株式会社ティー・ワイ・オー(本社: 東京都渋谷区、略称: TYO)が主催する「第2回TYO学生ムービーアワード」で、統合デザイン学科4年の有嶋庸子さんが銅賞を受賞しました。
このアワードは、CMやオンライン動画など多様なコンテンツの制作を手掛け、数多くの映像ディレクターを輩出してきたTYOが、次世代の才能の発掘と育成、さらには映像業界の発展に寄与したいと、昨年度から開催されている学生向けのショートフィルムコンテストです。
今回は『探す』をテーマにした60秒のショートフィルム(1人1作品)を募集。約4か月の応募期間でエントリー総数が576件あり、その中から5本が最終ノミネート作品として選出されました。
11月28日、恵比寿ガーデンプレイスで行われた表彰式で各賞が発表され、有嶋さんの作品『Find me』が銅賞に選ばれました。
有嶋さんの作品『Find me』
表彰式では、銅賞のプレゼンターを務めた審査員でCMディレクターの浜崎慎治さんが「観ている人も参加できるという点が、他の作品とは違っていて新鮮味があった。アニメーションも、映像はシンプルだがクオリティが高く、アートディレクションがきっちりとなされている。『探す』<Find me>というテーマから着想したメッセージをしっかりと落とし込んでいるところがこの映像の強いところ」と評価のポイントを説明しました。
壇上にあがった有嶋さんは「常に見る側の視点になって映像をつくろうと考えているのですが、今回は60秒をいかにあっという間に感じさせるかということに力を入れました。一度観た後にもう一度観たくなるような、そして二度目に観たときに、最後のメッセージの意味に気づいてくれたらいいなと思って作りました。このような賞をいただいて、地道にアニメーションを描いてきてよかったと思いました」と受賞の喜びを語りました。
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