1-03-09-04
Jalan (travel magazine)
cover illustration and accompanying note
「じゃらん」表紙のことば集
No.331(2002.01.01)〜No.367(2002.12.15)
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Jalan (travel magazine) Tokyo regional edition No.367(2002/12/15) Cover Illustration and accompanying note じゃらん(東京版)367号(2002.12月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「いろり」 いろりのあるシーンは、ぼくにとって田舎の子供時代の思い出でだ。昭和30年代、母親の実家によく遊びに行った。その家は、越後の農家の典型的なもので、かやぶきの建物でいろりが切ってあった。自在がねに鍋をつるして料理をしたり、いろりのまわりで酒をくみかわしおしゃべりにはなを咲かせている光景を思い出す。 (2003/04/09/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)366号(2002.12月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「クリスマス」 いろいろな記念日があるが、クリスマスは特に重要視されるものになっている。家族だんらんのものであったり、恋人同士で静かにクリスマスイブの一夜を過ごすものであったり・・・。それは、安定した平和な心と愛を感じられる特別 な日。だからこそ、今の時代において、大切な記念日となっているのだ。 (2003/04/09/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)364号(2002.11月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「温泉」 温泉といえば老若男女いっしょに湯に浸かるのが、伝統的で人々のコミュニケーションの基本と思っていた。だがその考え方は違っていて古典的な温泉のイメージとなってしまった。今や西洋的日本文化の中でプライベートと呼ばれる個人主義が貸切露天風呂を生み出した。その方が温泉に行ってリラックスを満喫できるからである。 (2003/04/09/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)363号(2002.11月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「秋の旅」 秋の季節は、ぼくたちに少しは休息せよと、語りかけてくれるような気がする。ゆっくりと一歩づづ確実に歩めと後押ししてくれる。それは、心を癒したり再生するためのものかもしれない。秋の風景の爽やかな空気は、確かに爽快な感情を創りあげる。自然的であり絶対的なじわりとしたパワーをそこから読みとることができる。 (2003/04/09/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)361号(2002.10月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「紅葉」 現代人は、都市生活のなかで人工物をあいてに格闘している。情報と称して相も変わらず未来を語っている。ときどきそんな会話にうんざりして、ふと目の前の植物にやたらと反応して原始の世界をイメージして安らぎを感じたりする。秋の紅葉の偉大な色彩 的普遍は、豊かな感情をいつも盛りたててくれる。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)360号(2002.10月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「陶芸」 旅の楽しみのひとつに陶芸をすることや陶器を見ることがあげられる。日本には各地に陶器を制作する窯場があり独特な味わいのある陶器を見ることができる。そこでは初心者も土でこねたり、ロクロを回したりして自分だけの茶わんを造り楽しめる。人間の基本的な土いじりの芸術的造形感覚を十分満足させられる。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)358号(2002.09月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「旅の醍醐味」 旅の醍醐味に「穴場」探しがある。あまり知られてなく、知るものだけが、ゆったりと楽しめる場所などを指す。料理だったり、湯だったり、あまり知られていないという事に尽きる。だからそこでは非常に満足するものがあり、得した気持になり、さらに友人などに教えたい気持にかられる。しかし、一人で独占したいと思って悩んだりするのである。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)357号(2002.09月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「露天風呂」 風呂には変わりはないが、露天風呂には新鮮な野外の空気がある。野鳥の声も聞こえてくるし、遠くから草木のすれる音、それに渓流の水のはじける音などが耳に響き渡る。その美しい自然の音色を聞きながら、都会の雑音を消し去るのは、なんとも幸福な時間だろう。露天風呂に肩までつかり、ゆっくりしたいものだ。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)354号(2002.08月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「夏休み」 夏休みは、学生の特権だったが、日本でも徐々に働いている大人のものに変わりつつある。ヨーロッパでは、バカンスは、ゆっくりと疲れた身体を癒し、新たな活力をつける役割がある。夏の太陽を浴びたり、広びりとした自然に触れたりして、身体全体でバカンスを満喫する。いつも張りつめた緊張では、身体によくない。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)353号(2002.08月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「散歩」 自然の中を散歩するとなんとなくだが元気が出る。疲労した精神や肉体を根本から癒してくれる。歩くというゆっくりとした運動もさらに解放感と血液循環の機能を呼び覚ます。疲労感は快感に変わり肉体と心の回復となる。さらに自然の音や風などの現象から得るものは、僕たちの感性を豊かにしてくれるのだ。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)351号(2002.07月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「リゾート」 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)350号(2002.07月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「トレッキング」 トレッキングは、山麓歩きで、ハイキングは、徒歩旅行を意味する。さらに、ワンダーフォーゲルは、山河を徒歩旅行する青年運動をさし、略してワンゲルと言う。ドイツで渡り鳥の意味だ。徒歩で移動するということで、自力の満足感や、健康的な疲れを与えてくれる。人間にとって不滅の行為ということになる。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)348号(2002.06月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「花火」 夏になると、ぼくのふるさとの長岡は花火大会の話題で大変だ。花火大会の話題の中心は三尺玉 という、直径90cm以上もの巨大な花火だ。「ナイアガラの滝」という花火も、この花火大会で始めて覚えた。ぼくは桟敷で見るよりも、瓦屋根に寝そべって見る花火の方が好きだ。こうすると流れ星を見るような美しい気持ちになる。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)347号(2002.06月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「旅」 旅の醍醐味は、やはり旅から受ける印象や感動を日本の文化や自然を通して理解することにある。その喜びを人に伝え、さらにその楽しみ方を知ることでもある。そんな旅は、人と人のつながりを助けてくれるし、ぼくたちの旅の経験から美的感性や文学的表現などを育ててくれる。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)345号(2002.05月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「サッカー」 ワールドカップでサッカー熱が吹き荒れている。それと反対にフーリガン対策の話題も大きな問題になっている。ぼくは、サッカーのことには、あまり詳しくないからあの熱狂ぶりは信じられない。しかし、市民の安全だけは、確保したい。そのなかで機動隊が使っていた強力水鉄砲のような撃退放水銃は、すばらしい開発に思えた。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)344号(2002.05月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「ドライブ」 ぼくたちは、よい季節になると気に入った仲間でドライブしたくなる。会話も楽しいし、いっしょに行動することもウキウキするようなよい気分になる。ドライブはウインドウから見える景色のすばやい移動やさわやかな風の刺激が日常の垢を吹き飛ばしてくれる。これが、ドライブからの効用だ。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)342号(2002.04月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「ゴールデンウイーク」 ゴールデンウイークを黄金の週間と訳してみるとなんだか恐ろしい感じがする。日本の季節の一年間で最もすばらしい週間だと言い表わすのに黄金をつけたのだろう。たしかに5月のこの週間は、どこかに出かけたい衝動に駆られる。輝く太陽の日差しの刺激は、これを強く助長する。植物の緑が眩しいのだ。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)341号(2002.04月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「桜」 春の桜の花が満開になると、とても感動的だ。大空に羽ばたくように広がるうす桃色の花びらは、美しくなんともいえない。この美しさを写 真に撮ろうとすると、なかなか再現されずにがっかりすることがほとんどだ。あまりにも桜の花びらは、微妙な色合いでカメラのレンズでは、拾いきれない。だからこそ、見る人の感性を刺激するのだと思う。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) Special issue No.340(travel guide for student) Cover Illustration and accompanying note じゃらん(臨時増刊号)340号(学生旅行) 表紙イラスト/表紙の言葉 「旅」 旅には必ず旅行記が伴う。それを読むとその人の感性や心情を伺うことができる。その中でもぼくの好きな人に、弟子の曾良を伴って江戸を立ち、東北・北陸から大垣に至る5ヶ月の『奥の細道』の旅をした松尾芭蕉がいる。今の旅を考えると、地球が小さくなったせいかどうもこの情緒が消え去りそうだ。 (20030428-Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)338号(2002.03月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「春の花」 人の心を美しさで包み込むものの一つに、春の花が上げられる。春の花は、力強い。視覚から入り込んで来るし、嗅覚では、心地よい香で刺激する。さらに、皮膚には、アレルギーを起こすほどのパワーもあったりする。当然、この生命のエネルギーは、計り知れないものだ。そこから芸術へと昇華させる驚きもある。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)337号(2002.03月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「食べる」 ぼくたちにとって食べることは、最高の楽しみの一つだ。一人でじっくり味わってもいいし、多くの人とワイワイ騒ぎながらの雰囲気を満喫してもいい。そこで味覚の旅に出かけよう、旅先での味の発見は新鮮だ。ぼくにとっての旅行は、その場でしか味わうことのできない味を記憶し、さらに思い出す楽しみでもある。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)335号(2002.02月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「いちご」 いちごがバラ科の多年草だということを、知っている人は少ない。しかも南アメリカ原産のチリイチゴと北アメリカ東部に野生するものとの雑種起源とされている。日本には、江戸時代末期に南蛮船によってもたらされオランダイチゴとよばれるようになった。今は、ジャム、ジュース、ショートケーキに活躍している。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)334号(2002.02月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「雪ダルマ」 冬の遊びに「雪ダルマ」づくりがある。降りはじめた頃につくり、放置されたまま自然に形がボヤケ存在感がなくなる。ただの雪の塊になってしまう。なんとも自然と人工の対比のようなものを感じる。ぼくは雪ダルマが完成して、それにまた雪が降り積もって一日たったぐらいのときの雪ダルマ造形が最も美しいと思う。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)332号(2002.01月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「2002年新年」 2002年は、午年だ。人間と馬のつきあいも歴史は長い。農耕馬や馬車馬として働いたりして人間社会と密接な関係を保ってきた。自動車の力の単位 も馬力などといって馬一頭の基準を使い表している。さらに乗馬や競馬なども人間との関わりは深い。動物ではあるが、人間にとって隣人として計り知れないコミュニケーションがある。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)331号(2002.01月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「カウントダウン花火」 花火は、記念日の印だ。華やかで音が響き渡りぼくたちの心の中までズシーンと入りこんでくる。つまり気合いのようなものだ。だが、花火は、美しさをもっているから一筋縄ではいかない。消え去る空間構成で光の造形である。この感動的なものをカウントダウンにもってくれば、華々しい気合いとなる。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)329号(2001.12月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「年末年始とクリスマス」 師走の時季になると、なんだかとても寂しくなる。寒くて夜が長くて孤独感が増してくるようだ。孤独感は寒さと比例するのではないかと思う。そんなとき突然やってくるのがクリスマスだ。幸せそうな音楽が鳴響き、クリスマス商戦が活気を増す。寒さや孤独感も忘れていっきに元気がでてしまうのもクリスマスの魅力なのだ。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)328号(2001.12月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「カニ」 冬になるとカニが美味しくなる。食用にするカニというと日本では、ケガニ、ズワイガニ、ガザミがあげられる。ケガニは北海道沿岸や日本海に生息する。ズワイガニ、ベニズワイは日本各地の深海で冬期に漁獲される。ガザミは太平洋の代表的なカニだ。カニをゆでた湯気が恋しくなるのもこの季節だ。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)326号(2001.11月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「夜景」 東京の夜景は、世界の大都市の夜景に劣らない。平らで限りなく広がる奥行きがいい。いくら眺めても時間が尽きない。ライトアップからはずれたうっそうとした森があったり、ビカビカの車のヘッドライトの光の筋。東京タワーのライトアップなど、遠く東京湾までたどり着く視線が四方に向かうのだ。 (2003/04/07/Kondo update)
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)325号(2001.11月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「寿司」 小学生の頃、ぼくはすし屋さんになりたかった。威勢が良く、寿司を握るリズムは子供のころ見ごたえのあるプロフェッショナルな感じがして憧れであった。それに、ぼくの大好物が寿司であるという絶対なものがあった。だが、父親が反対した。ぼくが左利きだからということだった。「左利きの握った寿司は不味い」と。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)323号(2001.10月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「紅葉」 紅葉といえば、もみじを上げなければならない。色彩の美しい響き合いに人々の心をとらえるのは、もちろん赤色で、華やかでもあり悲しくもあるイメージ。自然から与えられる現象が、赤という色彩 のイメージを作り上げるのだ。秋から冬の厳しさに変わる一瞬の美的変化。または、枯れて落葉する人生への置き換えなどだ。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)322号(2001.10月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「クマ」 近頃、クマの生活環境が変わり、民家におりて来てゴミ箱をあさり、食物をとったりする事件が話題になっている。これはひとえに自然環境の破壊に他ならない。人間は動物をペット化し、消費する物と生き物を錯覚しているに違いない。確かに、クマからはクマのプ−さんののんびりとしたやさしさを感じ、これもまた大きな錯覚なのである。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)320号(2001.09月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「リンゴ」 ぼくにとって、リンゴは果物の中でも最も印象の強いものだ。というのは、ぼくの実家は、果 物を商いにしていて、いつも季節になると、リンゴの香りで倉庫や店先がいっぱいになった。ピーンと張ったリンゴの表面 の皮、ズシッとした重さ、ヒヤッとした冷たさなどだ。木箱のもみ殻からだすときの感覚は、とてもいいものだった。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)319号(2001.09月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「葡萄」 ヨーロッパの静物画には葡萄をモチーフとして描いたものがたくさんある。ぼくは、絵を描く時にはヨーロッパの画家たちが描いた葡萄の絵を思い出しながら描く。そして、豊穣の神はバッカスだ。この神は手や身体に葡萄の蔓を巻き付けて房をたくさんつけている。もちろんバッカスは酒の神としてあがめられ現在まで続いている。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)317号(2001.08月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「ソフトクリーム」 食後のデザートには、アイスクリームがいい。冷たくて爽やかな味のするアイスクリームは最高だ。ぼくのお気に入りはなんと言ってもソフトクリームと呼ばれる螺旋にねじられた古典的なアイスクリームだ。シャーベットより舌触りの気持ちよさが大切だ。バニラの香りとうす甘さのするものが好みということになる。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)316号(2001.08月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「スイカ」 スイカのおいしさは、水分たっぷりなところだ。包丁で縦にサクッと切り落としたときの香りもなんともいえない。さらに冷たく冷やせば、どんなジュースよりもいい味だ。真夏の夏休みには、セミの鳴き声とともに、記憶に残る最大なアイテムだ。もうひとつは、スイカの持っているズシッとくる重量 感がこれもまた夏だ。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)314号(2001.07月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「ビーチ」 ギラギラビーチの砂浜は、キラキラとした音楽が聞こえてくる。リズムがある。そして、遠くの歓声。そこにいるだけで元気のシルエットがおどりだす。冬のビーチの風景とはうってかわって対比的なイメージだ。こんなにも季節によって表と裏、動と静、白と黒、赤と緑、といった反対の言葉がうかんできた。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)313号(2001.07月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「島へ行こう」 少年時代に読んだ冒険記は、ほんとうに楽しかった。ワクワクしながら時間を忘れ、没頭した。夢のなかは、遥か南の無人島で小屋を木のうえに作ったり、飲み水を探しに島の反対側に出かけ、出会ったことのない動植物を発見する。南の島は、そんな想像の世界を体験できるのだ。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)311号(2001.06月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「花火」 夏の夜の静けさのなか突然、フュルフュルドーンという音。ぼくにとって花火の音は子供の頃のなつかしい思い出なのである。新潟の長岡で生まれ育ったぼくにとって暗闇の大空に突然あらわれる光の大輪はドラマチックで、ドーンという地響きは小さなぼくの体を感動と興奮でつつみこんだ。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)310号(2001.06月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「温泉」 旅館やホテルの外観写真、それに温泉の風呂や部屋などの宿泊施設の写真を見て、料金と比較して訪れる場所を決めることが多い。実際、行ってみると写 真から受ける印象と大きく違ってがっかりしたり、それと反対称でこれがまた良かったりして嬉しくなることもある。だが、想像は、個人の心の感じ方で大きく左右されるので、その善し悪しは、難しい。確かに、心の問題だ。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)308号(2001.05月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「動物園」 動物園を訪れるのは、不思議さを求めたり、生命のある生きものに対する知識を得たりする出会いの場である。子供にとっては、楽しみと教育の役割があり考えれば考えるほど奥が深いと実感する。ぼくは、野鳥の虜になった経験があるので、動物園は、出会えない鳥と会う神聖の空間であった。なにしろ近くに接近して観察できじっくりと拝むことができたからだ。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)307号(2001.05月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「雲にのった金太郎ぐま」 心が萎え、思考が停止した世代やエネルギー不足の若者には、いったい何が必要なのだろうか。日本の景気低迷の結果 が無気力症候群を生んだのか。手っ取り早いところで済ましてしまう習慣がそうさせてしまったのか。または、むやみな大量 消費時代が終焉を迎え、それが無気力を生んだのだろうか。今回のイラストレーション「金太郎ぐま」をみたまえ元気の力でみなぎっている。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)305号(2001.04月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「春の旅」 季節はくり返しやってくる。5月のほのぼのとした季節に旅に出る。風のさわやかさを感じたり、太陽の光に包み込まれたりしながら、歩くのは心身ともに、ゆたかな気分にしてくれる。だからといって毎年同じことのくり返しのように思うが、考えてみるとそれは、微妙に異なっている。受けてと送りての関係の違いがそこにある。関係のバランスによって、こころに僅かな変化をもたらすのである。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)304号(2001.04月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「桜」 桜をこんなに大切にする国民はいないだろう。桜をみて詩を詠んだり、俳句をひねったりして、楽しむ。わずか一週間ぐらいの花の楽しみに、これほどまでに執着する不思議さをいつも感じる。桜に対しての美的感性が強いのだろうか。そういえば、武士としての美意識のひとつになっている。遠山の金さんや日本の伝統工芸のデザインに使われたりしている。はかなくもあやうい美しさがある。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)302号(2001.03月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「春の旅」 季節はくり返しやってくる。5月のほのぼのとした季節に旅に出る。風のさわやかさを感じたり、太陽の光に包み込まれたりしながら、歩くのは心身ともに、ゆたかな気分にしてくれる。だからといって毎年同じことのくり返しのように思うが、考えてみるとそれは、微妙に異なっている。受けてと送りての関係の違いがそこにある。関係のバランスによって、こころに僅かな変化をもたらすのである。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)301号(2001.03月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「花」 おだやかな季節と共に、美しい花が野原一面に咲きほこる風景は、だれもが憧れるシーンだ。鮮やかな草花の色彩 が、視覚を通して脳にここちよい刺激を与える。さらに、その香りからも同じ刺激を受け、快適な気分を助長する。つまり、花一面 の景色は、五感を通して幸福感に満ちた感情を作り上げる。花の美しさは、美的感性に働きかけ永遠に人のこころを癒し続けている。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)299号(2001.02月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「いちご」 近ごろのいちごは、美味しくなった。いちごの姿も美しくなった。昔のいちごのあの酸っぱさは、とっくに消え去ってしまった。そのせいか店先に並んでいるいちごは、きれいなお菓子のような感じがしてしまうのだ。果 物というよりは、限りなくお菓子に近づき過ぎケーキのような洋菓子といったところだ。イメージもすでに可愛らしいキャラクターのようになっている。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)298号(2001.02月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「雪景色の露天風呂」 雪景色の露天風呂を、イメージするとなかなか情緒のあるものだ。露天風呂は温かく、自然は冷たく美しく、そして静かに降る雪の情景はこれもまたオツなものだ。だからといって実際は、首から上がきわめて冷たいと情緒を簡単に味わうゆとりをもつことはできない。芯のそこから身体を温めないと自然の冷たさに負けてしまう。雪景色の露天風呂を味わうことにも、それなりの道がありそうだ。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)296号(2001.01月15日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「へび」 へびは、縁起のよい動物として神社などに祭られていたりする。十二支の干支にもなっている。ぼくの生まれた長岡に蓬平温泉というひなびた渋い所がある。そこに高龍神社があり、白へびを大切にしている。商売繁盛の神だ。お正月にお参りにいくと、真っ白な雪景色がみることができ、とても美しい。そこから見える山の峰全体が白へびに思えてくるから不思議だ。景色の露天風呂を味わうことにも、それなりの道がありそうだ。 (2003/04/07/Kondo update) |
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Jalan (travel magazine) じゃらん(東京版)295号(2001.01月01日号) 表紙イラスト/表紙の言葉 「2001年の旅」 2001年は温泉のもくもくとした湯気から始まりたい。それは心身共健全な証しとして、ゆったりとした気分が大切だからだ。やはり、ゆとりのある精神には健全な心が宿るからである。そこには21世紀に対する指針がはっきりと見えてくる。そのためにもときどき、旅に出かけ、疲れた心を癒し、また立ち向かうエネルギーとパワーをつくりあげる温泉を活用したい。 (2003/04/07/Kondo update) |
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