彫刻学科

専門学科科目

1年次

基礎的な造形力を高め、彫刻表現の基礎を学ぶ。

実技・演習

彫刻実技Ⅰ

基礎実習1 〈現代美術実習〉

現代美術制作の可能性や意義について、レクチャーやディスカッション、グループワークを通して学び、個々のミクストメディア制作へと繋げていきます。実習は前期と後期の二部に分かれ、半年間での自身の変化や拡張を体感しながら、表現者としての思考力と造形力を養います。

基礎実習2〈塑造実習〉

モデリングによる等身大塑造の制作を通して自然秩序の観察及び追求を行います。

基礎実習3〈インスタレーション実習〉

グループでディスカッションを重ねながら「身体のスケール」を基準とした構造物を作ります。さまざまな素材を組み合わせるための工法や建築的な視野を学びます。

基礎実習4〈木彫実習〉

木彫刻制作に必要な基礎技法を学び、思考の具現化を通して木彫刻表現の可能性を探究します。

講義

彫刻論A(富士山麓セミナーハウス)

豊かな自然環境の中で演習やゼミを開講し、彫刻芸術への理解を深めます。


2年次

さまざまな彫刻表現の可能性と拡張性を探求し、自己表現の方向性を探る。

実技・演習

彫刻実技Ⅱ

基礎実習5〈石彫実習〉

主に大理石を用いながら、自然界の造形性の探求と共に、空間へのアプローチなどにより実材表現の可能性を探ります。

基礎実習6〈実存実習〉

五感すべてに等しく意識的になるための方法について、さまざまな身体的ワークショップを通して学びます。

基礎実習7〈展覧会設計〉

模型の制作を通じて展覧会の企画と設計を学び、実践的な作品発表の技術を身につけます。ブロンズ鋳造で作品マケットを制作することで、鋳造による彫刻制作の基礎的な技術も習得します。

基礎実習8〈金属実習〉

第一課題の制作を通じて金属という素材の特性と、その加工方法を実践的に学び、第二課題では提示されたテーマに基づいた自由な表現に取り組みます。

講義

ガス溶接技能講習

溶接技能講習会を受講し、修了証を取得します。

彫刻実技(絵画)

展覧会設計実習で計画した展覧会について、DMなどの広報物を制作します。フォトショップやイラストレーターなどのデジタルデザインツールの基礎を習得します。


3年次

表現力の向上と共に、自己表現の多角的検証から創造力を養う。

実技・演習

彫刻実技Ⅲ

塑像、石、木、金属、ミクストメディア

  • 実習1・2・3・4
    専門工房にて年間4課題制作します。
    (4課題の中で自由に素材選択・変更、工房移動可)
  • 造形演習石膏型取り/ガス型鋳造/蝋型鋳造/FRP型取り
    ※選択自由

古美術研究ゼミ

主に京都・奈良方面の古美術研修旅行

課外研究ゼミ

各専任教員が年間6講座開講。
(材料研究、施設・工場見学、展覧会鑑賞など)


4年次

表現者としての自覚のもと、彫刻の専門性と可能性を追求する。

実技・演習

彫刻実技Ⅳ

塑像、石、木、金属、ミクストメディア

  • 実習5・6
    専門工房にて課題を制作します。
    (自由に素材選択・変更、工房移動可)

卒業制作

講義

彫刻論B

学外より活躍するアーティストや研究者を招いてレクチャーを開催します。


  • 例年の実績をもとに掲載しており、変更の可能性があります。