情報デザイン学科 メディア芸術コース
学科・専攻の特色
現代ではインターネットやスマートフォンの普及にともなって、デジタルメディアを活用した作品作りを行う、映像メディア表現の領域は、広く浸透しつつあります。情報デザイン学科メディア芸術コースは、メディア・アート、映像、アニメーション、写真、デジタル・エンターテイメントなど、メディアを使った幅広い表現領域をカバーし、モノと情報が結びついた新しい「かたち」を生み出すために、常に未知の表現に向かって創作と探求を続けています。
選抜方針
メディア芸術コースでは、ネットワークやプログラミングなどを通じて、デジタルメディア表現で、新しい美術の領域を開拓する造形力と、さまざまなメディアを縦横無尽に使いこなしていく多様な人材を育成しています。
総合型選抜では、このようなメディア芸術コースのビジョンや理念を共有し、新たなデジタルテクノロジーの手法と、表現する意欲をもった受験生を幅広く求めています。
選択Aの「オンラインポートフォリオ」ではメディアを活用したさまざまな領域の作品を募集します。メディアへの応用能力、技術能力などの面を見ながら、自立した表現作品としてのクォリティやコンセプトの実現性を評価します。
「面接」においては、「オンラインポートフォリオ」で示される各自の作品制作コンセプトを、プレゼンテーションしてもらい、ディスカッションをして総合的に評価します。
選択Bの「デジタル平面構成」では、与えられたモチーフに対してタブレットPCのカメラ機能で、人間の眼を超えた視覚の可能性を探っていきます。さらにそのデータを編集・再構成する作業を通じて知覚や道具の拡張としてメディアの感覚を見出すことができたか、新しい表現の提案を示すことができたかを問います。
「面接」は「デジタル平面構成」作品の制作意図を確認し、志望理由とあわせて総合的に選抜します。
高等学校等で学習・経験しておいてほしいこと
高等学校等の「情報」で学ぶ、インターネットやデジタルメディアの基礎知識を習得していることを前提として、プログラミングや電子工作などの技法の学習、電子出版といったデジタル文化の体験などを通じて、デジタルメディアについての考察を巡らせる時間をもつことを推奨します。
情報デザイン学科の総合型選抜では、高校卒業見込み者はもちろん、高等専門学校や他大学の新卒者、既卒者、また社会人まで広く募集したいと考えています。