国際交流の理念

国際交流は、本学の研究活動や社会貢献を支える大きな柱のひとつです。協定校への交換留学生派遣や共同研究の実施、教員の海外における研究といった本学の学生や教員の派遣交流はもちろんのこと、海外からも研究者や学生を迎えて多彩な交流の場を持つことは、有形無形のさまざまな価値を生み出す礎となります。また本学の教育目標のひとつは、「国際社会に対応する幅広い教養を身につけた人格の形成を図り、現代社会に貢献する優れた芸術家、デザイナーならびに教育研究者等を育成する」ことです。その目標を達成するために本学は、国際的な美術家やデザイナーが集まる創造的な環境の構築に向け、一歩ずつ着実に実績を積み重ねてきました。

そのベースとなるのが他大学との国際交流協定です。海外大学などとの交流にあたっては、単に国際交流の間口を広げるのではなく、常に厳選した少数の大学と密接かつビジョンにあふれた交流を目指し、国際化を実現しています。2004年には国際交流室を開設し、八王子キャンパス内に国際交流コーナーを設置した結果、外国人留学生と日本人学生が自由に交流できる環境が整いました。海外留学を希望する学生への情報提供、留学生のボランティアによる語学講座、日本人学生と留学生の交流の場づくりなど、きめ細かなサポートと充実した情報発信による質の高い交流を目指しています。

海外共同プロジェクト

海外協定校との共同研究や、国際的な講評会を行っています。

  • Pacific Rimプロジェクト
    Pacific Rimは、アメリカの協定校であるアートセンター・カレッジ・オブ・デザインと2006年から実施している国際協働教育プロジェクトです。
    両校のデザイン分野で学ぶ学生たちが、高齢化問題から日本の伝統工芸まで、グローバルかつローカルなテーマを取り上げ、デザインが果たすべき役割について探究し、革新的な解決案を提示していきます。
    プロジェクトHP: http://www2.tamabi.ac.jp/pacific_rim/

交換留学制度

海外協定校との交換留学(派遣・受入)を実施しています。