リニアブース

各ブースには14インチモニター、プレイヤーDSR1600(sony)、レコーダーDSR1800 を配置し、コントローラーによって映像確認、編集を行います。
DVCAMは編集における映像、音質の劣化はありません。
DVCAMフォーマットの特徴は映像信号を輝度信号と色差信号に分けて記録するデジタルコンポ−ネント記録方式です。音声はPCMデジタル方式のハイクオリティな音質を維持し、最大184分の記録、再生が可能になっています。

DVCAMは再生互換性に優れ、家庭用のDVminiのSP記録テープ、DVCPROの再生を自動的に記録フォーッマトを検出してアダプターなしで再生します。
また従来スロー再生にノイズが画面に残りましたが、ノイズレススロ−再生機能を備えているために±0、5倍速までノイズレスで再生します。
レコーダーDSR1800はオ−ディオ編集時、カットイン、フェードイン、フェードアウト、クロスフェードの選択が可能になっています。

TC(Time code⇒ビデオテープの位置情報)機能は内蔵のタイムコードジェネレーターで発生するVITC(Vertical Interval Time Code 垂直帰線期間測定信号)信号をTC(  Longitudinal Time Code 音声信号として記録)と独立して記録が可能です。入力ビデオ信号にVITC信号が挿入されている場合はそのまま記録されます。また出力ビデオ信号にVITC信号またはTCを変換したVITC信号のいずれかを付加して出力すること
もできます。
内蔵シグナルジェネレーターは、カラーバー、ブラックバースト、音声は1KHzの正弦波形、無音信号を内蔵し、ベーステープが簡単に作成できます。
画面サイズは16:9ID信号に対応しており、ワイド画面情報の記録、再生が可能です。
ノンリニアではiLINKボードを装着し、デジタルインターフェイスに対応しています。

ノンリニアブース

編集用素材はDVCAMまたは民生用DVフォーマット、Macintosh等のデータ形式(クイック タイムムービー)の動画素材、静止画素材としてデジタルカメラ等の画像データ等とします。
画像処理ソフト(フォトショップ、イラストレーター等)で加工されたデータも素材として 利用できます。

ノンリニア編集システム構成
映像スタジオではDV対応編集システムとしてPowerMacG4を3台、PC1台、既存のMacintosh1台 の計5台を設置します。
パソコンとDV機器はilink(ファイヤーワイヤー)で結ばれていてDV機器をコントロールできます。
各システムとも約1ギガのメモリ、DVの転送レート約4メガバイトに対し平均転送速度15メガ バイトを超えるハードディスクを搭載しMacintoshG4,PC共にノンリニア編集に十分なパフォーマ ンスを発揮します。

PCシステムはDV入出力に専用の拡張ボードを装備しハードウエア圧縮およびレンダリングの必要の ないリアルタイム編集を実現します。
タイトル挿入、オーバーラップ、フェード等の負荷のかかる作業も待ち時間を必要とせず作業の効 率が向上します。

MacintoshG4システムは数多くののデータ形式に対応できる柔軟性をもち映像素材を選ばないシステ ムです。

将来的にはMacintoshG4システムも完全なリアルタイムシステムとしての再構築を予定しています。

両システムとも使用するソフトは編集用にアドビプレミア、効果用にアドビアフターエフェクトを 使用します。
アドビプレミアでは映像素材の並べ替え、不要な部分の削除、音声の挿入、タイトル作成、削除な ど編集作業を行います。
アドビアフターエフェクトでは静止画素材を加工し各パラメーターの設定により動きを与え、豊富なフィルター群を使用することにより自由な表現が可能です。
この2種類のソフトを併用してより自由で豊かな表現が可能となります。

既存のシステムは主に持ち込まれてくるムービーデータを出力する専用システムとします。
映像入出力ボードはモーションJPEG形式で映像を出力します。
DVフォーマットと異なりモーションJPEG形式は自由にデータの量の変更が可能であり使用目的によ り画質の調整が自由にできます。

録音室

機器 : K1-24ch(Soundcraft).D24(YAMAHA).1031A(GENELEC).166A(dbx).SPX1000(YAMAHA)REV500(YAMAHA).
PS-G312(JVC).CD450(TASCAM).DA-20MK(TASCAM).MD-301MK(TASCAM).C414B-USL(AKG).SM58-58LCE(SHURE). ? モニターTV21.モニターTV14.DSR1800(SONY)