三つのポリシー 大学院美術研究科 デザイン専攻

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

美術研究科博士前期課程デザイン専攻は、「グラフィックデザイン」「プロダクトデザイン」「テキスタイルデザイン」「建築・環境デザイン」「情報デザイン」「統合デザイン」の6つの研究領域で構成されています。

それぞれの研究領域の持つ独自性を深めながらも、横断的で幅広い見識と芸術的感性をあわせ持った、広い意味でのデザイナーを育成することをその使命としています。いずれの研究領域においても、学士課程で培った専門性をさらに高度に追求し、多様に変化する社会環境の中で、デザインを通して現実と未来を見据え、固有の創造性を有するスペシャリストになることを求めます。

グローバルで先端的な理論と技術を体系的、実践的、横断的に身につけ、それらの能力を活用し社会を豊かに変革し、次世代のデザインの可能性をひらくような修士作品・論文等をつくり上げることができた学生に修士(芸術)の学位を授与します。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

美術研究科博士前期課程デザイン専攻では、学生が選択した各デザイン領域から、個々の研究テーマに則した専攻の専門科目と、幅広い教養を身につける共通選択科目が履修できるカリキュラムを体系的、有機的に編成しています。

学生は個々の研究テーマに応じた研究領域・研究グループに所属し、高度な専門性を有する指導教員とのマンツーマンの指導を通じて、専門的な理論と技術を身につけ、独自性の高い修士作品・論文等をつくり上げていきます。

学修の成果は、あらかじめ明示した成績評価基準にもとづいて厳格な成績評価を行います。さらには、その結果を自己点検した上で活用し、教育方法の改善と改革につなげていきます。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

世界を取り巻く環境は大きな変革期にあります。解決の必要な問題も社会に山積しています。そうした変革の時代、これから先の未来を創る力として、デザインが大きな役割を果たすと注目を集めています。デザインには、直接人々の暮らしに関わるところで、社会に影響を与えていく力があります。そうしたデザインおよび表現の持つ潜在的な力を、身につけてもらいたいと考えています。

美術研究科博士前期課程デザイン専攻は、「グラフィックデザイン」「プロダクトデザイン」「テキスタイルデザイン」「建築・環境デザイン」「情報デザイン」「統合デザイン」の6つの研究領域で構成されており、基本的に学士課程から博士前期課程までの教育を一貫して学部の専任教員が担当し、2年間にわたる個別の研究指導を行います。専門領域での学びを軸に、更に横断的な物の見方を培うことを目指します。

入学に際しては、専門領域における学士相当の基礎的な力を有し、学びに必要な基本的な語学力とコミュニケーション能力を求めます。また何よりも未知なる表現や思考方法に臨む高いモチベーションのある人を求めます。入学試験では、研究領域ごとに作品、面接、小論文、提出書類等を総合して選考します。大学院2年間での研究計画を立て、専門的で高度な知識とアイデアを具現化する技術を磨き、既成の概念にとらわれない新鮮な発想力で、未来を切り拓いていく人になることを期待しています。

大学院美術研究科 各専攻の三つのポリシー