プロダクトデザインの学生が東京医科歯科大、早稲田大生らと組み新規事業発案コンテストで受賞
2月20日、生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻2年生の海野凪咲さんが、WASEDA-EDGE人材育成プログラムが主催するコンテスト『第6回 WASEDA-EDGE Demo Day』で医療サービスを受ける人々に高い便益をもたらす事業の創案に贈られる『ソレイジア・ファーマ賞』を受賞しました。
同コンテストは法人設立及び事業立ち上げを検討している学生がアイデア・プロジェクトを発表するもので、本年度で6回目の開催です。今年度は全18チームが参加する中、海野さんは東京医科歯科大学および早稲田大学の学生と共に3名で構成される合同チームを組み、『寝たきりの療養者の採尿時の苦痛を軽減する採尿パッド』を開発。同賞を受賞し、起業資金50万円を授与されました。
同コンテストに先立ち、海野さんを含む学生たちは、2023年9月から10月にかけて「ヘルスケア×デザイン×ビジネスモデルによる価値創造講座―早稲田大学×多摩美術大学×滋賀医科大学―」に参加しました。この講座は高校生から大学1、2年生を対象に、若きアントレプレナーを育てることを目的とし、WASEDA-EDGE人材育成プログラム、WASEDA EDGE Youth Innovators(WEYI)プログラムが主催、早稲田大学アントレプレナーシップセンター、滋賀医科大学、多摩美術大学、Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE:ジータイ)の共催によるものです。早稲田大学で実施されているビジネスモデルの仮説検証を基礎とし、多摩美術大学の独自のアイデア創出法やデザイン面のノウハウ、さらに滋賀医科大学のネットワークを活用し、学生たちはヘルスケア分野での新しい事業を創出するための知識とスキルを身につけました。
また、今回の『Demo Day』は、アメリカのバブソン大学が実施する『2024 The Babson Collaborative Global Student Challenge』のローカルチャレンジ(予選)も兼ねており、選出されたチームには英語でのビジネスアイデアの発表を通じて、国際的なビジネスコンセプトの実現可能性を追求する機会を得ました。