心おどる
来栖 真帆
担当教員によるコメント
来栖の卒業制作は、ガラスの色と色が重なることで表れる華の様な色彩に着目し、水盤の中に広がる華麗な色彩の世界を作り出した。制作方法では、板ガラスにパウダー状の色ガラスを溶着させ、型の上に積み重ね熱を加え解け合わすことで微妙な色の奥行きと動きの表情を生み出すことを探求した。この制作は電気炉での作業行程が多く、日々の作業とその計画を真摯に実行していったことで、完成度の高い魅力的な作品に仕上がったことは彼女の強い探究心によるものだと思える。今後の展開として、型の形状に伴う色の重なりや動きの変化によって新たなガラス造形の可能性を期待する。
教授・池本 一三
- 作品名心おどる
- 作家名来栖 真帆
- 作品情報技法・素材:ガラス
サイズ:左=H145×W340×D340mm/右=H120×W435×D240mm - 学科・専攻・コース
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