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メルセデス・ベンツ日本合同会社との連携活動で東京滞在中のアーティストと本学学生が、「音や音楽とビジュアルアートの組み合わせ」をテーマに制作


本学は、2022年に締結したメルセデス・ベンツ日本合同会社(社長:ゲルティンガー剛、本社:千葉県千葉市)との連携協力協定に基づき、同社が1991年より30年以上継続している文化・芸術支援活動「メルセデス・ベンツ アート・スコープ」の2022-2024年における新プログラムにパートナーとして参画し、次世代アーティストの育成と国際交流を支援しています。

今年度は9月から「アーティスト・イン・レジデンスプログラム」で東京に滞在中の、ベルリンを拠点にサウンドとインスタレーションを中心に活動するアーティストのアニカ・カースさんをお招きし、大学院エクスペリメンタル・ワークショップ(EWS)およびNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]の協力のもと、トークとワークショップを行いました。

11月15日のトークでは、ドイツやヨーロッパで活動するエピソードや、作品を通してサウンドとアート、社会とを行き来しながらその関係性を探るアニカ・カースさんの作品テーマについてお話いただきました。

11月29日のワークショップでは、アニカ・カースさんと学生が、音と音楽とビジュアルアートを組み合わせる新しい可能性を探りました。最初に八王子キャンパス内にあるEWSワークショップルームにて、参加した学生の作品や興味のある音や音楽について話し合い、その後、美術館や多⽬的スペースを備えた新しい施設となることを構想中のBLUE CUBEに移動して、実際に作品を作るエクササイズを行いました。完成された作品を目指さず新しいアイディアに挑戦することを目的として、学生同士で音を組み合わせたり、音を出しながら施設内を歩きまわり、学生にとってこれまで経験のないアプローチや手法で作品作りに取り組みました。

トークで、ご自身の作品についてお話されるアニカ・カースさん。
ワークショップに参加した学生が、自己紹介と共に自身の作品や興味のある音・音楽について話している様子。
BLUE CUBEにて、作成した音とビジュアルを組み合わせて制作する様子。