生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻
学科・専攻の特色
プロダクトデザイン専攻は長年にわたり、製品デザインの業界で国内に限らずグローバルに活躍し、けん引するデザイナーを数多く輩出しています。また、デザイン界のみならず、産業界でもネットワークを構築し活躍しています。プロダクトデザインの領域は今や製品の形や素材、色にとどまらず、人とモノとの関係が創り出す生活や、その生活を作る空間や社会などにも広がりを見せています。本専攻の教育プログラムもそれらの変化に対応し、ベーシックなスキルとなる“手”で考える美の追求から、多元的にモノゴトを見て考える力や、最新のコンピュータの活用力、国際人としてのコミュニケーション力、プレゼンテーションメソッドなどのアクティブラーニングを活用し、未来を担う個性豊かなプロダクトデザイナーの育成を実現しています。
選抜方針
プロダクトデザイン専攻は、学校推薦型選抜をプレゼンテーション入学試験と位置づけ、受験生自らの創造を発表する場としています。選択Aの科目「アイデア/プロセス」は、文章でのアイデア説明に加えて、イラストや図式、漫画などを用いての紙面表現です。問題文を理解したうえでのアイデア発想力を採点基準とします。選択Bの科目「スケッチ/デッサン」は、デザインスケッチや鉛筆デッサン、カラー描写などによる紙面表現です。問題文に応じた描写内容と表現力を採点基準とします。ともに初日に実技を行い、2日目にはそれら作品のプレゼンテーションを行います。なお、合否判定に用いるのは、選択A、Bともに出願書類の「自己アピール文」「実技試験」「プレゼンテーション面接」です。受験生の自由かつオリジナリティあふれる発想力や表現力に期待する新しい入学試験方法です。
高等学校等で学習・経験しておいてほしいこと
授業での学習や課外活動・クラブ活動でのコミュニケーションスキルは、その後のプロダクトデザインの学びには大切な要素です。加えて次の3つを学習し、経験してください。1つ目は“自らの長所、特技に磨きをかけること”です。自己アピール文に記入できる自らの強みを作ってください。2つ目は“発表力”です。プレゼンテーション面接の際に、自らの作品の良さを力強く楽しく明るくプレゼンテーションしてください。3つ目は“人間力”です。そのモノを必要としている人の気持ちになり、思いやりのある提案を考えてください。そのためにも日常で気になることは放置せずに考察したり、問題解決のアイデアを考えたりしてください。
プロダクトデザイン専攻では、こちらの学科オリジナルサイトまたは、学科紹介パンフレットで学校推薦型選抜の出題例および解答例を公開しています。