渡邊 華蓮
「もさブタ」「お気に入り」「日々,くつした」「皆でピザ」
技法・素材:油性木版・手彩 サイズ:H360×W270mm(4点組)
担当教員によるコメント
メディアの新しさが評価されがちな現在、渡邊華蓮さんは、版木を彫刻刀で彫り白黒一版で摺るというオーソドックスな木版画の技法を使って、「不気味でカワイイ」をテーマに制作をしている。夢に出てきたモノやみんなでピザを食べたこと、日々身につけているものや動物園に行ったこと…など、言葉にしてしまうと大して記憶にも残らないような日常の一コマを描いている。それぞれの断片を配置構成することにより、いくつもの日常は一つの世界として提示されている。こうして作品に構築された日常は互いに繋がり、浸食し、共鳴しながら存在している。そして、そのシーンの裏側にある、隠されたもうひとつの現実を想像させるだろう。
教授・古谷 博子
担当教員によるコメント
メディアの新しさが評価されがちな現在、渡邊華蓮さんは、版木を彫刻刀で彫り白黒一版で摺るというオーソドックスな木版画の技法を使って、「不気味でカワイイ」をテーマに制作をしている。夢に出てきたモノやみんなでピザを食べたこと、日々身につけているものや動物園に行ったこと…など、言葉にしてしまうと大して記憶にも残らないような日常の一コマを描いている。それぞれの断片を配置構成することにより、いくつもの日常は一つの世界として提示されている。こうして作品に構築された日常は互いに繋がり、浸食し、共鳴しながら存在している。そして、そのシーンの裏側にある、隠されたもうひとつの現実を想像させるだろう。
教授・古谷 博子