造形表現学部 デザイン学科(一般選抜)
▼平成12年度入学試験
入学定員―80名
入学試験科目・配点・日程
3月11日(土)
国 語(100点)―9:00〜10:00
英 語(100点)―10:30〜11:30
3月13日(月)
デザイン(200点)―9:00〜16:10(12:00〜13:10は昼休み時間)
▼実技問題
デザイン(6時間)
「静と動」をテーマに、与えられた材料を用いて立体造形作品を創作しなさい。
なお、提出物は下記の3点とする。
提出物
1、立体造形作品
2、立体造形作品のスケッチ
3、作品解説文
注意
イ、「立体造形作品」は、「用紙A」および「トーナルカラー」を用いて制作し、「用紙B」(台紙)」を上に固定すること。
なお、「用紙A」と「トーナルカラー」は必要とするだけ用いること。(与えられた材料全部を用いなくともよい)
ロ、「立体造形作品のスケッチ」は、作品の良さをもっとも表現している角度を選び、「用紙C」に写実的に表現すること。
ハ、「作品解説文」は、作品の「創作意図」と「用紙D」に簡潔に説明したもの。
ニ、配布されている薄紙はアイデアの検討や下書きなど自由に用いるために用意したもので、提出しないこと。
配布:用紙A(ケント紙B3)
用紙B(イラストボードA3)
用紙C(イラストボードB3)
用紙D(原稿用紙)
トーナルカラー(色紙)
アイデア下描き用紙
ボール紙(下敷き用)
セロテープ
セメダイン
スティック糊
▼実技問題出題のねらい・意図
空間、立体、平面すべてのデザイン領域にわたって必要な能力は、条件下における「課題の発見・把握力」「課題を解決するための分析・構造化・計画性」という理性と、「イマジネーションを描く能力、創造力」そして「美的な造形・表現力」という感性である。
テーマ「静と動」を、与えられた素材を用いるという条件の中で如何にイマジネーションを描き作品にまとめる感性を持っているか、そして「作品解説文」によって創作意図を第三者に伝える理性を持っているか、将来デザインに携わる者としての潜在的な能力と資質を窺い知る手がかりとすることを意図した。
また、受験生本人が将来いずれの分野に進むにしても、基本的で総合的な造形能力を知るためには適切であると考え、造形作品を立体表現と規定した。
▼実技問題採点のポイント
理解力:テーマの趣旨を正しく理解、把握し、課題を発見する能力。
計画力:自らの意図を造形表現するための思考プロセスを、与えられた条件下で分析・構造化・計画する能力。
表現力:与えられたテーマをいかに発展させてイマジネーションを描き、具体的な造形にまとめられるか、発想力と総合的な創造性。
創造力:空間、立体、平面にわたる造形感覚と表現に必要な形、色彩、構成力、審美性、訴求力など。
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