・根本聖子・野間薫・林彩恵子・向菜穂実・村松栄理・森岡奈々恵
■グラフィックデザイン学科イラストレーションスタディーズ ・李アロン・桑原英里・桂正琳・佐々木明子・長峰幸世・山下雄太郎・UBUKATA ALEKSANDRA HARIKO・小野寺重紘・丁偉・前田直和・李秉澤・市毛史朗・青木麻美・秋永悠・秋山花・安部千晶・岩田舞子・上原一能・内野陽子・大森千佳・ 中村紗弥子・小野瀬なつ美・岸野衣里子・楠本紘子・小柴昌子・小滝由佳・佐々木一澄・佐藤はつみ・佐藤真梨子・佐藤優・佐藤裕子・澁谷圭祐・杉山縁・鈴木千花・鈴木菜つみ・鈴木万紀子・鈴木康昭・関久美子・高倉千晴・高橋美礼・田川滋深・武原江美奈・田中陽子・谷本将之・鶴田沙綾・長井賀子・中川幸恵・並木佑司・西山加織・野村さやか・ 野村法央・波賀麻里帆・蓮見奈穂子・幡地奈津子・原知也・菱山圭介・平井薫・深井志保・古屋純・古谷萌・牧野彩 子・松岡昭雄・丸山綾子・宮崎かおり・三代川将・山極冴子・山下文吾・劉利実・脇本有希子・和田夏希・木村江梨子・高橋淳一・浜野さやか・赤津翠・浅井奏・天本真魚・五十嵐美和子・櫟木夏子・岩淵志穂・梅原裕史・江尻有芙・ 大室圭子・荻島実里・川市智子・清水美和・鈴木花・鈴木優子・高阪ひとみ・高橋真理・田附楠人・谷崎美菜・谷村友・都井美穗子・中尾優エレーヌ・中川恵理子・中村美穂・ 西田智子・藤井奈穂・古越慶子・別宮千裕・星野恵子・細井裕太郎・本多翔・松橋泉・松村来夢子・森優貴・山下加代・山辺麻利子・山本智子・横山徳・和田かりの・田渕正敏・渡邊佐知子・高橋庸平・御法川哲郎

(update 050706 kon)



参加展(国内)
「Illustration Poster Exhibition / Tama Art University 多摩美術大学大学院イラストレーションポスター展」

・開催期間: 2005年8月23日(火)〜9月4日(日)
・会場:SPACE FORCE 153-0042東京都目黒区青葉台1-20-4 FORCE B1F
・主催:多摩美術大学大学院 イラストレーションスタディーズ
(update051110na)

 


Exhibition Title : Illustration of Art Students in Tokyo
Piezo Graph & Paper Etching / EPSON / Tama Art University
Tama Art Univ.,Tokyo National Univ. of Fine Arts and Music,Musashino Art Univ.,Tokyo Kogei Univ.,Tokyo Zokei Univ.,Joshibi Univ.
Exhibition Date: 04.July -15.July.2005/ Time: 10:00-18:00 Closed on Sunday/ Sponsor: Tama Art University Graphic Design Department Illustration Studies , EPSON PiezoGraph Laboratory
Place: Tama Art University, Hachioji Yarimizu 2-1723 Tokyo
/ leaflet / design, illustration : Takashi akiyama

展覧会タイトル:東京6美大・イラストレーション表現展
  ピエゾグラフ&ペーパーエッチング
   多摩美術大学、東京芸術大学、武蔵野美術大学、東京工芸大学、東京造形大学、女子美術大学
 ・開催期間: 2005年7月4日(月)〜7月15日(金)
 ・開館時間: 日曜休・10:00-18:00 最終日は16:30まで
 ・主催: 多摩美術大学グラフィックデザイン学科イラストレーションスタディーズ(東京6美大イラストレーション表現展実行委員会)、EPSON PiezoGraph Laboratory
 ・場所: 多摩美術大学 八王子校舎 テキスタイル棟ギャラリー 〒192-0394 東京都八王子市鑓水 2-1723

 ・リーフレット/ デザイン,イラストレーション: 秋山孝

 
(上)展覧会リーフレット : 2005,297 x210 mm

     
     
     

多摩美術大学グラフィックデザイン学科イラストレーションスタディーズでは、EPSON PiezoGraph Laboratoryとの共同企画で「東京6美大・ イラストレーション表現展」を開催いたします。多摩美術大学、東京芸術大学、武蔵野美術大学、東京工芸大学、東京造形大学、女子美術大学の、東京にある美術大学6校がイラストレーション表現をテーマとした作品を出品する、日本で始めての試みの展覧会です。
イラストレーションはビジュアルコミュニケーションを生業とする視覚芸術の一分野で、印刷メディア、映像メディアやITメディア等あらゆる視覚メディアで活躍する魅力的な表現です。今回のこの展覧会の重要な試みは、近年印刷メディアのパーソナルプリントとして発達したプリンタ技術を検証しその特徴を再認識するものです。イラストレーションを学ぶ学生にとって今では欠かせない大型出力用プリンタは、簡易な印刷表現として重要な位 置を占めています。EPSONではこれをピエゾグラフと呼び、いままでの版画、シルクスクリーン印刷やオフセット印刷と肩を並べる印刷手法として位 置付けております。また、透過によるスキャニングをペーパーエッチングと命名し発表をしています。
また、6美大による合同授業、(テーマ:「イラストレーションについて」)を開催することによって、イラストレーションの活躍領域の拡大や展開を検証し、その特徴を理解することを狙いとしています。次世代の若きイラストレーターの表現の指針を見い出し、さらに、イラストレーションがメディアを通 して発信する、ビジュアルコミュニケーションの美的表現を互いに共感したいと願っています。 (秋山孝・多摩美術大学グラフィックデザイン学科 教授)
(update 050704 kon)



Exhibition Poster Design
Exhibition Title : 7th Congress - Japan Society for Animation Studies - in Tama Art University
Exhibition Date: 25.Jun , 26.Jun.2005 ,10:00-18:00

●展覧会ポスターデザイン
展覧会タイトル:「第7回 日本アニメーション学会大会 in 多摩美・優れたアニメーションは、一枚一枚の優れたイラストレーションの積み重ねから生まれる」展
秋山孝クラス+片山雅博クラス(表現コース) 多摩美術大学創立70周年記念事業企画
日程:2005年6月25日(土)・26日(日) 10:00-17:00/会場:多摩美術大学 八王子キャンパス メディアセンター1F メディアホール/主催:第7回日本アニメーション学会大会 in 多摩美実行委員会/共催:日本アニメーション学会・多摩美術大学/協力:日本アニメーション協会    (update 050708 ka)

 
展覧会ポスター : 2005年, 1030x728 mm
     
秋山と学生
会場風景
会場風景
会場風景(アニメーション作品の現物)
     
会場風景(アニメーション作品の現物)
会場風景
会場風景
片山雅博さん


"Dessin - Basic drawing (Illustration Studies - 14) - textbook"
Graphic Design Department, Tama Art University , 2004
Title: Dessin( Illustration Studies - 14) , Date of issue : 01,Aprilr,2005, size : A4 (297x210 mm) , page : 44 page

●デッサン
,(イラストレーションスタディース-14)テキスト
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科 基礎造形 I , 基礎デザイン I ,  2004年度 1年生,2年生
タイトル:Dessin ,Illustration Studies - 14 、発行日:2005.4月1日
発 行 : Illustration Studies・Tama Art University , サイズ:A4判 、 ページ数:36p 、サイズ:A4判 、 ページ数:44p  (update 050704 kon)
   
School Hours
授業風景2004.課題1-02,静物 授業風景2004.課題1-02,静物 授業風景2004.課題2-02,風景 授業風景2004.課題1-04,風景
授業風景2004.課題1-03,樹木 授業風景2004.課題1-03,樹木 授業風景2004.課題1-03,樹木 画材研究2004
オープンキャンパス展覧会風景,2004 オープンキャンパス展覧会風景,2004 オープンキャンパス展覧会風景,2004 オープンキャンパス展覧会風景,2004

はじめに   秋山孝 多摩美術大学教授

1993年に基礎デッサンのプログラムをスタートし、今年でちょうど13年目を迎える。その成果 は、1998年6月に「基礎デッサンプロジェクト」というタイトルで、銀座、ガーディアン・ガーデンにおいて、学生作品と授業のプログラムのシステムを発表する展覧会を開催した。その際、カタログとして制作して以来、5巻めを発行することができた。重要な教育的位 置づけとしてFD(ファカルティ・ディベロップメント)の充実、教育教材の開発、社会への発表、授業課題作品のアーカイブを目的にこのテキストを制作している。

指導教員構成は、5クラス制をとり、5名の教員で指導を行っている。1993年のプログラムは1、2年次共、年間11課題だったものを、1999年から新たに1年次には「描写 技法研究」として5課題、2年次には「表現様式研究」の5課題を追加し、プログラムの充実をはかった。そして、この基礎デッサンの授業プログラムは、他大学と比べて類を見ない個性的な基礎教育として位 置づけられるだろう。

一般大学と違う美術大学の最大の特徴は、美術という人類にとっての「不思議な力」を学び、そして研究、創作する場であるということである。つまり美術大学は、「美の神」が宿っている神聖な唯一の場所である。創作の第一歩では、「そこにただあるだけで美しいという気持ちが沸き起こるのはなぜだろうか」と感じることから始まる。目の前に美しいと思う事や現象があったとき、はじめて心が動き、表現したい、伝えたいという気持ちになる。「そこにただあるだけ」という簡素で普通 の事象にこそ美しさを見い出すことが私達の大切な能力だということを強く言いたい。

近代技術は複製技術とメディアの発達においても、人間社会に深く影響を与えてきた。その中で文字や言葉では伝達困難な内容のコミュニケーションにおいて、ビジュアルコミュニケーション表現に具現化した、グラフィックデザイナーの業(手)は、多様な能力を発揮し、大きな役割を果 たしてきた。情報化社会を迎えるにあたって、ビジュアルコミュニケーション表現は、情報伝達技術として急速な勢いで制作プロセスのデジタル化が求められている。いま我々は現代のコンピュータを駆使したグローバルなコミュニケーションの必然性と必要性を正しく認識しなければならない。

しかし、たえず生き続ける人間の営みにおいては、近未来の視覚化・具体化の作業の中に「手=アナログ」と「機械=デジタル」が生き生きと共存しあう創造環境を築いていくことが重要である。機械が人間を支配できないという実体をあばきだす作業に「手で描く(描写 )」という行為がある。いかに人間性を回復し「見る、視る、観る、看る」そして「見抜く力」を獲得し、メッセージとイメージの形成者になりうるかが問われる時代を迎えている。実は、このことこそが美術や哲学などのように人間精神の深淵まで踏み込む行為であることを忘れてはならない。

しかし、現実は学生と指導する教師との戦いの場でもある。コメントを読んで分かるように、熱き情熱に満ちた指導とそれに応える多摩美術大学グラフィックデザイン学科の学生諸君の創作意欲と忍耐力のたまものと実感している。「学生の自主性」を重んじ、「知的意欲」を高揚させ、「各自の問題意識」を持たせる。そして、このプログラムが基礎デザイン教育として、力強いプログラムになるよう念願している。 (2005 / 04 / 01



"student`s Illustration works archive book" ,
Expression Design Program,Graphic Design Department, Tama Art University , 2004-3rd grade" (Illustration Studies - 13)

Illustration class A1 (73 students ) ・ Conceptual Illustration (AKIYAMA Takashi・Professor) subject : "Dictionary of visual Language A to Z" ・ Illustration using three-dimensional materials (FUJIKAKE Masakuni) subject : "Robot"
Expression Design class (64 students ) (AKIYAMA Takashi・Professor) subject : "Message Illustration Poster" , theme: nature ・ human・artificial things
Publisher: Illustration Studies・Tama Art University (Takashi Akiyama) , Date of issue : 01,Aprilr,2005, size : A4 (297x210 mm) , page : 36 page  


● イラストレーションクラス学生作品集

2004年度-3年生(Illustration Studies - 13) 多摩美術大学グラフィックデザイン学科 表現デザインコース
Illustration Studies-13, 表紙 Illustration Studies-13 , p13--5

イラストレーションA1、グループ講評・2004    

表現デザイン1 授業風景 ・2004      

イラストレーションクラスA1(73名 )
・コンセプチュアル・イラストレーションクラス(秋山孝教授) 課題:"Dictionary of visual Language A to Z" 「AからZまでの言葉を一語選択し、各自のイラストレーション辞典をつくる」 ・立体イラストレーションクラス (藤掛正邦講師) 課題: 「ロボット」

表現デザインクラス1(64名 ) (秋山孝教授) 課題: 「メッセージイラストレーションポスター / テーマ:自然、人間、人工物」
追加記事: ・大学院1年生の6名の研究概要と作品 , ・フレンドシップ展 , ・メッセージ イラストレーション・ポスター in トヤマ , ・グラフィティ イラストレーション展 , ・「カリ・ピッポ展」シンプル・シンプル・シンプル , ・自主課題「新潟中越地震支援ポスター」 , ・スチューデント会議 2004

発行者 : 秋山孝(代表)、発 行 : Illustration Studies・Tama Art University 、2005年4月1日, サイズ:A4判 、 ページ数:36p

Illustration Studies - 13 について  秋山孝 多摩美術大学教授
Preface・About Illustration Studies-13 AKIYAMA Takashi Professor,Tama Art University
1994年に多摩美術大学でイラストレーションの講座を担当して以来、「イラストレーションとは何か」という疑問が沸き起こってきた。それ以前もイラストレーションについてはそれなりに研究をしてきたが、さらに深く思考することになった。その結果 、「イラストレーション学の確立」という旗のもとにさまざまな試みを行ってきた。

例えば、世界のグラフィックデザイナーやイラストレーターに「イラストレーションとは何か」という質問をし、その取材を試みている。そこからイラストレーションの生きた言葉を見つけだし、新たなイラストレーションの概念をつくりあげようという試みである。それにともない、大学の講座ではイラストレーションというひとつの枠組だけの講座ではなく、その専門分野から考えられる多目的な講座を設けた。さらに静止画としてのイラストレーションから、動画としてのアニメーションの講座を導入した。

そのひとつに「コンセプチュアル・イラストレーション」という講座を設け、1995年から計画的に指導と研究をしてきた。それは、イラストレーションの役割について美術の各分野との違いを見つけだし、機能や目的の側面 から導き出したものである。あくまでもさまざまな分野を行き来し、新たに発生するメディアを前提に考えなければイラストレーションではない、ということに行き着いた。

作品集を出版する目的は「イラストレーションは、メディアを通過することによって成立するビジュアルコミュニケーション表現である」ため、印刷の体験が重要であると考えているからである。この経験を生かし、各自の表現を広げ、積み重ねることによってイラストレーションの独自性を理解し、大学に於ける学習の一つになることを目指している。

本作品集は、イラストレーションクラスA1(3年生)73名と表現デザインクラス1(3年生)64名の作品、大学院1年生の6名の研究概要と作品を掲載した。コンセプチュアル・イラストレーションクラスでは「Dictionary of Visual Language AtoZ」「AからZまでの言葉を一語選択し、各自のイラストレーション辞典をつくる」、藤掛正邦講師が担当する立体イラストレーションクラスでは「ロボット」、表現デザインクラスでは「メッセージイラストレーションポスター / テーマ:自然、人間、人工物」という課題である。

昨年度から、展覧会や会議を重要視し、昨年度おこなった「シュールレアリスム展」、今年度の「グラフィティ イラストレーション展」のように学生達の作品を様々な角度から分析する展覧会、それに「フレンドシップ展」「メッセージ イラストレーション・ポスター in トヤマ」のような、社会や領域の違う分野とのジョイントする展覧会、またスチューデント会議とよんで、イラストレーションを学生達の目からの意見交換をしたり、あるテーマの答えを導き出すための「スチューデント会議」を開催している。そこには、イラストレーションの上に立ち、表現と研究をするための導入部となるよう、展覧会と会議を行っている。

他分野とイラストレーション分野の違いを見つけ、魅力的なフィールドであることを認識し、ヴィジュアルによる豊かなコミュニケーションを経験する。そして「学生の自主性」を重んじ、「知的意欲」を高揚させ、「各自の問題意識」を認識させる。それが、イラストレーションで表現することにおいて、最も重要なことだと考えるのである。
(update 050523 ko)


[An interview about Akiyama's "Rakugaki" appeared on the magazine which a student issued.]
[
多摩美術大学の学生が制作した「ラクガキワールドマガジン・アーチン」のインタビューを受ける
]

Interview about Rakugaki, "Rakugaki World Magazine e:chin"

06.Jan.2005 issue (Tama Art University,Editorial Design class)

学生が課題で制作した雑誌「ラクガキワールドマガジン・アーチン」
「らくがき」について、秋山のインタビューが掲載
されました。

2005年1月6日発行(多摩美術大学グラフィックデザイン学科・エディトリアルデザイン1)

小泉弘先生の授業による、2004年度後期グループ制作「雑誌創刊」の課題ででき上がった雑誌です。

編集・制作・発行:多摩美術大学グラフィックデザイン学科・エディトリアルデザイン1
ラクガキワールドマガジン・アーチン・創刊号
発行:2005年1月6日

「アーチン」制作メンバー

多摩美術大学グラフィックデザイン学科・エディトリアルデザイン1・生徒
大野悟
鬼島明日香
坂本朝香
鈴木聡子
幡地奈津子
古屋純
山元可奈子

タイトル:人間には「伝えたい」というすごい欲望がある。秋山孝   (update 050204 kawa)

Rakugaki World Magazine e:chin・表紙
特別インタビュー・秋山孝
P11,P12-P13)

Rakugaki World Magazine e:chin,P12-P13
Rakugaki World Magazine e:chin,P14-P15
Rakugaki World Magazine e:chin,P16-P17


インタビュー:人間には「伝えたい」というすごい欲望がある。秋山孝

──漠然とした質問なのですが、らくがきについて先生はどうお考えですか?  
  今の東京にある街の中の落書きはね、形骸化されて、落書きの自由がなくってさ、フォーマットどうりの「こう描かなきゃいけないんだ」という方程式になって、東京でも大阪でもニューヨークでも同じような落書きがあるわけでしょ。あれは落書きの形骸化で、街の中にある落書きは、誰も関心を示さず消え去ってしまった。本当の落書きになってしまったわけですよ、「消した方が良い」という。ところが落書きが世界の中で動いたのが1980年代の後半から90年代始めの間で、落書きが非常に魅力的だったんですよ。それは何故魅力的だったかというと、若いアーティストたちが自分達の表現の場を求めているわけで、それが一番理想的なのはさ、国立近代美術館や東京近代美術館だけど、今時分の君たちの作品をそこに展示したいといったって、そんなの無理なわけでしょ。展示できるわけがないんですよ。展示する価値があると思われなければ無理なわけですよ。秋山孝の展覧会はやるのに君たちのはやらない。それは利益がないからなんですよ。若い人たちのを展示したって得をすることがない。作品を持っていったって捨てられるだけ。そういう人たちには表現の場がないんですよ。画廊借りるかって言っても、一日25万、35万、高いところだと一日100万くらいするわけで、そんなところ若い人たちには借りられないじゃないですか。そういう意味でさ、街にある壁面 を見つけて「あ、ここあるじゃない。」って、自分達の表現の場に選んだわけですよね。そこが、美術が行き詰まってきた、落書きの手法だったわけ。でもそれって社会的に犯罪でしょう。その犯罪を乗り越えて、乗り越えてないけど、犯罪だとわかりながらも捕まったりしながら、やってたわけ。ところがニューヨークでは、「街を汚すのはダメ」「美しい街にしないと人が集まらないんだ」と言われてきたのだけれども、ある人たちが落書きを見て、「あ、これはちょっと、ホンモノかもしれない。」と言った。今の街中の落書きは結構似非もの的な、形骸化されたものだけれども、当時の落書きというのは有能な人がやって優秀なアーティストたちがやったから、それは文化として残るんだと言った人たちがいるわけですよ。だから送り手と受け手の関係が非常に良い関係だったんですね。それで評価された。ところが東京は、そういう動きもあったんですけども、評価してくれる、受け取る側がいなかった。イラストレーションでへたうまなひとを呼んでさ、パリでもドイツでもニューヨークでも大きな都市のロンドンでもその運動が起こったんだけども、一番評価してくれたのはニューヨークだった。ニューヨークの一つの文化になった。それを優れた画廊が商売にしていった。キース・ヘリングが死んだ時には大きなミュージアムで個展が開かれた。厚い壁にかかれた壁画も、保存する為に壊して抜き取ったりして、大事に保管する人たちがいたんですよね。それも人間の一つの心の叫びの表現だったわけですよね。それを見た人たちが感動して、「はあ、こうだったよね。」と強く打たれるわけです。それが非常に大事なことなんですよ。そういう真実をコミュニケーションのなかに取り上げていかなきゃいけないなあと、いう風に思っていたわけです。その行為はどういうことかと言うと、ラスコーの壁面 に描かれていたものだとか、アルタミラやフゴッペンなどに描かれていたものと、全く何の変わりもなかったということなんですね。ラスコーの壁画も今では「スバラシイ!」なんて言っているんだけどさ、やっぱり落書きだってちゃんと良いものもあって、それがあらゆる行き詰まりを打破する表現手法として地平線上に浮かび上がってきたんですよ。それは子供が描く絵であったり、オートマティックな絵であったり、キース・ヘリングやバスキアやノってなったわけですよね。ケニー・シャーフなどの名前があがってきたんですよね。もっと前でいけばコンバス。そういう意味で落書きは素晴らしい。ところが、その影響をすでに受けてきた君たち。ノートや教科書の隅に描いてきた。ぼく達の時代なんかは教科書の端っこなんかに描くと、よく先生に怒られたもんですよ。おばさん先生なんかが来て「ダメよっ!」って手をピンッ!て叩かれたりさ。で「はい」って一回止めるんだけど、先生が向こう行ったらノートの裏に描いたりして。「これ大事だー。」と思ったら色塗ったりして。

街角のグラフィティ(パリ/ 1984年)

──写真のおじさんにヒゲ描いたりとか。
 そうそう。ぼく達の時代の教科書に載ってた写真は白黒のイラストレーションだったんですよ。それを自分で「ん〜、これをもっとかっこ良くしなきゃいけない」とか「もっと色をきれいに塗らなきゃいけない」とかして。で、みんなが見たら「えっ、きれいだねえ!」て感動させてさあ、すごく嬉しくなって。それでコミュニケーションができたりねえ。そこにまた脇に付け足して一つのストムリーをつくったりしてみんなで喜んだりしていたわけですよね。ノートを誰のよりも美しいテキストにしなければいけないってさ、きれいに色塗ったりして。で、英語の女先生にウケを狙って見せたりして。

──先生は学生時代誰よりも落書きを描いていたんですか?
 当たり前じゃないですかあ〜!それは。小学校のとき、ぼくなんか二つ下敷きを持っていったんですけど、一枚は大好きな手塚治虫のマーブルチョコレートのシールを貼っておいてね。でもそのころは、それを今の消費社会の人が見たら何ともないけど、当時はすごい出来事だったんです。なぜかというと、マーブルチョコレートの中にはシールが一枚しか入ってないんですよ。その一枚一枚を見たら何個のマーブルチョコレートを買ったのか。それを近くのお菓子屋さんに行って買ってくるんですよ。で、すぐ欲しいんですよ。裏表貼って、誰よりも自慢できるからって学校にいつも持っていって。それでいつもですね、もう一つ普通 の下敷きを持っていって。で、それを見ると何かこう、幸せな気分になってさ。授業もそれで過ごせるから、持っていかなきゃいけないんですね。で、いつも授業ついていけなくなると他にやることと言えば先生の似顔絵の落書きしてさ、動物や野菜に置き換えてみたりさ。だからその授業は先生の落書きを書く為に行ってたようなもんなんですよ。和田誠さんは一週間の時間割のとこに全員の先生たちの似顔絵を描いたりさ。でも多摩美の学生たちはそういうのをもともと持っていて、落書き用につくったノートなんか見るとすごく魅力的で、落書きが大事だってことをみんな知ってるから、そういうようなことになってきたんだねえ。スケッチも大事に描いたりしてて。「私の財産はこれ」ってそのノートをすっと出してね。それは魅力的だよね。ということはそれは落書きではなくて、アイデアスケッチノートになってるんですよね。日記帳なんですね、絵日記なんですね。ぼくもそういう風に考えて絵日記なんかしてますよ。で、日本の漫画を研究している須山計一という人がさ、日本の落書きの始まりは原始絵画だといわれているけど、法隆寺の天井に描いてある落書きがあったんですよ。それは宮大工さんたちが来て、まずは自分の名前がないから名前を書いて。で、落書(らくしょ)といってさ、描く場所がないから昔京都の欄干(てすり)のところが需要で、後ろの柱とかに描いてある。そういうとこに残そうとした。欲望があってもなっくても。それはなんなのかなあ、と思うと、それは自分の送るメッセージだったわけだね。「こんないいことがあったよー」「こんなことがあったよー」という。見てもらえないんだけども、見てもらいたいんですよ。そういうような複雑な気持ちがあってさ。

──やっぱり誰かに言いたいというのが出てるんですかね?
 そうそうそう。いつもそういうのがある。それとは別に、ただ自分の手がオートマティックに動いて描いたものもあるわけですよ。それはね、やっぱり、記号的・文様的なものになっていくんですよ。文様って言うのは、火焔土器とか縄文時代の縄文土器とかね、いろんな文様があるんですよね。あーゆうものとまた二つに意味が分裂していくんですね。でね、みんなが手を動かしてこうやって(と、縦横に三、四本ずつ線を格子状につなげていく)描いてるのは、もう模様だよね。

──一見意味不明な図形ですね。
 ま、意味不明でもさ、模様なんだけど、これもひとつのさ、記号でもあるのね。メッセージのような。分かり易いのではなく意図的なね。だから縄文てね、縄の模様でしょ。いつの間にかその模様は、縄文時代を象徴する模様になったりしてるんだよね。それが記号だったりシンボルだったり。そういうものが大事だっってことをみんなわかり始めてきたわけだよね。

──落書きといっても絵と文字があるんですけど、文字の方がメッセージ性が高いんでしょうか?
 落書きにはもっといっぱい種類があるでしょう。大きく分けて、メッセージのあるものと、模様とさ、文字ですよね。なぐり書きっていってさ、ずーっと(強くペンを行ったり来たりさせて)描いてるのもある、それはその振動が気持ちいいからなんですよ。いつの間にかこうして真っ黒にしている。精神病の人たちは、こういうの納得いくまでやるよね。周りから「もう止めろ」って言われても、本人はずっとやるの。でもそれはすごく魅力的なの。ねっ。で、何度もこうしてると今度は怨念が出てくるんですよ。マチエールも一つの表情だけど、表情が生まれてくる。ひたすらやるの。これ(模様)よりは強烈なメッセージがあるんだよ。だからね、アウトサイダーの人たちが描くものはこういうのが多いの。「止めろ」って言われても「やだ」って。筋肉が振動することに陶酔していくんですよね。貧乏ゆすりに近いかもしれない。
で、その次は人間も猿もゴリラも○(丸)を描いていったんですよ。ところが人間は○の中に点を描いていった。「これは人だ」って。動物学者いわくゴリラはこれが出来なかったらしいんだよね。人間はそこから始まったんですよね。人類の初めの絵から現在の絵まであって、人間が生まれてから死ぬ までもすごく似てるの、絵の成長が。縄文時代のもっと前から人類の描く絵っていうのは進展の仕方がすごく似てる。今描いた人間、ここからメッセージが生まれてくるの。「これはお父さん、これはお母さん」とかね。それがだんだん言葉になっていく。だから人間のもう一つの言葉なんだよね。小さい頃の娘の落書きをまとめた本をつくったんですよ。人類の始め、人間の始めがあって、その始まりはどういうふうに芸術的に活用されて、どういうふうに成長してきたかってことを自分の中で忘れないようにまとめておくために、その本をつくったんですよ。

──やっぱり○(まる)から描き始めるんですね。
 そうそうそう。人類全員がね。君たちのらくがきをとっておくと、その成長過程がわかるんだけども、親はさ、とっといてくれないもんね。それは幼稚園の絵は入れないことに決めてあるんだけど、幼稚園の絵はさ、先生の意志が入るんですよ「はい、これ描きなさい」「こう描きなさい」ってね。ピュアな人間の成長にはなりえないもんだと。幼稚園の先生達の考える記録に近いもの。ディレクターは幼稚園の先生だなあ、って思っていたんですよ。で、本人が自らの意志でさ、絵を描きたいと思ってコミュニケーションつくったときの絵が重要だなあと思っているんですね。で、一番最初描いたなぐり描きがあって、次に○を描いて、人間を描いて、一番近い家族を描いて、動物園とか身近なものを描いて、その後にだんだん文字を覚え始めて文字と絵とが重ね合って。そこには、その子の幻想が描かれてきて、作り話が生まれてきて、脳が成長していって、それから徐々に幼稚園・小学校に入っていくというプロセスですよ。絵の中に見立てというのが生まれてくる。例えば木の中に4人のお友達がいて、〜ちゃんと木の中で遊んで、その子一人一人の名前が書いてあって、こういう風に一日を遊んで、楽しかったんだよー、ということを描いて。そういうプロセスがさ、人間にとって一番大事なコミュニケーションの方法なんですね。言葉と同じように。そこで文字が書いてあるのは、文字を書きながら文章を覚えていく。それは分けることで絵の中にもう一つの空間があるんだということの概念が生まれてきてる。言葉とイラストレーションの関係が出来ていくんですね。そういうのは全員がやり始めることなんですよ。そうして脳の成長が出来ていくということなんですね。こういう絵が面 白いんだということを、近代美術の人たちがとりあげていくんですよ、レジェだとかさ。で、ぼくが影響を受けたのがゲラロフ・シュタイナー、『線画の世界』の作家が「人が持つもう一つの言葉」と言っていること。この本教材に使おうと思って。そういう人たちの歴史があってグラフィティのアーティストたちが生まれてくるんですよ。原始的なコミュニケーションのねえ。人類の始まりも同じようにしていくんだよねえ。もうちょっと、みんなとは違うプロセスを踏むんだろうけども、ま、本当に類似した形を生むんだなあということですよ。で、人間て難しい一点透視図とか描けないからさ、全部平面 的なものから始まっていくんですよ。そこに斜め35。とか45。とかパースが生まれてきて、回転したりしていくわけ。みんなも描けないんだよねえ。中島祥文先生がさ、「みんなラフスケッチが描けないんだよー」って言うんですよ。「だってそれはさ、描けないです。みんな見て描こうとするから」それはみんな落書きじゃなくって略画を研究すれば良いんですよ。言葉を組み立てるように絵を組み立てていく。「家ってどう描くの?」「まず箱があって、屋根があって、玄関があって・・・」てね。でこれは結構、知能が要るんですよ。知識があれば見なくても描けるんですよ。それで落書きはどんどん発達していって、コミュニケーションができるようになる。落書きは自由だなんて言うけど、自由じゃないからね。

──実際出来上がる絵は、そんなに自由ではない?
 そうですよ。





──落書きは犯罪だと先ほどおっしゃいましたが。  
  落書きって厳しいところは犯罪なんですよ。犯罪法のルールに反している。汚すからしてはいけないと。じゃあ、汚すって一体何なのかと。車だって道路汚してるじゃないかと。あれも犯罪だと。ゴミ捨てるのもおしっこするのも犯罪。難しいんですよ。ぼくが落書きのことを考えてたときには、ただロマンチックに考えていかないで、もう少し、法律や倫理の側面 からとか、様々な側面から考えられるよね。

──犯罪だと知りながらやる人もいますよね。  
  知能犯の人いるね。でもそれも、何かコミュニケーションする目的があるわけじゃなくてさ、犯罪をクリアする為にっていう、別 の快楽があってやる子たちもいるから。ぼくたちはそういうの許さないよね。「造形的によくない!」って。「現代美術的にもダメだ!」とかってさ。

──先生が海外に行かれてグラフィティ、壁などの落書きなどを授業の中でレクチャーされていましたが、やはり日本の落書きとは違いますか?  
  あー、そうね。違うと思いますね。日本よりもレベルが高いものもありますし。日本のグラフィティはさ、落書きのものでレベルの高いものといえば、野外広告でビルボードみたいな形で絵を描いたりするのが、シャッターに描いたりするのがあるでしょう。そういうのはさ、落書きではないよね。意図的にやっているから。落書きというのはもともと、そうでないところに意味があって。

──落書きとアートの境目や、落書きとイラストレーションの境目などがありますが、そこは面 白くありつつも難しいなと思うんですが。  
  いや、それはぼくもそう思うよ。うん。でもさ、落書きがアートになったのはさ、落書きという領域があって、アートという領域があって。その二つが重なった部分がさ、実はアートなのかグラフィティなのか、その重なった部分は何なのか、ということだよね。

──ちゃんと描いても落書きに見える場合もありますよね?  
  そうそうそう。もうすっごいリアルに描いてあるのも落書きだよねえ?「ぼくはリアルにやるんだあ!」って言っても。

──それは落書きなんでしょうか。
 だから落書きの規定をどうするのかだねえ。例えば「落書きというのは、一つ目は、誰にも見られないんだけど描いちゃいけないところに描く絵。次にはそうではなくて、壁に描いてあるのも広領域に考えれば落書きと言われる可能性もある。それが今度はアートに行った場合はさ、アートの中に活躍する落書きというものがあると。しかし落書きのスタートはこうなんだと、それが発展した形とかって、幾つか分類してみてね、考えてみると良いと思うんだよね。で、ぼくたちは落書きのことを「らくがき」というけれども、「らくしょ」という読み方もあって、つまり「落ちて書く」っていうことはどういうことに元々意味があったのかなあとかも調べ上げていって。で現代にはそれが発達していって子供の絵も落書きと言えるんだと、いう風に規定することもできるよね。美術館に並んだ絵は落書きとはいわないかもしれない。「ピカソの絵は落書きなのか?」とかね。どのあたりから誰が影響を与えたのかとか。どこから見るかってことも大事だね。で、ぼくがこれ(グラフィティイラストレーション展)選んだものはさ、ここにあるものは落書きなのか落書きでないのか、問題があると思っているんですよ。しかしぼくはイラストレーションの中に落書き的要素がどのように使われてきたかということに興味があるので、落書き的要素を選んだ。例えば漫画的・キャラクター的要素、原始絵画要素、描き込まない、途中で終わったような要素、アメリカのコミックを使って描いているようなもの、壁に丁寧に文字が書いてある絵だって落書きと呼ばれる可能性もあると。でそういうことを考えていくと、ノートの端っこに描いた絵も落書きと言う。これら全部を取り上げてみようと、いうことで取り上げただけなんですよ。わからないから。しかし見ている位 置はイラストレーションで、ヴィジュアルコミュニケーションする絵という位置づけで、何をコミュニケーションするかということを問われる。ぼくはイラストレーションについて大学生のときから研究していて、論文・レポート書いたりしてたんですけど、ユーモアと風刺のイラストレーションの研究をね。どんどん研究してどんどん分からなくなって、さらにどんどん研究して、いつまでもわからなくて、で自分でイラストレーション描き始めてポスターつくったりして、でもわからなくて。それでいつの間にか52歳になったんですけど、52年間考えてもちっとも解決できてない。やってもやってもわからないんだけど、どんな人よりも分かってしまった。それでいつの間にか審査200回も頼まれたり、講演料もらえたり。知るってすごいことだなあ、とつくづく思ったりね。ぼくはなぜ線に興味を持ったかというとさ、線を一本A点からB点まで引きましたと。たかが一本の線だけれども、ここに生命が宿るということがさ、ぼくは魅力を感じるわけですよ。それが複雑に調子をつけなくっても、人間の形をしたシルエットがさ、人間らしくなってくわけ。この一本の線が魅力的か魅力的でないかというのをぼくはすごく大事に考えてるわけ。これが、オリジナリティがないと、やはり一本の線で評価は得られないし、生活も出来なくなってくるよね。良い線を引きたいなっていつも思ってる。誰のも真似なくて、生命力のある線を引きたいと。魅力のある線を引きたいんだと、いう風にぼくはいつも思ってるんですよ。で、そういうときにいろんな線を引いて。やっぱりぼくは書道でいえば会津八一の線が、太くて、「良い線だなあ」とぼくの心にぐっとくるわけ。線がコミュニケーションする。ある先生がね、ぼくの線を「運河のような線だ」っていうんですよ。「良い引用だなあ」と思って喜んだりして。それは何故かっていうと、運河っていうのは淀みなく流れるから。ぼくは抑揚のある線はあんまり好きじゃないんですよ。だからといって、こうセメントで固めたようなさ、ロットリングやらコンピューターの真っ直ぐな線はぼくはあんまり好きじゃないんですよ。それは何故かっていうと人間の息吹が感じられないから。一本調子なんだけれども、でも生命の息吹が感じられるような勢いのある線は魅力的だなあって。そこが大事だと思ってるから、「どうしてこの人はこういう線を引いたのだろう?」と研究して、「どうしたらこういう線が描けるんだろう?」って考えてて。で道具も重要だから自分でつくりあげたりして、自分で使う道具を考えるんですよね。それ大事だと思うんですよ。で和田誠の描くロットリングの線はさ、もう見た途端に「あー和田誠だ」とかさ、「あー安西水丸だー。ぼくは安西水丸や和田誠のまねになるのは嫌だー」ってなるしねえ。割り箸を削った先にインクをつけて線を引くとさ、馬場のぼるさんの絵になっちゃうしさ。フェルトのマジックみたいな線は、汚らしいんだけど素敵な、湯村輝彦の線になっちゃうしさ。「ぼくはぼくの線を引かなきゃあ」とかね。そう思ったんです。

──匿名性というのは落書きの需要なポイントなのかなと思うんですけど、名前が出た途端に落書きではなくなるのでしょうか?  
落書きという一点に絞っていくとね、非常に限定してくると思うんだ。もうどんどんキュウーッとしてきてさ。匿名性ということをよんだら、匿名性ではないものは全部排除されるわけでしょ?そうするともう、本当に少なくなるよね。ぐんと少なくなってって。ノうん、そうだね、そうしたら匿名性が重要だって言って。1968年にフランスの五月革命というのがあってさ、政治に反対する為のメッセージをポスターにして送ったんですよ。それは匿名性で、誰が描いたかわからないように。シルクスクリーンで一色でバッと刷ってさ、壁に貼ってったの。それは落書きなのか落書きでないのかということになってくね、匿名性だとね。匿名性ということで絞ったときには、匿名性だけど意志があるものものも、かなり多くあるということだよね。

──今回わたしたちはらくがきを「コミュニケーション・ツール」としてとらえ、その種類を図にしてみたのですが。 コミュニケーションの形でしょ?グラフィティには第1次、第2次、第3次、第4次があるとぼくは思うんですよ。で、第1次のものが「描きたい」という欲望。第2次は、「少しの人に描きたい」。第3次が、「もっと知りたい」。第4次がマスメディアに向けていく。そこからアーティストやイラストレーターたちが表現としてとっていった気がするなあ、と。

──あと、らくがきの目的は何があるか出してみたんです。コミュニケーション、発散、マーキング、記録というところかなあと。  うん、その通りよ。発散が結構重要なんだよね。表現のねえ、一番最初の重要な基本部分は発散ですからね。自分がなぜ表現したいのかと。それは『言わずにはいられない言葉』『自分の中に止めておいてはいられない言葉』ですね。それにカタルシスがあるんだということ。快感があるということ。出すことによって。この二局が大事。

──その発散は、出すことだけに快感があって、人に見られなくてもいいということなのでしょうか?  
  もう他人なんてどうでもいいの。『自分の中に抑えきれない!言わなきゃ!』なんていうゴシップもそうでしょ。伝えたいがために事実をデフォルメしたりさ。それが徐々に文学に変わっていったり、あるときは美術に変わっていったり、あるときは身体表現になっていったりしてく。「こんなすごいことがあったんだよ」ということを伝えていく。でも伝えるときには気分がいいんですよ。もう放出するから。抑えられない気持ち、これがないとダメなんですよ。

──人に伝わったときがきもちいい?  
  そういうのもあるけど違うんですよ。まず『人に言った』ということが気持ちいいんですよ。カウンセリングだってそうでしょ。今の地震でも、みんなケアしてる人たちは、何があったの?って聞いて、始めは何も言わず黙ってるんだけど、あるときは堰を切ったようにしゃべりまくる。言うと、心のわだかまりがパーッと消えたりさ。

──それを描くことに置き換えると、描くことに気持ち良さを感じるんですね。  
  そう、表現したことが気持ちいい。そこにカタルシスがある。歌を歌う人は歌うことに、踊る人は踊ることに。相手にコミュニケーションできたことではないんですよ。もっと原始的なもの。そこが大事なの。そこで我々が表現者を理解しないと問題が起きるわけですよ。

──もっとも原始的な根っこの部分は発散で、そこから派生したものがコミュニケーションなんですか?  
  あ、良いこと言うね。レベルアップするとさ、人に伝えたいというすごい欲望があるんですよ。一番最初にね。『言いたい言いたい』っていう。表現したい欲望があるの。そして欲望を吐き出すと、すごい快感が待ってるということなんですよ。その次にコミュニケーションが生まれるわけですよ。それから、こどもたちが絵をかくでしょ、絵で描いてると遅いから言葉で言い始める。言葉でもしゃべるんだけど言葉も幼稚だから、手でも表現してるわけ。使えるもの全部使うの。でもそれでも伝わらないってなると今度は歌でも歌わないとしょうがないって歌い始める。『伝えたい』んですよ。コミュニケーションて双方向のものだと思うでしょ?一方方向なんです、始めは。よく双方向の〜なんて言ってるけどさ、インターネットなんて一方通 行だもんねえ。たまたまどれかが心に響いたら答えをダーッと出すだけでさ。手紙だとさ、これは一方方向で出すんだと決めれば良いんだけどさ、「返ってくる」と思ってるからみんなトラブルが起きるんだよ。「送ったのに返ってこない」なんて、「送ったあなたが見返りがあると思い込んでるからイライラするんでしょう」っていうこと。本当はしゃべりたいんでしょう?だったらがんがん送れば良いんですよ。そうすればねえ、喧嘩にならないよ。見返りを期待するからね、喧嘩になるんですよ。

──意識して意図的にかくものと、無意識に記号的にかくものがありますよね?でもこの記号とかにも実は意識はあってメッセージ性はあるんでしょうか?  
  そうなんですよ、それがね、図像と文様の境なんですよ。これはすごく重要なの。両方ともすごく大事なの。で文様が、テキスタイルとか繰り返しになっていく。ところが図像の方は繰り返しがない。ま、それはまた後で。奥深い問題になるからさ。どうせやるなら、いっぱいある中から一つに絞ってやった方がいいかもしれないね。人間はあらゆるものにメッセージがあると思ってしまうよね。ぼくは質感にすらメッセージ性があると思っているんですけど、メッセージの違いなんだなあ、というふうに思っていて、『メッセージはどういうものか』っていうね。

──メッセージがないものはないんですかね?  
  ないんですよ。

──何かしらやっぱりあるんですね。  
  あるんですよ。目にするものはみんなメッセージだと思って。でもそれは言葉にならないメッセージっていっぱいあるんです。音もそうだもんねえ。ある有名な人がいっているんですけど、「階段をあがる足音『カツンカツンカツン』という音でさえ、これが誰の足音かがわかって、その足音で心が揺れる」というんですよ。それが音の喜びだっていうんだよ。『絵画は沈黙の声だ』なんてグッとくるよねえ。過去天才たちがいっぱい言っててさ、覚えきれないくらい良いことを言ってるんだけど。「らくがきは沈黙の声」ノなのかなあ?いや「もう一つの言葉」の方がいいよねえ。「人間のもう一つのことば」と、ぼくは言ってます。「沈黙の声」なんて格好良すぎるよね。


Niigata Chuetsu Earthquake Poster Design Support Project,Start,Tama Art University

多摩美術大学にて「新潟県中越地震ポスターデザイン支援プロジェクト」を立ち上げる  (update 050107 kaw)

2004年10月23日17時56分ごろ、新潟県中越地方を震源とする震度6強の新潟県中越地震が発生した。
「新潟県中越地震ポスターデザイン支援プロジェクト」 は、 災害支援においてデザイナーのできることは何かということから、
ポスターの力を使い災害を忘れず記録することを目的にスタートした。
結果、徐々にポスター作品が集ってきた。2004年12月3日に多摩美術大学の講評会で、支援ポスターの発表を行なった。それは学生たちの自主的なものであり、イラストレーションポスターで各自のメッセージを表現したものとなった。この活動は諦めずに長期的に展開をしていこうと計画している。
イラストレーションは、心に描かれた作者のことばにできないメッセージのビジュアルコミュニケーションである。この記録は、客観的なことばやドキュメント写 真とは異なり、イラストレーションにしかできない内面的なイメージ表現である。だからこそ主観的な趣があり、それが魅力となっている。
学生作品の、写真左の作品は、積み木が崩れるように表現されているし、中央の作品は、大地が崩れ落ちるような恐怖感を感じ、右作品は、切り絵の手法を使い人が助けを求めているビジュアルとなっている。


     
「新潟県中越地震ポスターデザイン
支援プロジェクト」学生作品
講評会風景



     

(update 050512 ka)



     

(update 050512 ka)




[An interview about Akiyama's "Rakugaki" appeared on the magazine which a student issued.]
[
学生が制作した「ラクガキワールドマガジン・アーチン」のインタビューを受ける
]

Interview about Rakugaki, "Rakugaki World Magazine e:chin"

06.Jan.2005 issue (Tama Art University,Editorial Design class)

学生が課題で制作した雑誌「ラクガキワールドマガジン・アーチン」
「らくがき」について、秋山のインタビューが掲載
されました。

2005年1月6日発行(多摩美術大学グラフィックデザイン学科・エディトリアルデザイン1)

小泉弘先生の授業による、2004年度後期グループ制作「雑誌創刊」の課題ででき上がった雑誌です。

編集・制作・発行:多摩美術大学グラフィックデザイン学科・エディトリアルデザイン1
ラクガキワールドマガジン・アーチン・創刊号
発行:2005年1月6日

「アーチン」制作メンバー

多摩美術大学グラフィックデザイン学科・エディトリアルデザイン1・生徒
大野悟
鬼島明日香
坂本朝香
鈴木聡子
幡地奈津子
古屋純
山元可奈子

タイトル:人間には「伝えたい」というすごい欲望がある。秋山孝   (update 050204 kawa)

Rakugaki World Magazine e:chin・表紙
特別インタビュー・秋山孝
P11,P12-P13)

Rakugaki World Magazine e:chin,P12-P13
Rakugaki World Magazine e:chin,P14-P15
Rakugaki World Magazine e:chin,P16-P17


[Twelve Illustration Studies documents were arranged in one]
[
研究書・Illustration Studies の12冊をまとめて合本を制作しました
]

"Illustration Studies Tama Art University 1-12"

15.Jan.2005 issue

合本「Illustration Studies Tama Art University 1-12」が完成しました。
2005年1月15日発行   (update 050121 kawa)

Illustration Studies Tama Art University 1-12

合本Illustration Studies にあたって  秋山 孝 多摩美術大学教授

多摩美術大学イラストレーションスタディーズも1998年からはじめてちょうど7年が過ぎた。20世紀から21世紀にまたがりイラストレーション学の確立のために地道にやってきた。第1号は、「イラストレーションとはなにか」という当たり前の疑問から始まった。当たり前の問いなのだが、今までたいした規定はなく、今回の20世紀の証言としての問いは、その時代で活躍したイラストレーターだけあってみごとな回答であった。フィンランドのポスターの父と呼ばれるタパニ・アルトマは、「イラストレーションは、思想の小川のようなものだ。それはやがて、海になる。」とデザインにおけるイラストレーションの役割とその根源的な表現の源を見つけだしている。このほかの表現者たちも独自な視点に立つ考えを語った。それは、21世紀に向かうイラストレーションの羅針盤のようであった。
この合本は、研究、創作の両輪を表現者が自ら実行する難問をこなしているが、来たる時代の理想として考えている。イラストレーションはもう一つの美術のような位 置付けではあるが、サブカルチャー的な魅力も兼ね備えている。いかにも多摩美術大学から生まれたユニークな学問であるように思える。
また、研究書としての役割、学生作品のアーカイブ、ファカルティディベロップメントとしての役割をみることができる。それもこの研究のスタイルとして大切にしている。イラストレーションが社会にどのような役割りをしているか、また貢献しているかについても大切にしている。さらに表現者としての魅力をも見つけだしたい。それは、ひとえに新たなメディアで活躍する視覚芸術としての価値づけをしなければならない。
第1回めの合本として、1号から12号までまとめてみた。今後このイラストレーションスタディースが継続し学問として、未来の表現者と研究者に貢献することを願うのである。
(2004.11.10)

Illustration Studies Tama Art University 1-12 総目次

第1巻 Illustration Studies・共同研究報告書・1999年3月30日発行

イラストレーション学の確立 / 秋山 孝 1--2
インタビュー「イラストレーションとは何か」 / 秋山 孝
タパニ・アルトマ 1--4
カリ・ピッポ  1--5
フィン・ニュゴー 1--6 
アラン・ル・ケルネ 1--7
ニクラウス・トロクスラー 1--8
メルク・インボーデン 1--9
フランチェスク・スタロヴェイスキ 1--10
ヴァルデマル・シュヴェイジ 1--11
レフ・マエフスキ 1--12
ヴィエスワフ・ロソハ 1--13
フランコ・バラン 1--14
ラニー・ソマーズ 1--15
U.G.サトー 1--16
日本のイラストレーションについて/ 大迫 修三 1--17
イラストレーションとは何か / 松浦 昇 1--18
イラストレーション学の確立 / 秋山 孝 1--19
奥付け 1--23
第2巻 llustration Studies -2・研究書・2000年7月1日発行

まえがき / 秋山 孝 2-- 3
世界のイラストレーション / 秋山 孝 2-- 4
世界イラストレーター年表 / 秋山 孝 2-- 6
合同ゼミ(東京工芸大学・多摩美術大学 ) / 秋山 孝 2--10
特別講義 「イラストレーション学の確立」と座談会/ 若尾真一郎 / 秋山孝 /
藤掛正邦 2--11
グラフィックデザイン学原論講義レジュメ / 秋山 孝 2--18
多摩美術大学のイラストレーターを中心とした流れ / 秋山 孝 2--20
プリミティブ・イラストレーション / 末房志野 2--24
イラストレーションにおける 技術、材料 年表 / 末房志野 2--29
制作作品、作家 年表 / 末房志野 2--31
イラストレーションプロジェクト活動記録 2--34
奥付け 2--35

第3巻 llustration Studies -3・作品集 ・2001年4月10日発行

Illustration Studies-3 について / 秋山 孝 3--3
2000年度 コンセプチュアル・イラストレーションクラス3年生
Dictionary of visual Language A to Z 3--4
2000年度 表現デザインクラス3年生
Message Illustration Poster 3--13
LIST(コンセプチュアル・イラストレーションクラス3年生、
表現デザインクラス3年生) 3--18
Illustration Studies を中心とした記録、 奥付け 3--19
第4巻 llustration Studies -4 ・ 研究書・2000年7月1日発行

まえがき / 秋山 孝 4--3
インタビュー「イラストレーションとは何か」 / 秋山 孝  
シーモア・クワスト 4--4
カレル・ミュゼック 4--05
ピオトロ・ムドゼニエッツ 4--06
フィリップ・ワイズベッカー 4--07
広告におけるユーモアイラストレーション表現の力 / 秋山 孝 4--08
久里洋二のイラストレーション表現 / 秋山 孝 4--11
プリミティブな表現について / 末房志野 4--13
世界のポスタービエンナーレについて / 甲賀正彦 4--17
多摩美術大学 生涯学習プログラム「新しいイラストレーション入門」
イラストレーションとは何か / 秋山 孝 4--21
基礎デッサンについて / 秋山 孝 4--22
リアルイラストレーションについて / 末房志野 4--24
細密描写制作プロセス / 秋山 孝 4--25
シルクスクリーンによるポスター / 秋山 孝 4--26
シルクスクリーンによるイラストレーション / 秋山 孝 4--28
フランスを中心としたイラストレーター年表 / 秋山 孝 4--30
ポーランド グラフィックデザイナー年表 / 秋山 孝 4--32
著者紹介、奥付け 4--35

第5巻 Desssin (llustration Studies -5) ・ テキスト・参考作品
2002年4月10日発行


年間課題表1年、2年、指導スタッフ 5--2
はじめに / 秋山 孝 5--3
基礎デッサンについて / 秋山 孝 5--4
基礎デッサン課題年表 5--6
基礎造形 I (1年)前期課題 1-01 〜 1-13 5--7
後期描写技法研究 1-14 〜 1-18 5--20
基礎デザイン I (2年)前期課題 2-01 〜 2-13 5--25
後期表現様式研究 2-14 〜 2-18 5--38
参考文献、奥付け 5--43
第6巻 llustration Studies -6・作品集 ・2002年4月10日発行

イラストレーションクラス 3年生顔写真、表現デザインクラス 3年生名簿 6--2
Illustration Studies-6 について / 秋山 孝 6--3
2001年度 コンセプチュアル・イラストレーションクラス 3年生
Dictionary of visual Language A to Z 6--4
2001年度 立体イラストレーションクラス 3年生
Robot 6--12
2001年度 表現デザインクラス 3年生
Message Illustration Poster 6--14
出版物 1977〜2001、POTER 1977〜2001 6--18
Illustration Studies を中心とした記録、奥付け 6--19

第7巻 llustration Studies -7・研究書・2003年1月10日発行

まえがき / 秋山 孝 7--3
秋山孝の立体イラストレーション考 / 秋山 孝 7--4
ワイヤー造形によるビジュアルコミュニケーションの研究と表現 / 藤掛正邦 7--8
看板・ファサードにみるイラストレーション観 / 官能右泰 7--12
立体イラストレーションについて / 甲賀正彦 7--15
アニメーションの動きの考察 / 大河原一樹 7--18
プリミティブイラストレーション / 末房志野 7--21
インタラクティブ・イラストレーション / 宮 潤子 7--25
らくがきの魅力 / 大塚 藍 7--28
多摩美術大学 生涯学習プログラム
「イラストレーション ― 世界でたった1册の本」 / 末房志野 7--31
多摩美術大学 生涯学習プログラム
「シルクスクリーン・イラストレーション」 / 近藤憲昭 7--33
著者紹介、奥付け  7--35
第8巻 llustration Studies -8・作品集 ・2003年4月1日発行

イラストレーション AIクラス3年生、秋山孝、藤掛正邦 顔写真 8--2
Illustration Studies-8 について / 秋山 孝 8--3
2002年度 コンセプチュアル・イラストレーションクラス3年生
Dictionary of visual Language A to Z 8--4
2002年度 立体イラストレーションクラス 3年生
Robot 8--13
2002年度 表現デザインクラス3年生
Message Illustration Poster 8--16
表現デザインクラス3年生名簿 8--21
大学院美術研究科デザイン専攻 グラフィックデザイン領域 
表現デザイン・イラストレーション
昆虫とパッケージデザインの関係 / 井上 晋輔 8--22
幸せのデザイン / 山田 かおり 8--22
Illustration Studies を中心とした記録、Posters、奥付け 8--23

第9巻 Desssin (llustration Studies -9) ・ テキスト・参考作品
2002年4月10日発行


Dessin・課題スケジュール1年、2年 9--2
はじめに / 秋山 孝 9--3
基礎デッサンについて / 秋山 孝 9--4
基礎デッサン課題年表 9--6
基礎造形 I (1年)前期課題 1-01 〜 1-13 9--7
後期描写技法研究 1-14 〜 1-18 9--20
基礎デザイン I (2年)前期課題 2-01 〜 2-13 9--25
後期表現様式研究 2-14 〜 2-18 9--38
指導教員、奥付け 9--43
第10巻 llustration Studies -10・研究書・2004年3月7日発行

まえがき・llustration Studies 10 発行にあたって / 秋山 孝 10--3
Preface・About Illustration Studies -10 / AKIYAMA Takashi
中国のイラストレーションポスター / 呉 藝華 10--4
Chinese Illustration Poster / WU Yihua
参考資料 - 1 中華人民共和国 建国 年表 10--7
Data - 1 参考資料 - 2 中華人民共和国 文化大革命 年表 10--8
Data - 2 イギリスのイラストレーション / 秋山 孝 10--10
English illustration( to begin from the message of the satire) / AKIYAMA Takashi
参考資料 イギリスのイラストレーター 10--15
Data - English Illustrators イギリスのイラストレーター年表 / 秋山 孝 10--18
Chronological table of English illustratiors history / AKIYAMA Takashi
立体メディアのイラストレーション / 甲賀正彦 10--20       
Consideration about illustration in the three-dimensional media / KOGA Masahiko
情景とイラストレーション 〜 世界の洞窟壁画や岩壁画から / 末房志野 10--23
Scene and Illustration  ̄ cave art and rock art in the world / SUEFUSA Shino
御法川哲郎のシュールレアリスムイラストレーションについて/ 御法川哲郎 10--27
Tetsuro Minorikawa`s surrealism illustration / MINORIKAWA Tetsuro
BUS広告に観るイラストレーション / 官能右泰 10--29
Advertising illustration for wrapping bus / KANNOU Sukeyasu
イラストレーション集グレートキャラクターについて / 秋山 孝 10--30
About The Great Characters / AKIYAMA Takashi
多摩美術大学生涯学習講座 Tama Art University lifelong learning program 
「イラストレーション事始め・一枚だけのポスター」 / 末房志野 10--31
"The ABC of Illustration・ my poster" / SUEFUSA Shino
「続・事始めイラストレーション事始め・カレンダーのイラストレーション」
/ 末房志野 10--32
"The ABC of Illustration・ Illustration in calendar" / SUEFUSA Shino
日本デザイン学会50周年記念大会「生きのこるデザイン教育」/ 秋山 孝 10--33
Japanese Society for the Science of Design
活動記録 10--34
History・Illustration Studies Project
Profiles著者紹介・奥つけ 10--35

第11巻 llustration Studies -11・作品集 ・2004年4月1日発行

表現デザイン3年生、秋山孝、藤掛正邦、御法川哲郎 顔写真 11--2
Illustration Studies-11 について / 秋山 孝 11--4
2003年度 コンセプチュアル・イラストレーションクラス3年生
Dictionary of visual Language A to Z 11--5
2003年度 立体イラストレーションクラス 3年生 Robot 11--19
2003年度 表現デザインクラス3年生
Message Illustration Poster 11--23
大学院美術研究科 博士前期(修士)課程 デザイン専攻 グラフィックデザイン領域・
イラストレーション学 研究 1 年生
漫狂庵〜宿谷卓司妖怪絵図〜 / 宿谷 卓司 11--30
文学イラストレーション / 當麻 ゆき子 11--30
文字を扱ったイラストレーション(表意文字イラストレーション)/ 高橋 庸平 11--31
イラストレーション スタディーズ・スチューデント会議 2003
「なぜ、イラストレーションを描くのか!?」(オープンキャンパス) 11--31
シュールレアリスムイラストレーション展 11--32
学生作品交流展・上海応用技術学院・多摩美術大学 11--34
Illustration Studies Posters1997-2003、奥付け 11--35
第12巻 Desssin (llustration Studies -12) ・ テキスト・参考作品
2004年4月1日発行


Dessin・課題スケジュール1年、2年 12--2
はじめに / 秋山 孝 12--3
基礎デッサンについて / 秋山 孝 12--4
基礎デッサン課題年表 12--6
基礎造形 I (1年)前期課題 1-01 〜 1-13 12--7
後期描写技法研究 1-14 〜 1-18 12--20
基礎デザイン I (2年)前期課題 2-01 〜 2-13 12--25
後期表現様式研究 2-14 〜 2-18 12--38
指導教員、引用図版、奥付け 12--43


[Akiyama served as the instructor of "Demae Art University" by Almni Association of Tama Art University in Shibuya-ku Honmachi elementary school, and that work announcement society was held.]
[渋谷区立本町小学校にて多摩美術大学校友会による「出前アート大学」の講師を秋山が務め、その作品お披露目会を行ないました]


Workshop,"Demae Art University" The work was announced.
21.Sep.2004 (Shibuya,Honmachi elementary school)

「出前アート大学」完成お披露目会

2004年9月21日(渋谷・渋谷区立本町(ほんまち)小学校)    (update 041112 kaw)

「渋谷の自然」をテーマに、こどもたちがそれぞれにカッティングシートを使って切り絵を作りました。その中から秋山が10作品を選び体育館の大きな壁面 を飾りました。壁面の作業は、M中川ケミカル(協賛企業)に依頼しました。こどもは、デザインという分業の一部を担うことにより、一人ではなしえないスケールの大きな作品へと展開していく工程を体験できます。その実感のために、関係者を含めてお披露目を行いました。

「出前アート大学」とは?
学校法人多摩美術大学の卒業生・修了生で構成される多摩美術大学校友会(会長:鶴見雅夫、会員数29,000名)は、文化的に豊かな未来と、その未来を支えるこどもたちの健全な育成のために、出張型授業を提供する「出前アート大学」を開校しました。 美術大学の校友会という独自の文化的資源とネットワークを活かし、「アートの楽しさと感動」をテーマに、第一線で活躍するクリエーターを講師にむかえ全国の教室に授業を届けています。

第1回「出前アート大学」授業内容
 対象:小学4〜6年生の30名(小学1年生・3年生も含む)
 開催:2004年7月26日(月)・27日(火)14:00〜16:00
 講師:秋山 孝(イラストレーター)
 内容:「みんなの体育館を絵でかざろう」


     
本町小学校・体育館
子どもたちが作った作品
     


[Akiyama served as the instructor of "Demae Art University" by Almni Association of Tama Art University in Shibuya-ku Honmachi elementary school]
[渋谷区立本町小学校にて多摩美術大学校友会による「出前アート大学」の講師を秋山が務めました]


Workshop,"Demae Art University"
26-27.Jul.2004 (Shibuya,Honmachi elementary school)

「 第1回出前アート大学講師

2004年7月26日・27日(渋谷・渋谷区立本町(ほんまち)小学校)    (update 050125 kaw)

多摩美術大学校友会会報「アルティ」に「 第1回出前アート大学の内容が紹介されました。

多摩美術大学校友会会報「アルティ」No.10・表紙

■「小さなイラストレーションと大きな壁画」第1回出前アート大学(秋山孝・イラストレーター、多摩美術大学教授)
 そば屋さんのようなネーミング、「出前アート大学」を渋谷・本町小学校で行いました。子供たちが描いた小さなイラストレーションが、小学校の体育館の大きな壁面 を飾るという、小さくて大きな企画です。「渋谷の自然」というエコロジカルなテーマで子供たちが描いた絵は、プロセスを経て、デザインという手品によって美しい壁画となりました。これは、小学校の授業では実現不可能な、小さくて大きな授業です。子供たちにここで勉強してもらいたいことは、みんなが描いたイラストレーションが、専門家の力を借りると、自分だけでは想像できないほどの力が発揮され、目を見張るほどの名作が目の前に現れるということです。この「驚き」をポイントとして、「第1回出前アート大学」の授業を試みました。
 その「驚き」とは何か。1.自分が描いたものと全く同じものが、自分の体よりも大きな作品になった。2.専門家という特別 な能力をもった人たちの協力を得ることによって、新たな力が生まれる、ということを知る。3.それを人々に見てもらい、対話が生まれる喜びと驚きを体験する。4.制作には、プロセスがあるということを知る。5.作品は長く残り、多くの人たちに作者の気持ちを伝え続けることが出来る。これら5つの「驚き」です。
 表現の始まりは、さまざまな「驚き」から生まれます。そして、その感動から描かれたイラストレーションには独自なメッセージがあります。見る側の人たちは、その気持ちを読み取り、共感を抱きます。これがアートの原点です。その原点を表現するために、今回は、最先端の中川ケミカルのカッティングシートの技術を駆使して完成しました。



     
2004年7月26日
     
2004年7月27日

■「出前アート大学」ってなんですか?
未来を担うこどもたちの教育の現場では、文化的・情操的な教育は退行する傾向にあります。私たちは美術を志し、アートの楽しさを実践してきた者として、文化的に豊かな未来とその未来を支えるこどもたちのために、出張型授業を提供する「出前アート大学」を開校しました。美術大学の校友会という独自の文化的資源とネットワークを活かし、「アートの楽しさと感動」をテーマに、第一線で活躍するクリエーターを講師にむかえ全国の教室に授業をお届けしています。この活動を通 して、多くの方にアートやデザインに関心を持っていただき、社会における文化的な豊かさ醸成の一助となればと考えています。

■特色はありますか?
この「出前アート大学」では、あらかじめ講師と内容を設定し、参加者を募るという既存のメニューを持たないところが特色といえます。小学校の要望をお伺いし、その内容にお応えできるよう、校友会のボランティアスタッフが講師選定・派遣を含め、コーディネート役を務めさせていただきます。小学校と校友会と講師でその地域の人・時・空間の特色を引き出す授業をご提案したいと考えています。

多摩美術大学校友会会報 「alT(アルティ)No.10 Autumn 2004」より抜粋



[Produced student exhibition.]
[学生展をプロデュースしました]


Exhibition,"Graffiti Illustration,Illustration Studies Tama Art University"
06-17.Sep.2004 (Hachioji,Tama Art University)

「グラフィティ イラストレーション展・イラストレーションスタディース・多摩美術大学」
2004年9月6日〜17日・日曜休・10:00-18:00最終日は16:30まで
場所:多摩美術大学 八王子校舎 デザイン棟 1Fギャラリー   (update 041015 kawa)

● 展覧会場/多摩美術大学 八王子校舎 デザイン棟 1Fギャラリー〒192-0394 東京都八王子市鑓水2-1723
● 交通/JR横浜線・京王相模原線 橋本駅北口、ロータリー6番 バス乗場より神奈川中央交通 バス「多摩美術大学行」(運賃170円)
●多摩美術大学グラフィックデザイン学科イラストレーション・スタディーズ (グラフィティイラストレーション展実行委員会)
Tel:090-5441-9646 担当:御法川(みのりかわ)まで
多摩美術大学グラフィックデザイン学科イラストレーション・スタディーズでは、昨年開催しました「シュールレアリスムイラストレーション展」に引き続き、「グラフィティイラストレーション展」を開催いたします。イラストレーションクラスの大学院生、学部生、卒業生のイラストレーションポスター作品の中からグラフィティ的な表現の傾向がある作品を選び、グラフィティイラストレーション表現とはどのようなものかを、検証する展覧会です。
グラフィティイラストレーションの魅力は、先史時代に洞窟や岸壁に描かれた原始的な手法による、自由でおおらかな造形エレメントにあります。また、フォルム、記号、キャラクター的な登場人物、文字といったコミックス、カートゥーン、カリカチュアに見られる漫画的表現も巧みにアレンジし、自由自在に画面 に登場させてきました。それらは、美術館やアカデミックな場ではなく、街角の壁や廃屋の囲いなど画家がキャンバスとして選ばなかった場所に描かれ、既成概念にとらわれない、新たなムーブメントを作り上げてきました。ビジュアルコミュニケーションを生業とするイラストレーター達は、現在のようにグラフィティ的な表現が認知される以前から、イラストレーションとして画面 に取り入れてきました。その効果は、現代人に対して強烈にメッセージを伝える力を持っています。また、あの気楽さ、自由さと親しみのある造形性は、人類が共有できるビジュアルコミュニケーションの根本的な力を持っています。
今後もイラストレーション・スタディーズでは、イラストレーション表現を体系化し、発表したいと考えています。是非ご覧ください。
秋山孝・多摩美術大学グラフィックデザイン学科 教授


【出品者】末房志野・川口知子・佐竹 穣・須藤由希子・田中久己・津田 薫・野口路加・光家有作・ 御法川哲郎・西田瑞穂・畑福英治・内田さやか・小柳左和・須藤尚子・山崎郁乃・川西隆史・児玉 麻李・篠原正幸・中川弘之・西坂宏美・橋本 新・横田剛志・高橋庸平・長峰幸世・山下雄太郎・Aleksandra Ubukata・市毛史朗・井手祥恵・岡本まい・春日井恵実・黒澤秀朗・児玉雄一郎・佐藤恵理子・白岩七瀬・千葉いずみ・土田健太・福嶋千尋・細井隆志・正木義文・三浦有佑・山崎翔子・青木麻美・秋山 花・ 岩田舞子・岸野衣里子・小柴昌子・佐々木一澄・佐藤はつみ・佐藤裕子・鈴木聡子・鈴木康昭・高橋美礼・田川滋深・中川幸恵・幡地奈津子・平井薫・古谷 萌・山極冴子・脇本有希子・和田夏希・加藤 恵・ 浜野さやか / 秋山 孝

 
Poster,Leaflet Design:Takashi Akiyama,
Graffiti Illustration,Illustration Studies Tama Art University, 2004 1030×728 mm Serigraphy Exhibition Poster

ルーブル美術館工事現場・グラフィティ(パリ/1984年)撮影:秋山孝

     
会場にて
大場再生さん、澤田泰廣さん 、秋山
会場風景
     
会場風景
     
     
展覧会レセプション風景



[Produced student exhibition. and Akiyama designed this exhibition poster.]
[学生展をプロデュースしました。また、この展覧会のポスターをデザインしました]


Exhibition,"Message Illustration Poster in Toyama
Nature / Human / Artificiality・Tama Art University Illustration Studies"

30.Aug - 13.Sep.2004 (Toyama,Motoazabu Gallery)  

「メッセージ イラストレーション ・ポスター in トヤマ
自然 / 人間 / 人工・多摩美術大学・イラストレーションスタディーズ」

2004年8月30日〜9月13日 (富山・元麻布ギャラリー)    (update 041021 kawa)

場所:富山・元麻布ギャラリー
〒930-0003 富山市桜町1-4-5 東横インJr.富山駅前1F Tel.076-431-5564,Fax.076-431-5565
開廊時間:am11:00〜pm7:00まで(金・土〜pm8:00まで)
主催:「ポスターの街とやま」実行委員会
共催:富山商工会議所/後援:富山県、富山市
協力:富山県立近代美術館、元麻布ギャラリー、TOYAMA ADC
事務局:富山商工会議所企画総務部内
TEL:076-423-1111(代)


 
Poster Design:Takashi Akiyama,
Message Illustration Poster in Toyama, 2004 1030×728 mm Offset Exhibition Poster

     
元麻布ギャラリー・会場入口
展覧会ポスターの前の秋山
会場風景
会場風景
     
会場風景
( )( )秋山( )
( )( )( )秋山( )( )
ポスター塔と( )( )秋山( )

昨年、富山県立近代美術館で国際的に知られる「第7回世界ポスタートリエンナーレ・トヤマ」を応援した「ポスターの街とやま」実行委員会よりポスター展の依頼を受けました。多摩美術大学・イラストレーションスタディーズでは、「自然」「人間」「人工」をテーマとしたビジュアルメッセージを送る「メッセージ・イラストレーション・ポスター展」を開催いたします。
イラストレーション・ポスターによる展覧会は、1997年に銀座・王子製紙のギャラリーで開催して以来、今回で9回目になります。今までは東京・銀座のギャラリーと、学内のギャラリーで行なっていましたが、このたび初めて「ポスターの街とやま」で開催する記念的な展覧会となりました。
大学を飛び出し、若者たちの制作したポスター作品が、人の目にさらされることによって、初めてポスターの社会的役割と責任を理解できると信じています。ポスターは魅力的な表現とストレートなメッセージが絡み合って、社会に送る重要な美的コミュニケーション能力を持っています。さらに、世界の大都市で見られるようにポスターは街を美しくし、活気づける力もあるように思われます。ぜひご覧ください。
この展覧会が実現できたことは、主催/「ポスターの街とやま」実行委員会、共催/富山商工会議所、後援/富山県、富山市、協力/富山県立近代美術館、元麻布ギャラリー、TOYAMA ADCの深い理解と多大な支援によることと存じ、感謝する次第です。
秋山孝・多摩美術大学グラフィックデザイン学科 教授


出品者………末房志野・御法川哲郎・千田昇平・にしざかひろみ・長谷亮平・宿谷卓司・當麻ゆき子・高橋庸平・山田かおり・李アロン・長峰幸世・山下雄太郎・佐々木明子・桂正琳・桑原英里・Aleksandra Ubukata・飯島直子・五十嵐真理・五十嵐陽子・池上芙美子・市毛史朗・井手祥恵・伊藤沙季・井上葉・上山慶恵・梅本貴子・衛藤隆弘・江畑貴博・大星悠・岡田美紀・岡本まい・甲斐彰・葛西玲・梶原諭・春日井恵実・神尾千晴・河田友佳里・川本亜美・金周炯・清沢佳世・黒澤秀朗・香田彩 葉・小玉聖来・児玉雄一郎・小林絵美・小林奈緒子・齋藤直葵・佐藤恵理子・佐藤麻理江・佐藤ゆきこ・白岩七瀬・杉山絢香・高須賀将・高橋麻里絵・田中由香利・千葉いずみ・土田健太・寺尾悠紀・戸田玲美・浜香織・樋口めぐみ・弘兼万梨子・福嶋千尋・細井隆志・細田亜紀・洞口祐輔・真家仁・正木義文・松野妙・三浦有佑・水江未来・水戸杏奈・武藤晶子・百瀬梓・柳瀬遼平・山口かおる・山崎翔子・山田紗貴子・吉田南・石井ちひろ・春藤千夏・藏林卓也・鶴田沙綾・高橋美礼・青木麻美・関久美子・長井賀子・長井美奈子・鈴木菜つみ・鈴木愛・鈴木康昭・鈴木千花・鈴木万紀子・鈴木聡子・野村法央・野村さやか・谷本将之・西山加織・蓮見奈穂子・菱山圭介・脇本有希子・秋永悠・秋山花・田川滋深・田中陽子・牧野彩 子・渋谷圭祐・深井志保・浜野さやか・浜崎あゆみ・武原江美奈・楠本紘子・松岡昭雄・李秉澤・杉山縁・末吉保乃香・平井薫・幡地奈津子・岸野衣里子・岩田舞子・山極冴子・山下ブンゴ・小野瀬なつ美・小滝由佳・小柴昌子・宮崎かおり・安部千晶・大森千佳・和田夏希・古谷萌・古屋純・原知也・加藤恵・劉利実・内野陽子・佐藤裕子・佐藤真梨子・佐藤はつみ・佐藤優・佐々木一澄・丸山綾子・中村紗弥子・三代川将・並木佑司・中川幸恵・上原一能・高倉千晴・波賀麻里帆・藤枝豪・渡辺佐知子/秋山孝


[The lecture of Takashi Akiyama was held in accordance with the exhibition.]
[「メッセージイラストレーション・ポスターinトヤマ展」に合わせて秋山孝の講演会が開かれました]


Talk Show"Professor,Tama Art University,Takashi Akiyama Gallery Talk"
30.Aug.2004,17:00- (Toyama,Motoazabu Gallery)  

トークショー「多摩美術大学教授・ 秋山孝氏ギャラリートーク」

日時:2004年8月30日(月)17:00〜
場所: 元麻布ギャラリー(富山・元麻布ギャラリー)    (update 041021 kawa)

     
ギャラリートーク・会場の様子


[Publication Article Newspaper,Takashi Akiyama's lecture]
[講演の取材記事が新聞に掲載されました]


The lecture of the Takashi Akiyama is introduced by The Kitanippon Press.
The Kitanippon Press,31.Aug.2004 issue

秋山孝の講演が北日本新聞で紹介される
北日本新聞 2004年8日31日版    (update 041021 kawa)

「ポスターの役割紹介・富山で秋山多摩美術大学教授」
北日本新聞 2004年8日31日版




The design promotion event of the Thai government
"OTOP-SME-BOI:Made in Thailand"
Traveling report,Lecture and Exhibition,Tama Art University
11-14.Jun.2004 (Thai,Bangkok,Inpact)

タイ政府のデザイン振興行事「OTOP-SME-BOI:Made in Thailand」
講演と出展の出張報告
(多摩美術大学)

2004年6月11日〜14日(タイ・バンコク・Inpact)(update 040702 kawa)

「OTOP-SME-BOI : Made In Thailand」と称する展覧会は、タイ国工業省の各部の活動をひとつに束ねた総合展覧会として、バンコク市内の「INPACT」という会場で開催された。
今年から工業省が、その中に自国デザイン振興のためのイベントを計画し、四月の初めにシリパコーン大学に検討を依頼した。それに基き大学は四月の末に、「Designer of the Year 2004」のコンテストを行う。
また工業省の展覧会の一部として、多摩美術大学の協力を得て、シリパコーン大学との共同展示会を行うことになり、シリパコーン大学のコーナーには、コンテストで受賞したデザイナーたちの作品が展示された。
6月12日、13日の両日は、デザインに関連のある業者並びに、学生、一般の人のニーズに対応するため、展示会と同時にデザイン・クリニックとセミナーがもたれ、多摩美術大学から岩倉(プロダクト)、秋山(グラフィック)両教授、イタリア・ミラノからエリンコ・レオナルド氏(建築)が参加。14日には、文部大臣からの受賞者表彰と感謝状の授与式が行われた。

岩倉 信弥 (多摩美術大学プロダクトデザイン・教授)/ 秋山 孝 (多摩美術大学グラフィックデザイン・教授)


     
1.タイ国旗
2.OTOPエントランス
3.会場風景
4.多摩美術大学出展風景

     
5.講演者ボード
6.多摩美術大学出展風景
7.多摩美術大学出展風景
8.講演者(岩倉信弥教授)

     
9.講演者(秋山)
10.講演者(秋山、岩倉教授)
11.会場風景と岩倉教授
12.左からチャプトゥ副学長、岩倉教授、ビィラプラサート学長

     
13.左から副学長、学長、レオナルド教授、秋山
14.左から秋山、クンチュトン学長補佐、岩倉教授
15.講演風景(秋山)
16.講演風景(岩倉教授)

     
17.講演風景(岩倉教授)
18.授賞式風景(左から4番目/文部大臣、6番目/コ・ウドムビット副学長)
19.授賞式風景(左から学長、秋山、文部大臣、岩倉教授)
20.受賞楯




Tama Art University,Lifelong learning program lecture,
Lecture,"The Illustration of The World"
instructor:Takashi Akiyama,08.May.2004

多摩美術大学・生涯学習講座
「世界のイラストレーション」講義
講師:秋山・2004年5月8日孝 (update 040510 kawa)




Tama Art University,Lifelong learning program lecture,
Lecture,"Let's enjoy illustration"
instructor:Takashi Akiyama,26.Mar.2004

多摩美術大学・生涯学習講座
「なんでも絵本」講義
講師:秋山孝・2004年3月26日 (update 040427 kawa)

講義風景


大学院/視覚デザイン特論  (update 040122 kawa)



●1/イラストレーション学 Illustration studies
2003-10-22-wed.11:10-12:40
 場所:メディアセンター共同研究室

1/秋山孝ホームページを見せる。イラストレーション学とは。

2/なぜ、大学院で何をするのか。
・知識を得て知的世界を広げる。 
・生涯、自分のやることの研究と創作を始めること。

3/「心で見る世界」について
・こころで見るということ
 世界は私を中心に配列されている
 行動と時
 自然界の表情

4/「挿し絵画家・中一弥」
1929年生まれ。直木三十五「本朝野士縁起」でデビュー以来、時代小説の挿し絵を一筋に描き続けてきた。92歳。銭形平次などの挿し絵のコピーを見せながらなぜ92歳まで仕事をし続けられたかその秘密についてひもといた。ひとつは、時代考証の知識の深さは、大学院での研究と同じで表現とその研究だということを説明した。



●2/イラストレーション学 Illustration studies
2003-10-29-wed.11:10-12:40
 場所:メディアセンター共同研究室

1/前回のレジメを配る。その説明。

2/秋山孝のホームページを見せて、国際デザイン教育機関会議icograda,世界デザイン会議の報告をする。

3/「病草紙」
 12世紀に描かれた絵巻物、その表現と表現者の視線について。イラストレーションからみたその魅力。



●3/イラストレーション学 Illustration studies
2003-11-12-wed.11:10-12:40 場所:メディアセンター共同研究室

1/かるた-絵文字 馬場雄二

2/秋山孝の紹介
 秋山タカから2000まで

3/餓飢草紙(京博本)
 六道輪廻の仏教思想(地獄、餓鬼道、畜生道、阿修羅道、人間道、天道)
 12世紀武士の出現による鎌倉リアリズム



●4/イラストレーション学 Illustration studies
2003-11-19-wed.11:10-12:40 場所:メディアセンター共同研究室

1/餓鬼草紙(東博本)

2/地獄草紙(旧益田家甲巻)沙門地獄

3/地獄草紙(東博本)(安住院本)

4/地獄草紙(奈良博本)(原家)

5/辟邪絵




Expression Design - Illustration Studies ,Presentation

表現デザイン・Illustration Studies・プレゼンテーション
 (講義録15より)  (update 031211 kawa)








































































International Student Exhibition in Shanghai,
Shanghai Institute of Technology,Tama Art University,

03-05.Nov.2003 (China National Library Shanghai Gallery)

「中国国立上海図書館ギャラリー作品交流展・上海応用技術学院・多摩美術大学」

2003年11月3日〜5日(中国国立上海図書館ギャラリー)  (update 031205 kawa)



ぼくが教えている多摩美術大学の芸術祭期間中の2003年11月3日から5日まで、中国国立上海図書館ギャラリーにて上海応用技術学院と多摩美術大学グラフィックデザイン学科イラストレーションクラスの作品交流展が開催され、在上海日本国総領事館、野口裕子副領事も駆け付けオープニングのテープカットを行った。両国の学生作品の違いに対して互いに意見交換を行うなど盛んに交流を行なった。翌日、応用技術学院においてぼくの「イラストレーション学」の講演会が開催された。
上海は、日本のバブル期のような活況を呈していて、夜の街のイルミネーションは、目を見張る思いがする。高いビルが建ち並び、オールド上海からニュー上海へと姿を変えている。ビルからはレーザー光線が飛び、中国及び世界から人々が集まり、バンドエリアの観光スポットは夜遅くまで若者たちのエネルギーで満ちあふれていた。
ぼくの訪れた上海応用技術学院は、上海師範学校が並ぶ学生街にあり、これからの中国を作り上げる学生が集い、全寮制のキャンパスは、懐かしい日本の70年代のパワーを感じた。全てが新鮮な出会いと意欲を持っているようで過去の中国ではなかった。

International Student Exhibition in Shanghai, Shanghai Institute of Technology,Tama Art University, 03-05.Nov.2003 (講義録15より)




グラフィックデザイン学原論2003  (update 031107 kawa)



前回目 オリエンテーション 2003-04-09-wed.cler.
 ・イラストレーションとは、なにか。

1回目 2003-05-14-wed.clear.
 ・イラストレーションのはじまり
  アルタミラの岩壁画からSFXまで

2回目 2003-05-21-wed.cloud.
 ・イギリスのイラストレーション-1
  ホガースから

3回目 2003-05-28-wed.clear.
 ・イギリスのイラストレーション-2
  ポッターからジョン・レノンまで

4回目 2003-06-04-wed
 ・フランスのイラストレーション−1
  カロンからロートレックまで
  教授会

5回目 2003-06-11-wed
 ・休講/ラハティポスタービエンナーレオープニングため

6回目 2003-06-18-wed
 ・フランスのイラストレーション−2
 ・ボナールからアンドレ・フランソワまで

7回目 2003-06-25-wed
 ・フランスのイラストレーションー3
 ・   から
 広島で中国じゃらん創刊のため早退

8回目 2003-07-02-wed
 ・フランスのイラストレーションー4
 ・ウクライナトリエンナーレ/見せたかったがディスクが読みこめないというのでできなかった。GD会議のためはやく終了した。

9回目 2003-07-09-wed
 ・4th BLOK
 ・図像学
 ・秋山ポスター
 ・ポーランドのイラストレーション




Icograda Educational Network Symposium,
08.Oct-13.Oct.2003 (Aichi,Nagoya Congress Center)

デザイン教育機関国際会議
2003年10月7日〜10月8日(愛知・名古屋国際会議場)  (update 031204 kawa)



2003年10月7日から8日の間「Icograda・デザイン教育機関国際会議」が開催された。秋山は、パネラーとしてプレゼンテーションとパネルディスカッションに参加し、自分のデザイン教育における考えをプレゼンテーションし、パネルディスカッションの中で自分の考えを述べた。プレゼンテーションは、国際的なメンバーが、それぞれプレゼンテーションするため、おのおのの国の教育の違いなどが明解になった。国際会議を開催する意義は、デザイン教育を通 して、国際的理解と様々な問題解決のための糸口を見つけ、実行することにある。その価値は、人類にとって有意義なものとして、良い結果 に導かれることになる。

Icograda Educational Network Symposium Presentation / デザイン教育機関国際会議 プレゼンテーション


Icograda Educational Network Symposium Panel discussion / デザイン教育機関国際会議 パネルディスカッション


Student Panel discussion / 学生パネルディスカッション


Tama Art University Presentation panel / 多摩美術大学プレゼンテーションパネル


Icograda Educational Network Symposium Member / デザイン教育機関国際会議 メンバー




2003 Icograda Congress Nagoya Japan,
08.Oct-13.Oct.2003 (Aichi,Nagoya Congress Center)
「Icograda・世界グラフィックデザイン会議・名古屋」
2003年10月8日〜10月13日(愛知・名古屋国際会議場)  (update 031031 kawa)



2003 Icograda Congress Nagoya Japan Opening / 世界グラフィックデザイン会議・名古屋 オープニング
 
 


300 Visualogue / 300人のVisualogue


Icograda Gara Dinner / Icograda・Gara Dinner




Special Lecture,Tokyo Polytechnic University
Illustration Studies
29.Sep.2003 (Tokyo Polytechnic University,Nakano Campus)
東京工芸大学・特別講義
「イラストレーション学」

2003年9月29日(月)16:40〜18:10(東京工芸大学中野キャンパス芸術情報館1Fホール) (update 030930 kawa)




Lecture(1)- 4th Block The 5th Triennial of Ecological Posters and Graphics Ukraine,Kharkov,April-May.2003




Lecture(2)- Yamai-no-Soushi / 病草紙



Lecture(3)- Takashi Akiyama's Posters / 秋山孝のポスター



Illustration Studies / イラストレーション学について









Tama Art University, Depertment of Graphic Design,
Illustration A1 Class
,(Year 3) Lecture scenery/9.Sep.2003
多摩美術大学・グラフィックデザイン学科
イラストレーションA1クラス3年生
授業風景2003年9月9日 (update 030917 kondoh)






Tama Art University, open campus 12.Jul.2003
多摩美術大学・オープンキャンパス・2003年7月12日(土)







Tama Art University, Student Conference
多摩美術大学・スチューデント会議





Tama Art University, Work Exhibition ,11-12.Jul.2003
多摩美術大学・作品展示・2003年7月11日〜12日


「デッサン秀作展」 2003年7月11日〜12日





「イラストレーション・ポスター展」 2003年7月11日〜12日


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