遠望

森田 舞

担当教員によるコメント

「遠望」というタイトルに、作者は杭の手前にいて、想いは遠く見えない先の杭の方にあるのかと考える。荒涼とした赤い景色の中に立つ縦方向の杭という強い構成、硬質な画面は、若い作者の見えない何かを追っているひた向きな思いが感じられ、羨ましいと思った。

教授・宮 いつき