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柳澤 清香

担当教員によるコメント

3年次自由制作の頃より、自分の制作テーマをしっかり捉え表現技法や制作技術を高めながら着実に卒制作品へと結びつけたと思います。技量、気力、体力すべてが一つとなった力作であり秀作であると感じます。今後の活動が楽しみです。以下、本人のコメントを載せたいと思います。「3年生の後期から鉄の棒材を主な素材とし、何本もの枝が絡み合ったような樹木をモチーフとして制作をしてきた。自由で伸びやかでありながらその場所にどっしりと構えている、神秘的で力強く、命を感じるもの。生き物の源であり、居場所であり、還る場所。そのようなものを描きながら制作に励んだ。自分自身がずっと捜してきた自らの『居場所』、ここで見つけた私の帰ってきたかった場所、還る場所を、今までの集大成として、この場所に描く。感謝と想いの丈をぶつけて。」

教授・小林 光男