留学への一歩を踏み出す スキルアップ研修

海外を目指す学生はもちろん、グローバル化が進む国内での活躍を視野に入れている学生にとっても、英語でのコミュニケーション能力は不可欠です。学生のうちから実践的な力を身につけることで、自信を持って未来へ踏み出せるよう、多様な研修機会を設けています。

留学用ポートフォリオ講座:6月下旬

海外の大学院に留学経験のある卒業生を講師に招き、留学用と就職活動用のポートフォリオ(作品集)の違いや、具体的な英語版ポートフォリオの構成例などを解説。身近な先輩によるリアルな体験談と、講師が実際に作成した英語のポートフォリオを参考に、ポートフォリオを作成する際のポイントをわかりやすく紹介します。


プレゼンテーション研修 開催時期 :8月上旬・1月下旬 

ネイティブの講師による3日間の短期集中研修です。効果的な発表スライドの作り方や、日本と西洋のプレゼンスタイルの違いを学びながら、聴衆を惹きつけるスキルを身につけます。研修終了後には、一人ひとりに講師からの詳細なフィードバックレポートが提供されます。授業とはひと味違った、デザインやファインアートの領域を超えた学びと交流から、新たな視点を得ると同時に自らの考えを発信する力を磨くことができます。


ディスカッション研修 開催時期 :8月上旬・1月下旬

3日間の研修には、ディスカッションスキルに加え、コミュニケーションの根幹である異文化理解に関するレクチャーも組み込まれています。大学の講義中の議論、展覧会での会話、ホームパーティーでの交流など、さまざまなシチュエーションで役立つコミュニケーション方法を学びながら、より自然に、自信を持って会話を楽しめる力の養成を目指します。


ライティング研修 開催時期:8月上旬・3月下旬

1日集中研修で、アカデミックライティングの基本ルールを学びながら、授業レポートなど、学術的文章の書き方を習得します。講義は1日のみですが、課題として執筆した文章に対し、講師からの丁寧な添削フィードバック+マンツーマン指導を1 回受けることができます(オプション料金が発生します)。効果的な表現や論理的な構成を磨き、より質の高い文章作成能力の向上を目的としています。


プレゼンテーション研修体験記

緊張した時間だった分、自身の英語力の向上を実感できた。
緊張した時間だった分、自身の英語力の向上を実感できた。

山田 佳奈 大学院 日本画領域

前々から交換留学に行きたかったため、英語力向上を目指して参加しました。研修では、主に自分の制作について人前で紹介する練習を繰り返し行いました。そしてこの経験が最も役に立ったと感じたのは、交換留学の内部選考です。英語で面接があったので、そもそも面接自体の経験が少ない私は不安でいっぱいでした。ですが、人前で英語を話す経験、そして作品について英語でアウトプットするという経験があったため、乗り越えることができたと感じています。人前で、しかも英語で、自身の制作について発表する機会はとても貴重でした。緊張の続く時間でしたが、その分英語力が伸びたことを実感しています。交換留学に関わらず、留学を目指す方は英語で作品について発表する機会があるはずなので、そういった方にお勧めしたいです。今後、私はディスカッション講座にも参加する予定です。そして、自身の作品以外にも、芸術や社会問題について自身の考えを英語で述べられるレベルにまで英語スキルを高めたいです。この先、留学先で様々な背景を持った人々と意見交換し、多様な考えと出会うことが私の夢です。

この経験は、今後のアーティスト活動にも役立つと感じた。
この経験は、今後のアーティスト活動にも役立つと感じた。

利谷 成美 油画専攻

私がプレゼンテーション研修に参加した理由は、英語力の向上と世界で通用する発表技術を習得したかったからです。相手に伝える力は、将来にわたって重要なスキルだと考えています。特に、英語圏のプレゼンテーション手法を学び、実践する経験は、今後のアーティスト活動にも大いに役立つと感じました。研修で最も印象に残ったのは、他の参加者のプレゼンテーションです。わずか3日間で、発表内容や表現力が大きく向上していく様子を目の当たりにしました。私自身の成長も実感でき、聴衆との自然なやり取りが生まれる瞬間は大きな刺激になりました。この研修を2 回受講して感じたのは、スキル向上には「経験」が不可欠だということです。1回目と2 回目を比べると、スクリプトの組み立て方や緊張の度合いに変化がありました。全く経験がない方でも、回数を重ねることで確実に上達できると確信しています。
英語圏のプレゼンテーションを集中的に学べる機会は多くありません。興味があっても、人前で話すことに不安を感じ、参加をためらう方もいるかもしれません。しかし、この研修は非常に貴重な経験になります。少しでも関心がある方は、ぜひ挑戦してみてください。

 

  • 各研修の内容、スケジュールは変更となる可能性があります
  • 参加費が発生します