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【訃報】五十嵐威暢 元学長・名誉教授
本学 五十嵐威暢 元学長・名誉教授が、2月12日にご逝去されました。
心から哀悼の意を表しますとともに、ここに謹んでお知らせ申し上げます。
尚、葬儀につきましては、すでに近親者で執り行われたとのことです。
五十嵐 威暢
IGARASHI Takenobu
第9代多摩美術大学学長 2011年~2015年
彫刻家/デザイナー
略歴:
代表作にニューヨーク近代美術館のカレンダー、VI計画[カルピス食品工業(株)、明治乳業(株)、サントリー(株)、多摩美術大学、金沢工業大学、王子製紙(株)他]、日本各地の地場産業の技術を駆使したプロダクトデザインやサイン計画[慶応義塾大学図書館、晴海国際客船ターミナル、サントリーホール他]がある。グラフィック・プロダクトデザイナーとして活動後、1994年以降は本拠をロサンゼルスへ移し、彫刻制作に専念。2004年6月に帰国。その後、五十嵐アート塾塾長/NPOアートチャレンジ太郎吉蔵理事長/多摩美術大学客員教授・評議員/多摩美術大学学長を歴任した。理工系学生の感性教育のためにと、5000点を超える作品や資料を長年縁のあった金沢工業大学に寄贈。2023年、同校内に五十嵐威暢アーカイブが設立された。北海道新十津川町の五十嵐威暢美術館かぜのびでは、自身の彫刻作品とアトリエを公開している。
1989年に美術学部二部の創設にも携わり、デザイン学科の主任教授としてコンピュータと社会人の教育に尽力し、2011年からは多摩美術大学学長として竹尾ポスターコレクションを始めアートアーカイブセンターの設置に従事した。
また、1995年の本学創立60周年時に制定したユニバーシティ・アイデンティでは、シンボルマーク、ロゴタイプ、スクールカラーのデザインを担当し、現在まで使用されている。