上野毛キャンパス

所在地

〒158-8558 東京都世田谷区上野毛3-15-34
03-3702-1141(代)

概略

都心部から至近の上野毛キャンパスは、首都圏西部に連なる緑豊かな住宅地に接する教育に適した立地にあります。2014年4月に新設した美術学部統合デザイン学科と美術学部演劇舞踊デザイン学科の学生が学びます。

沿革

上野毛キャンパスの歴史は、多摩美術大学の前身である多摩帝国美術学校の校舎が建設された1935年に始まりました。当時、田園風景のなかに建つ新校舎は、まさに美術学校らしい斬新でモダンな姿を見せていたといわれます。しかし1944年、校舎は第二次世界大戦によって海軍技術研究所に接収され、翌5月24日の空襲により焼失してしまいます。終戦後の1946年、川崎市溝ノ口の元軍需工場の建物を借用して授業を再開した当時、学生総数は30名でした。1950年、建築科講師と数人の卒業生が参加し、校舎の再建計画が開始されました。1952年に木造校舎が再建、翌年には講堂に着工、1960年には木造だった本館はコンクリート造りの新本館へと変わり、現在にいたっています。現在でも上野毛キャンパスの象徴となっている本館のファサード壁面の鉄板レリーフは、その際に彫刻科笠置季男教授の、講堂の環状8号線側壁面のレリーフは彫刻科建畠覚造教授の手により制作されました。さらに1966年に、木造校舎2棟が撤去され、現在の2号館が竣工しました。1974年の美術学部の八王子キャンパス移転完了まで、大学院、美術学部の授業はすべて上野毛キャンパスで行われていました。1989年、美術学部二部が上野毛キャンパスに開設され、新たに最新の設備機器が導入されるとともにフィルムおよびVTRの映像・録音・編集施設を備えた3号館が竣工しました。また2014年には演劇舞踊スタジオが完成し、現在も充実した教育環境を保つために設備更新が続けられています。

施設紹介

建物名 延床面積(単位:m2
A. 本館 6,496.46
B. 1号館
C. 2号館 4,107.64
D. 3号館 2,738.33
E. 講堂 1,356.66
F. 図書館 1,333.51
G. A棟 413.86
H. B棟 516.70
I. 演劇舞踊スタジオ 1301.42

演劇舞踊スタジオ

美術学部演劇舞踊デザイン学科の中核をなす施設として、2014年9月に竣工しました。本施設は、約170m2のスタジオを4面もち、国内外のメーカーから最新の音響設備や照明器具など、多種多様な機材を導入しています。日々の演習から舞台発表までを行うことができる演劇舞踊デザイン学科の実習棟です。

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