13箔プリンター Color(色彩)、Material(材料)、Trend(傾向)をExperiment(実験)して、Exploration(調査)することによって、学生自身が制作物の材料や考え方、アイデアの糸口を見つけるためのLaboratory(研究室)が、CMTELです。 銀粘土のジュエリー制作、粉体塗装、ガラス加工、箔プリンター、版画体験などのワークショップや、トレンドセミナー、新素材の説明会など、表現の手法を広げる講座が随時開かれています。 学部4年次にCMTELの銀粘土ワークショップに参加しました。銀粘土を製造している企業の方の指導のもと、オリジナルリングを作るというプログラムです。私は鳥獣戯画をモチーフにしたリングを作りました。絵画学科で版画を専攻していた私にとって、銀粘土でリングを作る体験は、紙以外の素材粉体塗装銀粘土を知る貴重な機会になったと思います。 CMTELには、金属、樹脂、布などさまざまな素材が展示されており、直接触れることができます。また、刺繍ミシンやカッティングマシンなどを試すこともできます。私もこのワークショップでCMTELを知り、その後、自分の作品のアイデアを試すために利用の作品紹介を踏まえてお話しされました。レクチャー会場となった八王子図書館についても、伊東先生の原風景の思い出や写真とともに紹介され、参加学生は建物を興味深く見渡しながら、建築に自然を取り込んでいく方法・表現についての理解を深めました。 最後はフロアディスカッションが行われ、しました。アクリル板を使った素材の活用について職員の方に相談したところ、親身になってアドバイスしてもらったのをよく覚えています。 CMTELでは、さまざまな素材や技術に触れられるワークショップを頻繁に開催しています。大学にいるうちにぜひ参加してみてほしいですね。多種多様なバックグラウンドを持つEWS参加学生が、自分の原風景を紹介したり、課題についての抱負を述べ合ったりしました。参加学生の声CMTELは多様な素材に触れアイデアを膨らませる場所津崎真太郎さん24年版画卒業創作力を拡張する創作力を拡張する開催内容はこちら学科を超えた授業学科を超えた授業大学院生対象の横断型プログラムエクスペリメンタル・ワークショップ EWS伊東豊雄 EWS特別講義2023年9月14日 本学を象徴する建物である八王子図書館を設計した建築家であり、本学教授の伊東豊雄先生による集中ワークショップを実施。全3部のうちの第1部は、伊東先生のEWSのテーマである「心の中の風景を描く」の導入として行われた講義で、伊東先生の幼少時代の環境・体験が建築に与えた影響について、実際デザイン・アートと社会をつなぐ場Tama Art University BureauTUBAIとデザインについて考える2024年度実施 TUBは、“まじわる・うみだす・ひらく”をコンセプトに、デザインとアートの持つ創造性と美意識を社会とつなぐ場を提供しています。バーチャル大学「Tama Design University」の「AIとデザイン」をテーマにしたミーティングでは、哲学者の下西風澄さんによるレクチャーと、参加者全員でのディスカッションを実施。意識や精神は歴史や文化、思想などにも根ざした複雑なものであるという考えなど、下西さんのAIと意識、デザインに関する深い哲学的・文学的な洞察に触れることができました。触れる、使う、作るを体験素材や技術の研究室CMTEL素材のワークショップ随時開催中
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