本学科は、多様な芸術ジャンルに対し、開かれた視野を持ち、確実な事実認識と独創的な発想が両立しうる人材を求めています。そのため外国語の基礎能力と論理的な思考力とを同時に併せ持つことが入学試験に合格するための条件となります。「外国語」「小論文」が出題科目となっているゆえんです。
「小論文」においては、論旨の明確さ、文章表現力、発想の独創性などが採点の重要なポイントです。課題としては、たとえば文章や図版などが提示されます。ここで問われるのは、知識というよりはむしろ、対象と向き合ったときの観察力、読解力、想像力、思考力なのです。うわべの知識を書き連ねたり、無関係な感想を述べたり、入試対策用に訓練された文章であったり、言葉遣いや漢字がでたらめであったりしては評価されません。自分の目で見、自分の心で感じ、自分の頭で考え、自分なりの文章で書く。それが肝心です。