留学生レポート 多摩美から海外へ 2023年度
児玉 睦
児玉 睦
環境デザイン学科
留学先 オスロ国立芸術大学
デザイン教育において有名で自由な表現を家具や空間デザインに取り入れているオスロ芸大で空間について学びたいと思い、留学を志しました。交換留学は専門分野の技術的な習得に加え、自分の置かれている環境について見つめ直す良い機会だったと思います。人との交流や日常生活、旅などで目にした新たな光景や価値観、景色などは素晴らしいものでした。この体験がインスピレーションの扉となればと思い、私はノートにまとめて記録しました。また、留学中にルームメイトと楽しく生活したことが印象に残っています。毎日の何気ない会話や、一緒に食事をしてお互いの文化の違いを楽しんだのはいい思い出です。
留学を志すみなさんへのアドバイスとしては、語学学習と好きなことを極めることです。英語は使わなければ忘れてしまうので、私は単語の練習と週に一度オンラインで英語の先生と話す練習をしました。語学力は交友関係と可能性を広げる上で不可欠だと感じます。さらに日本で極めていた好きな事を留学先でも追い続けると、日本とは異なる結果に心踊る瞬間がありました。留学を通じて異なる地で生活をし、発見や気づきがたくさんあり価値のある時間であったと思います。
田中 秀汰郎
田中 秀汰郎
情報デザイン学科 メディア芸術コース
留学先 ローザンヌ美術大学
写真をベースとした芸術表現の知識と技術を磨くために、スイスのローザンヌ美術大学への留学を志しました。グローバルに活躍するアーティストや、ハイブランドの広告を担当する写真家の先生方から直接技術を学べるのは、とても貴重な機会でした。授業はフランス語でしたが、英語が話せれば授業についていくことはできました。しかし、大学の公用語の学習はできる限り早めに準備したほうが良いと思います。
今回の留学を通じて、学内だけでなく現地の様々な人々と交流し、文化的差異を超えて、他国のリアルな生活について学ぶことができました。また、自国の課題や長所を客観的に見ることができるようにもなりました。今後はこの経験を活かし、グローバルな視野を持つ大学院への進学を目指しています。
留学は正直、準備や計画が非常に大変です。挑戦しても成功するとは限りません。しかし、多摩美では、そのような挑戦を全力でサポートしてくれる環境があります。また、願望を心に留めておくだけでなく、勇気を出して海外に行きたいと声に出すことで、広がる交流の可能性もあります。ぜひ、挑戦してみてください。