上=馨太郎「concept FLOW / Bike concept 」 下=津野⽥あゆり「sai chair」[演劇舞踊デザイン学科] 実習に使うスタジオが昨年より2つ 増 えて、合計8つになりました。▶[統合デザイン学科]ラウンジ 深澤教授がデザインした椅⼦も存在感を放つ、学⽣憩いの空間。▼[統合デザイン学科]ギャラリー ここで課 題 作 品の展 ⺬や、講 評 会が⾏われることも。[統合デザイン学科]コンピュータールーム Mac の最新機種と各種アプリケーションを完備。授業だけでなく、放課後は課題制作で利⽤する学⽣も多い。プロダクトデザイン専攻の学⽣作品が、海外で主催されている国際デザインコンペティションで次々と受賞しています。デザイン界におけるオスカー賞とも⾔われるドイツの「iF デザイン賞」で「才能(タレント)賞」を受賞した17 年卒業・馨太郎さんをはじめとして、⽶国・ニューヨークのデザイン系情報サイトcore77 が主催する「core77 デザイン賞」で学⽣部⾨賞に選ばれた同・タク・ライさん、デザインでアジアにおける社会問題の解決を試みるアジア初の公共に資する賞である、韓国の「アジアデザイン賞」を受賞した17 年⼤学院修了・オ・スジンさんなど、本学での学びの成果である卒業・修了制作作品の受賞が続きました。また、現在3 年⽣の津野⽥あゆりさんが、昨年、本学とアートセンター・カレッジ・オブ・デザイン(⽶国)との協働教育プロジェクトPacific Rimで同校学⽣と制作した作品「sai chair」は、アメリカ・インダストリアル・デ ザイナー 協 会(IDSA)が主催する「インターナショナル・デザイン・エクセレンス賞」で⾦賞または銀賞の受賞が確定しています。近年レクサスデザイン・アワードでも多数受賞者を輩出するなど、国際的なコンペでの活躍が⽬⽴つプロダクトデザイン専攻。その理由を和⽥達也学科⻑に伺いました。本年度より、上野⽑キャンパ ス 内 のいくつかの施設が新規オープンやリニューアル さ れ 、 学⽣にとって、より 使 い や すく ⽣ ま れ 変 わ りまし た 。その中のいくつかをご紹 介します。プロダクトデザイン専攻では「海外で活躍できること」を真の国際化ととらえ、様々な施策を⾏ってきました。以前は英語でのコンセプト説明、コミュニケーションが不⼗分だったために、海外のコンペティションへの対応が難しかったのですが、ヴァーリヘイ・ユディト教授(国際インダストリアルデザイン団体協議会、ヨーロッパデザイン協会理事などを歴任)が専任教員となり学⽣たちの海外コンペ応募をサポートする体制が整いました。またカリキュラムに「プロダクト英語」を設け積極的に語学教育にも取り組んでいます。ファインアートや広告デザインの分野と違い国内で応募できるコンペ⾃体が少なかったのですが、こうし た 取 り 組みにより海外でも認められるようになりました。[共⽤施設]⼯作センター 最新機種を導⼊したというパネルソーや塗装ブースは、⼤きな材料も加⼯可能。これから卒業制作に挑む4年⽣にとって、強⼒なバックアップとなる。[共⽤施設]メディアセンター/撮影スタジオ すでにある⼤型の写真スタジオに対し、使い勝⼿を重視して新規にオープンした中型のスタジオ。電動の背景巻き取り装置やブツ撮りに適した⼩型スペースなど、初めて訪れる学⽣が声をあげて感激する万能な配置。14 相次ぐ国 際コンペでの学⽣受賞、プロダクトデザイン専 攻の「国際化」上野⽑キャンパスの施設がリニューアル
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