TAMABI NEWS 100号(学科を超えた授業)|多摩美術大学
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➡ 4人のプロフィールはこちらから2024年11月8日に、八王子キャンパスのレクチャーホールで、多摩美術大学を卒業後、日本を代表する企業でトップクリエイターとして活躍する先輩4名によるトークセッションが行われました。参加したのは、日本電気株式会社(NEC)の勝沼潤さん、ソニーグループ株式会社 の石井大輔さん、積水ハウス株式会社の矢野直子さん、パナソニック株式会社の木村博光さん。「デザイントップ対談 私たちの 過去・現在・未来」というテーマで行われた座談会の様子をレポートします。14【過去】のパートでは、プロダクトデザイン専攻の名物授業や卒業制作のエピソードを4人が披露。現在の仕事につながる学びもあったようです。勝沼:平野拓夫先生のカラーリングの課題が記憶に残っていますね。色を分解してレイアウトするのですが、提出すると「OKリピート」と言われる。それで何回もやり直して、ようやくOKって言われたとき、「ああ、助かった」と。プロダクトデザイン専攻の名物課題でしたね。石井:私は3年次の課題が比較的高く評価されたこともあって、4年次は卒業制作のチームリーダーを先生から任されました。メンバーのデザインを一緒に考えたり、統合的なコンセプトを創ったり、スケジュール管理もする。最後は、パナソニック株式会社 デザイン本部 本部長(94年プロダクトデザイン卒業)積水ハウス株式会社 業務役員 R&D本部 デザイン設計部長(93年プロダクトデザイン卒業)ソニーグループ株式会社 クリエイティブセンター センター長(92年プロダクトデザイン卒業)自分の制作が圧迫されちゃって提出もクオリティもギリギリでした……。でも、そこでチームマネジメントの重要性を学びました。今も自分がリーダーになるチームプロジェクトには常に危機感をもって細心の注意を払って進めています。矢野:私はとにかく4年間、ハンズマン(東急ハンズの技術者)にお世話になりましたね(笑)。課題制日本電気株式会社(NEC)コーポレートエグゼクティブ チーフデザインオフィサー(89年プロダクトデザイン卒業)➡学生時代の4人のお話の詳細はこちらから100号特別編木村博光さん過去日々の課題から卒業制作まで、どんな多摩美生活を送っていたかを振り返る矢野直子さん石井大輔さん勝沼 潤さん1NEC・ソニー・積水ハウス・パナソニック企業のデザイントップの卒業生に聞く企業の人事担当者・卒業生に聞く多摩美への期待と実績

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