こんなかんじ
小石澤 楓
作者によるコメント
私は今こんなかんじのものを作っています。あなたはどんなかんじに見えますか?
担当教員によるコメント
モニターに映し出される映像と、その前にある動くオブジェ。繰り返されるアニメーションと、オブジェの反復運動が連動しているような、いないような、落ち着きどころのないインスタレーション作品だ。観る側は意味を探ろうとしても、明快な答えを得ることはないが、意外とさっぱりとヒットする作品でもある。軽妙なノリの裏側に絶妙なバランス感覚が必要だと作者は言う。AIや自動運転が象徴するような情報化の時代は、精緻なコントロールによって時代を牽引してゆくパワーがある。それと比較できるのがこの作品の強みだろう。作品の総体として、混迷とした時代の様相が反映されている面持ちがあるから、この作品には共感を覚えるのだろうか。それに対して作者は「こんな感じ」とタイトルであらかじめ示してくれている。
教授・森脇 裕之
- 作品名こんなかんじ
- 作家名小石澤 楓
- 作品情報インスタレーション
サイズ:W450×H750×D450mm(3点)/W650×H1100×D650mm(2点) - 学科・専攻・コース
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