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入学定員―30名 入学試験科目・配点・日程 |
鉛筆デッサン(5時間) 塑 造(5時間) |
彫刻は、主に立体の領域であり、現実世界への空間認識が強く求められます。本年の出題意図はその空間に対する感性の表出が主なねらいです。とかく彫刻の受験指導、あるいは採点ポイントというと、マッスやボリューム、構築といった旧来からの思考法が優先されてきました。しかし、現代の美術のおかれた状況、あるいは混迷する国際情勢をみると、たとえ入試といえども、いや入試だからこそ従来の価値観だけでは、とても指導、採点できないところまできていると言えるのかも知れません。とはいえ、限られた条件のなかで社会的なコンセンサスを得なければならないのもまた受験システムの宿命であり、使命でもあります。 |
鉛筆デッサン 塑 造 |
平成17年度の入試では、「鉛筆デッサン」が「デッサン(人物)」となり、鉛筆と木炭を選択できるようになります。よって得意な方を自由に選択して試験に望んでもらい、個々の能力を存分に発揮していただきたいと思います。(詳細は平成17年度学生募集要項を参照してください) |