足元から、空を見上げて
篠原 麻里
担当教員によるコメント
何時も控えめでふわっとした印象の篠原さんは植物を含んだ風景と言うか場所を描いている。木々の中の印象と自分の心象とを重ねて、その場所を眺める視点とその中にいる視点で描いているので、たいてい2枚組の絵が多い。植物を描ききるのは簡単だと思うが、心象を描くのは難しい事だ。しかしこの絵の筆致を見ていると確かに心象だと納得出来るのが、その表現力ではないかとハッとする。
教授・宮 いつき
- 作品名足元から、空を見上げて
- 作家名篠原 麻里
- 作品情報技法・素材:雲肌麻紙、岩絵具、胡粉
サイズ:H1303×W1620mm、H1904×W1303mm - 学科・専攻・コース
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