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『やまなしメディア芸術アワード2024-25』で卒業生が最優秀賞を受賞


山梨県が主催する、デジタル技術と柔軟な創造性で未来を構想する表現者たちのための公募展『やまなしメディア芸術アワード2024-25』において、11年大学院油画修了 鈴木泰人さんのサウンドインスタレーション作品《野生の霧》が最優秀賞のY-GOLDを受賞しました。またメディア芸術非常勤講師 小光さんの《Five Years Old Memories》が優秀賞のY-SILVERを受賞しました。

最終審査は、3月30日まで甲府・北杜エリアで開催されているファイナリスト作品展の会期中に行われ、受賞作品が決定しました。

Y-GOLD(最優秀賞):《野生の霧》鈴木泰人(11年大学院油画修了)/撮影:大塚敬太

鈴木さんの受賞コメント:
「このたび《野生の霧》が受賞できたことを光栄に思い、その意味を深く受け止めています。山梨の森で出会った原風景が今も残されているからこそ、生まれた作品です。見えにくい形を音や技術を用いて表現することで、記憶を頼りに彷徨う日常の姿を、作品を取り巻く環境を含めて観る人それぞれの感覚で受け止めていただけたらと思います。
また、多様な作品に触れてメディアアートを改めて考える機会となりました。こうした場が続いていくことで、潜在的な価値が認められ、地域の枠を超えた刺激や対話が生まれるきっかけになればと願っています。」

Y-SILVER(優秀賞):《Five Years Old Memories》小光(メディア芸術 非常勤講師)

小光さんの受賞コメント:
「山梨で展示という貴重な機会をいただけて、そしてさらに受賞とのことでたいへん嬉しく思います。ありがとうございます。本作をプレイするだけでなく、プレイヤーが自身の幼少期の記憶を思い出したり、プレイヤー同士でお互いの記憶にまつわる対話へ展開したりする事も作品の一部だと思っています。ぜひ審査員の方々の5歳頃の記憶も伺ってみたいです。」

受賞コメント参照:やまなしメディア芸術アワード 公式サイト