アートとデザインの
垣根を超え、
未知の新分野を切り拓く

本コースは国内で唯一「メディア芸術」を専門的に学ぶ教育機関として、アートとデザインの垣根を越えて新たな表現に挑戦できる環境を用意しています。国内でのメディア芸術賞受賞にとどまらず世界的に活躍するメディア・アーティストから、ゲーム関連などの先進的な企業で活躍するビジネスリーダーまで先駆的な人材を数多く輩出してきました。未知の新分野を切り拓くため、最新のデジタル・テクノロジーと同時に、写真やクラフトアートなどの基礎造形も複合的に学び、未来に向けた独創的な取り組みを実践できる人材を育んでいます。

キャンバス
八王子
定員
122
在学生数
590名(学科の総数)

2024年時点

学びの特色

アートとデザインが
共存するカリキュラム

美術大学として、手を動かしてつくることで思考を深める造形教育に重きを置いています。学科内にアートとデザインの学びが共存していることも、幅広い領域にまたがる情報デザインを習得する上での強みになっています。

自由に選択できる
豊富な専門講義科目

入学時から「メディア芸術コース」と「情報デザインコース」に分かれていますが、2年次と3年次には、映像、写真、音響理論、認知科学、情報デザイン史、情報システム論などが学べる専門講義科目を、両コースから自由に選択できます。

グループワークと個人ワーク
をバランス良く導入

少人数のワークショップやフィールドワーク、5人程度のグループによる共同制作など、多様なグループワークを用意しています。同時にマンツーマン指導による課題制作も行い、両者のバランスの中で専門性と協調性を高めます。


学びの領域

アニメーション/CGI/ドキュメンタリー/プログラミング/ゲーム/インタラクティブ・アート/インスタレーション/イラストレーション/マンガ/サウンド・アート/写真

取得できる資格

  • 中学校教諭一種免許状(美術)
  • 高等学校教諭一種免許状(美術)
  • 学芸員資格

卒業後の進路

  • メディア・アーティスト、映像作家
  • ウェブデザイン、ソフトウェア、ゲームの編集・制作など

教育課程

先端的技術を使ったメディア・アートからサウンド・デジタルエンターテイメント、CG、アニメーション、写真、イラストレーション、絵本、マンガまで幅広い分野を対象に、制作演習を通じて基礎から応用まで実践的に学びます。カリキュラムは、入門、演習、応用、総合の4段階で構成されています。

1年次

基礎となる知識や技術に加え、インタラクションやデジタルクラフトを学ぶ。

制作の基礎となる知識や技法を学びます。また、実際に手を動かして制作する課題演習「インタラクション」や「デジタルクラフト」にも力を入れています。

2年次

演習課題を通じて技法を修得し、 プランニングなどの基本手法を学ぶ。

4つの演習課題を通じて技法を修得すると同時に、プランニングやフィールドワークの基本的な手法についても学びます。制作する課題が多岐にわたるため、クォーター制を採用しており、7.5週間で演習を完結させていきます。

3年次

理論に裏打ちされた作品を制作し、 独自の表現を追求。

個別に設定する半期単位のテーマ演習によって、それまでの課題を発展させていきます。2年次から開始される専門講義科目の履修と連動しながら、理論に裏打ちされた作品を制作し、独自の表現を追究していきます。

4年次

4年間の集大成として、 卒業制作に取り組む。

教員と個別に対話しながら、4年間の集大成としての卒業研究制作に取り組みます。前期に作品を完成させ、後期は展覧会や公開講評会を通じ、作品を社会的に発展させるプロセスを修得します。

作品

絵画、アニメーション、インスタレーション、立体、衣服、写真など多様なメディアを駆使した作品が制作されています。

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施設・設備

木工や金属加工、塗装作業、レーザー加工などを行う工作室、ブルーバック合成が行えるムービー撮影にも対応した撮影スタジオ、プリントブース、録音ブース完備の音響スタジオ、学生が自由に制作と交流を行うハッカースペースなど、高度な専門性を兼ね備えたオープンな環境が専用施設として用意されています。

情報デザイン棟

2階にあるメディア芸術コースのフロアは「映像音響」「デバイス/プログラミング」「クラフト」が三位一体となり、さまざまなメディアを有機的に結合することができる総合的な制作環境を整えています。1階にはプロフェッショナル・レベルのデジタル映像音響スタジオと、オープンなディスカッションを可能にするフリーラウンジが設けられ、学科専用の高速安定なインターネット回線と広大なストレージを有するファイルサーバー、自由にアクセスできるWiFiネットワークなどが、もうひとつの見えないスタジオとして機能しています。また全学共通利用できるアートスタジオやギャラリーを備えており、さまざまな形態の展覧会や大型のメディアアート作品の制作が可能なほか、大学図書館にも近く、毎日焼きたてパンの楽しめるカフェテリア、ペーパーショップ、出力ショップを併設するなど、研究や制作に打ち込める環境として最適です。

アートスタジオ

制作した作品の展示・講評をはじめ、ボーダーレスな交流の場としても活用できます。

インタラクションルーム

コンピュータルーム

映像・CG・グラフィック制作には欠かせないソフトウェアを完備。

ハッカースペース

ラボや学年を問わず、共有して活用できる制作スペース。

音響スタジオ

高品質な音楽制作・音響編集が可能。録音に最適な防音室も完備しています。

工作スタジオ

大型の立体作品からインスタレーション制作には欠かせない電動工作機を完備。

撮影スタジオ

写真・映像用の本格的な撮影スタジオ。ポートレート、アニメーション、ブルーバック合成など多彩な撮影が可能。

作画ブース

ライトボックスを内臓した作画机。微細なアニメーション制作に最適。

大判プリンタ

幅1mを超える大型写真やイラストの出力が可能。

3Dプリンタ

3Dデジタルデータをもとに、立体造形物の出力、フィギュアや立体作品のパーツなどが制作できます。

カメラ機材

液晶タブレット

デジタルデータに直観的で細密な描画が可能。

レーザー加工機

デジタルデータを使い、様々な素材から複雑な造形を切り出せます。

就職・進路

卒業生の多くは、メディア・アーティスト、映像作家、アニメ作家をはじめ、写真家、マンガ家、ゲームデザイナー、ウェブデザイナー、編集者など、メディアに関わる幅広い分野で活躍。テクノロジーと表現力の両輪を生かしながら、多様化するメディア社会を横断できる能力を武器に、各分野のリーダーになっています。

2023年の進路状況

  • 就職者
    29名
  • 就職希望者
    38名
  • 進学者
    4名
  • 作家・起業など
    11名
  • その他
    30名

過去2年の主な就職先

ゲーム・アニメ・CG

インテリジェントシステムズ/クリーク・アンド・リバー社/Cygames/Trys/サクセス/任天堂/バンダイナムコフィルムワークス/プロダクション・アイジー

WEB・通信・情報処理

LINE/ロフトワーク

広告代理店・制作会社

スーパースーパー/大広/太陽企画/電通クリエーティブフォース

新聞・出版

一般社団法人共同通信社/ベネッセコーポレーション

自動車・輸送用機器

スズキ

建築設計・店舗・空間

ユニバーサル園芸社

テレビ・映画・舞台

角川大映スタジオ

コンサルティング

PwCコンサルティング合同会社/PwCアドバイザリー合同会社

その他

一般社団法人デジタルファブリケーション協会/オリエンタルランド

活躍する先輩

教員紹介

2024年4月時点

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