市川 千晶
孤集
技法・素材:ベニヤ板、岩絵具、胡粉、カラージェッソ、アクリル絵具、マットメディウム サイズ:H2730×W2730mm
担当教員によるコメント
団地そのものを描いた作品である。あえて無表情に描かれているが、これは建造物を描こうとするものではない。私たちの暮らしの矩形が、ただただ平板に広がっている光景を表現しようとしているのではないかと思う。よく見ると、部屋と部屋の間に彫刻刀によって、溝が彫られている。「近所に住んでいるのに、心が遠い。」と、作者が語っているようにも見える。我々の家族や社会との繋がり、人と人との関係。私たちの心の有り様を見つめ、思索しようとしている。
教授・岡村 桂三郎
担当教員によるコメント
団地そのものを描いた作品である。あえて無表情に描かれているが、これは建造物を描こうとするものではない。私たちの暮らしの矩形が、ただただ平板に広がっている光景を表現しようとしているのではないかと思う。よく見ると、部屋と部屋の間に彫刻刀によって、溝が彫られている。「近所に住んでいるのに、心が遠い。」と、作者が語っているようにも見える。我々の家族や社会との繋がり、人と人との関係。私たちの心の有り様を見つめ、思索しようとしている。
教授・岡村 桂三郎