シンポジウム
「もの派とアーカイヴ」―海外への発信をめざして―
開催概要
日時 | 2016年3月16日(水)13:00~17:00、17日(木)10:00~17:20 |
---|---|
会場 | 多摩美術大学 八王子キャンパス レクチャーホール Aホール ※自動車での来場はご遠慮ください。 |
参加費 | 無料・要予約(空席がある場合は当日参加も可) |
お申し込み |
※事前の申し込み受付は終了しました。なお、事前申し込みされていない方でも、当日、空席があれば入場できます。 |
文化庁「現代美術の戦略的発信に向けた資料整理・公開報告会の開催」事業 主催:多摩美術大学 協力:埼玉県立近代美術館 |
もの派は1970年前後に多摩美術大学出身のアーティストを中心に展開された前衛美術運動ですが、近年、海外からもその重要性が改めて注目されるようになりました。
このシンポジウムはもの派の主要なアーティストに加えて国内外の研究者、評論家、キュレイターを招聘し、運動の実態についての討議と同時代の類似した動向との比較検討を踏まえつつ、海外への情報発信をも目ざしたもの派のアーカイヴの構築の方法を明らかにしようとするものです。
もの派研究の新たなる視野を切り開く本シンポジウムに多くの方々のご来場を期待しています。
Programme Ⅰ 3月16日(水)
Day 1 (Wednesday, March 16)
13:00 | 開会挨拶 建畠晢(多摩美術大学) | Opening address: Akira Tatehata (Tama Art University) |
---|---|---|
13:05 ~ 14:50 |
第1部 「もの派の成立をめぐって」 進行 中井康之(国立国際美術館) (1)関根伸夫(アーティスト) (2)小清水漸(アーティスト) (3)菅木志雄(アーティスト) |
Part I: On the Formation of Mono-ha Speaker 1: Nobuo Sekine (artist) Speaker 2: Susumu Koshimizu (artist) Speaker 3: Kishio Suga (artist) –Moderator: Yasuyuki Nakai (The National Museum of Art, Osaka) |
15:00 ~ 17:00 |
第2部 「海外の動向との比較・検討」 進行 平野到(埼玉県立近代美術館) (1)「アルテ・ポーヴェラともの派」峯村敏明(美術評論家) (2)「ミニマリズムともの派」吉竹美香(ハーシュホーン美術館・彫刻庭園) (3)「韓国現代美術ともの派」李康昭(アーティスト) |
Part II: Comparative Approaches to Overseas Contemporaries 1. “Arte Povera and Mono-ha” Speaker: Toshiaki Minemura (art critic) 2. “Minimalism and Mono-ha” Speaker: Mika Yoshitake (The Hirshhorn Museum and Sculpture Garden) 3. “Contemporary Korean Art and Mono-ha” Speaker: Lee Kang-So (artist) –Moderator: Itaru Hirano (The Museum of Modern Art, Saitama) |
17:30 ~ 18:30 |
レセプションパーティ |
Reception at Art-Theque |
Programme Ⅱ 3月17日(木)
Day 2 (Thursday, March 17)
10:00 ~ 11:30 |
第3部 「現代美術とアーカイヴ」 セクション1「現代美術とアーカイヴ」 司会 加治屋健司(京都市立芸術大学) 吉竹美香/河﨑晃一(甲南女子大学)/上崎千(慶應義塾大学アート・センター) |
Part III: Contemporary Art and Archives (discussions) 10:00~11:30 Section 1: Contemporary Art and Archives Moderator: Kenji Kajiya, (Kyoto City University of Arts) Discussants: Mika Yoshitake/Koichi Kawasaki (Konan Women's University)/Sen |
---|---|---|
11:30 ~ 12:00 |
「もの派 アートテーク展示写真について」 小泉俊己(多摩美術大学)/安齊重男(アート・ドキュメンタリスト) |
The Photographic Documentation Exhibited at Art-Theque Moderator: Toshimi Koizumi (Tama Art University) Speaker: Shigeo Anzai (art documentalist) |
13:00 ~ 14:30 |
セクション2「もの派とアーカイヴ」 司会 前山裕司(埼玉県立近代美術館) 関直子(東京都現代美術館)/山口洋三(福岡市美術館)/平野到/梅津元(埼玉県立近代美術館) |
Section 2: Mono-ha and Archives Moderator: Yuji Maeyama (The Museum of Modern Art, Saitama) Discussants: Naoko Seki (Museum of Contemporary Art, Tokyo)/Yozo Yamaguchi (Fukuoka Art Museum)/Itaru Hirano/Gen Umezu (The Museum of Modern Art, Saitama) |
14:40 ~ 16:10 |
セクション3「アーカイヴの方法論」 司会 林道郎(上智大学) 加治屋健司/上崎千/蔵屋美香(東京国立近代美術館) |
Section 3: Methodology of Archives Moderator: Michio Hayashi (Sophia University) Discussants: Kenji Kajiya/Mika Kuraya (The National Museum of Modern Art, Tokyo)/Sen Uesaki |
16:20 ~ 17:20 |
セクション4 全体トーク 司会 建畠晢 林道郎/平野到/上崎千 |
Section 4: Concluding remarks Moderator: Akira Tatehata Discussants: Michio Hayashi/Itaru Hirano/Sen Uesaki |
17:20 | 閉会 | Closing |
お問い合わせ先
研究支援部 | E-mail sre@tamabi.ac.jp | TEL. 042-679-5666 |
---|