A
杉山 都葵
A. object 3km
素材・技法:ランプ、テーブル、自転車、冷蔵庫、ロープ サイズ:H215×W180×D120cm
B. The Characterized
素材・技法:傘、T V,ドライヤー、マップ画鋲、発泡ウレタン サイズ:H132×W105×D80cm
担当教員によるコメント
絵画での可能性を追求していた杉山だが、ある時オブジェへの関心を示しだす。着色されたキャンバスをラフに丸めて木枠と組み合わせるシリーズである。絵画そのものや制度への批判とも受け取れるが、それよりも、立体が持つ力学的な関係性の魅力、奇妙な場の空間が不思議な状況を生み出すことに気が付いたからだと言う。その経験は、絵画では成しえなかった問題を、角度を変えることで発見につなげたということか。卒業制作は色とりどりの細いロープで巻かれた物が一塊になっている。自転車、椅子、電気スタンド、掃除機等が隠れているのが一目では分らない。時間をかけ細部までロープを巻くことで、それぞれの物としての機能がうすれ、奇妙なフォルムの再発見へと導かれる。やりきって初めて知る新たな発見である。
教授・室越 健美
担当教員によるコメント
絵画での可能性を追求していた杉山だが、ある時オブジェへの関心を示しだす。着色されたキャンバスをラフに丸めて木枠と組み合わせるシリーズである。絵画そのものや制度への批判とも受け取れるが、それよりも、立体が持つ力学的な関係性の魅力、奇妙な場の空間が不思議な状況を生み出すことに気が付いたからだと言う。その経験は、絵画では成しえなかった問題を、角度を変えることで発見につなげたということか。卒業制作は色とりどりの細いロープで巻かれた物が一塊になっている。自転車、椅子、電気スタンド、掃除機等が隠れているのが一目では分らない。時間をかけ細部までロープを巻くことで、それぞれの物としての機能がうすれ、奇妙なフォルムの再発見へと導かれる。やりきって初めて知る新たな発見である。
教授・室越 健美