Alice

方旭晨

作者によるコメント

現代社会の急速な発展を背景に、益々学習や仕事への圧力が高くなり、焦慮にかられています。このことは私達の日常生活に悪影響を与えています。例えば、睡眠不足や食欲不振など、健康について悪循環を招き、自律神経などに支障をきたしていると考えられます。この作品では、未来の生活においてAI(人工知能)の利用により「どのように自分自身の健康を保ち効果的に管理できるのか?」この問いをもとに、対話型AIアシスタントのデザインを通して、その可能性について探究することを目的に制作しました。

担当教員によるコメント

「Alice」は、AIによる健康管理を支援するための対話型ユーザーインターフェイスのデザインです。既に我々の生活の中にAIが浸透しており、今後益々我々の生活のあり方について検討することは、デザインの重要な課題の一つに上げられます。「Alice」は、AIとの対話のデザインに着目し、健康管理をテーマに、5つの生活シーン「食材の買物」「運動」「適正な料理と方法」「睡眠」「健康保持のためのデータ管理と分析」を設定しました。各シーンに適応したAIとの対話のデザインを行い、特にVUIとGUIのデザインの関係性について探究し、その特性をもとにデザインの方法について考察を行いました。

教授・植村 朋弘