A
大島 かなえ
A. PLACES
素材・技法:木材、ガーゼ、リバーサルフィルム、LED サイズ:H340×W430×D600cm
B. LIVING A TIME
素材・技法:木材、障子紙、時計、LED、トレーシングペーパーにインクジェット印刷 サイズ:H93×W176×D6cm
担当教員によるコメント
「PLACES」と題された作品は、日常の景色を撮影したリバーサルフィルムとLEDを取り付けた小さな木箱を空間に漂わせ、フィルムの像を周囲に投影したインスタレーション作品となっている。大島かなえは、かすかな記憶や感情など、日常の中でかき消されてしまうような小さな感覚を大切にしている。日常の隙間に埋もれてしまう曖昧で些細なものに目を向け気付くことが、個人の領域を広げ居場所をつくることに繋がるのではないかと考えるからだ。複数吊るされたガーゼ生地の衝立は、向こう側の景色を透過しながらフィルムの風景を映し出し、内と外、現在と過去など個人の領界を曖昧にしながら緩やかに隔て繋げてくれる。かすかな光に映し出された一瞬の出来事や小さな物語は、やすらぎと癒しの場を与えてくれる。
教授・木嶋 正吾
担当教員によるコメント
「PLACES」と題された作品は、日常の景色を撮影したリバーサルフィルムとLEDを取り付けた小さな木箱を空間に漂わせ、フィルムの像を周囲に投影したインスタレーション作品となっている。大島かなえは、かすかな記憶や感情など、日常の中でかき消されてしまうような小さな感覚を大切にしている。日常の隙間に埋もれてしまう曖昧で些細なものに目を向け気付くことが、個人の領域を広げ居場所をつくることに繋がるのではないかと考えるからだ。複数吊るされたガーゼ生地の衝立は、向こう側の景色を透過しながらフィルムの風景を映し出し、内と外、現在と過去など個人の領界を曖昧にしながら緩やかに隔て繋げてくれる。かすかな光に映し出された一瞬の出来事や小さな物語は、やすらぎと癒しの場を与えてくれる。
教授・木嶋 正吾