統合デザイン学科は、従来の領域の区分を取り払い、コミュニケーションやプロダクトに限らず、その他の諸領域を含め横断的に学ぶための新たなデザイン教育の場です。
社会や産業を構成する様々な問題や複雑な要素を生活の営みから感覚的に嗅ぎ分け、それを論理、分析し、視覚化して伝える力と、ものとして具体化し実在化させる能力に長けたデザイナーを育てます。身体の延長としてのものや空間、その集合体としての環境、そしてそのそれぞれを繋ぎ合せる媒介としてのシステムとコミュニケーション、画像や映像や身体のインタラクション、それらが途切れることなく一貫性を持って統合されたデザインは、それ自体が美学として、生活や社会や産業をより良い方向に導く原動力となります。統合デザイン学科では、そのようなデザイナーを育てるために、各個人の興味領域を中心としつつも、それと関連する様々な領域が統合されたデザイン全体を「プロジェクト」として学びます。
卒業後は、製造業をはじめ広告・情報・サービスなど、多彩な業種の様々な企業のクリエィティブ部門や企画部門、開発部門などへの進路や、デザインをコアにしたビジネスを自ら起業することなどが考えられます。
120名
上野毛キャンパスで4年間学びます。
- 深澤 直人プロダクトデザイナー
- 永井 一史アートディレクター
- 中村 勇吾インターフェースデザイナー
- 佐野 研二郎アートディレクター
- 大場 再生画家
- 米山 貴久プロダクトデザイナー
- 長崎 綱雄プロダクトデザイナー
- 野間田 佑也インフォメーションデザイナー / 博士(工学)
- 菅 俊一映像作家
演劇舞踊デザイン学科は、舞台上演を支える感性豊かな身体の表現者 、また創意豊かな劇場空間を演出するデザイナーを育成することを目的とした学科です。
舞台における役割とその専門性から「演劇舞踊コース」と「劇場美術デザインコース」の2つのコースを設け、各コースが専門性を高め、交差し合いながら舞台上演を学びます。美意識ある俳優、舞踊家、演出家、劇作家、舞台美術家等を将来像とし、舞台上演を総合芸術として捉え、誰も見たことのないオリジナリティ溢れる舞台作りを追究します。授業は、イメージ豊かな表現力や造形力を修得する徹底した実践性に重きをおき、表現者たることの畏れと、これからの文化の担い手たることの責任を自覚することを促します。各分野で第一線のプロとして活躍する教員が、現場性をもって、身体表現のメソッドや上演実習、スタッフワークの技術指導等を行い、これからの舞台芸術を担うプロフェッショナルな表現者を育てます。
卒業後は、劇団、舞踊団、俳優プロダクション、また劇場施設、舞台制作会社、ディスプレイなどのデザイン会社への進路や、自ら劇団・舞踊団などを主宰することなどが考えられます。
80名(演劇舞踊コース50名、劇場美術デザインコース30名)
上野毛キャンパスで4年間学びます。
- 野田 秀樹劇作家・演出家・役者
- 勅使川原 三郎舞踊家
- 金井 勇一郎舞台美術家
- 山下 恒彦プロダクションデザイナー
- 高都 幸男音響家・演出家
- 謝 珠栄
- 佐東 利穂子舞踊家
- 土屋 康範演劇研究家
- 柴 幸男
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