情報デザイン学科

教育環境

「アート系」「デザイン系」が共存するカリキュラムで、幅広く学ぶ

美術大学の情報デザイン学科として、手を動かして作ることで思考を深めていく造形教育に基礎を置いている点が大きな特色です。また、1つの学科の中に、「アート系」と「デザイン系」が共存していることも、幅広い領域にまたがる情報デザインを学ぶ上での強みになっています。

バラエティに富んだ専門講義科目で両コースを横断しながら学ぶ

入学時から「メディア芸術コース」と「情報デザインコース」の2つに分かれていますが、2年次と3年次には、映像、写真、音響についての理論、認知科学、情報デザイン史、情報システム論、ネットワーク論などが学べる専門講義科目が豊富に設置されており、両コースから自由に選択できます。

グループワークと個人ワークのバランスで、個を鍛える

少人数のワークショップやフィールドワーク、5人程度のグループによる課題の共同制作など、様々なグループワークを重視しています。同時に、マンツーマンの指導による個人の課題制作も行ない、両者のバランスの中で、各自の専門性と協調性を高めていきます。

他学科、他大学とも活発に連携し、課題遂行力を養う

他学科や他大学との連携にも積極的に取り組んでいます。たとえば、東京大学との共同研究で、アート&デザインのための人工衛星(芸術衛星)を打ち上げる「ARTSAT:衛星芸術プロジェクト」を行なっています。ネスレ日本株式会社との共同研究「バリスタTAMAを活用したコミュニティデザイン」など、PBL科目として他の学科とも連携して進めています。また、NPO団体「Think the Earth」と定期的に共同演習授業を行なってきました。

交換留学、コンペなど海外との交流で、グローバル化に対応する

海外との連携も積極的に行なっています。ベルリン芸術大学や弘益大学校(韓国)との交換留学制度を設けている他、海外コンペにも積極的に出品しています。2012年には、フィンランドの製紙会社とアアルト大学主催によるパッケージデザインの国際コンテストで、情報デザインコース・チームの作品が最優秀賞を受賞しました。また、アルス・エレクトロニカ(オーストリア)やメディア芸術祭(日本)など、内外の作品展で受賞する学生の作品も多く、独創的な発想力やデザイン力が高く評価されています。

広い空間で、楽しく学び、交流を深める

情報デザイン棟の情報デザインコースは教室間が吹き抜けの多目的スペースとなっており、廊下がありません。この広々とした空間は、学習やコンピュータ操作のためだけではなく、学生同士のコミュニケーションの場としても活用されています。また学科専用のブロードバンド・ネットワーク、コンピュータ室はもとより、撮影スタジオ、3Dプリンタ室など制作環境も充実しています。