TAMABI NEWS 76号(パブリックアート特集)|多摩美術大学
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「ニンジャバットマン(米題:BATMANNNJA)」ニューヨークコミコン発表時に公開したイメージイラスト。監督水﨑淳平氏、脚本中島かずき氏で、岡崎さんがキャラクターデザインを手掛けるアニメ映画。2018年劇場公開予定。NOODLES」日清食品ホールディングス(株)なが I .8”© 2018Warner Bros. 後輩たちへBATMANandall related characters andelements ©&™DCComics. Entertainment All rights reserved学枠を超えて活躍する多摩美卒アーティストたち岡崎能士「SAMURAI 原画・キャラクターデザインを担当。日清食品グループのウェブサイトで公開中。同作品のコンセプトをベースにした世界初の「ハードボイルドコミック社史」が60周年を迎える2018年夏に発刊予定。© 2006 岡崎 能士・GONZO自分が目指す以外のもの、例えば彫刻家になりたいなら音楽や映画など彫刻以外のことにも積極的に興味を持って、視野を広げた方が良いと思います。将来は先が見えないからこそ面白いはず。純粋にやりたいという思いがあれば、きっとそれが自分の軸となり持ち味となって、将来に繋がっていくことでしょう。ザインなど、さまざまな分野で活躍。1998年に自費出版したマンガ『アフロサムライ』が、2007年に海外でアニメ化され話題に。ドラマ『踊る大捜査線』のマスコットキャラクター制作、アニメ『サマーウォーズ』のアバターデザインなど、国内外のさまざまなメディアで活躍。コンセプト勝負のスタイルは在学中に身に付いた 僕は現代彫刻やアートに興味があり、3年では素材にとらわれない“なんでもあり”な諸材料を選択しました。材料が自由なだけに、コンセプト勝負。作品を作る前に先生にプレゼンをし、「こういうコンセプトだからこうだ」「それはなぜ」といった議論を重ねる。さらに同級生や先輩らと「お前のコンセプトは違う」などと意見し合う。理論派で頭がいい先輩にはコテンパンにされました。今思えば、この過程の全てが濃い学びでしたね。常に新しい考え方に気付かされ、ニュースを見るにしても見方が変わりました。今も同様に、僕のアニメキャラクター作りはコンセプトを考えるところから始まります。多くのデザイナーは形状からキャラ作りに入ると思いますが、僕は順序が逆で、まず意味が先にないと気持ちが悪い。考えるときも、あと三段階掘り下げます。「ここはこうだ。じゃあこうしよう。では、なぜこうなんだ?」と。これも、多摩美で身に付いたことですね。 多摩美は、いい意味で“ほったらかし”。自主的に動くことが前提ですが、たとえ専攻以外のことでも自由にやれる環境が整っていました。僕も、現代美術を志す一方で、イラストレーターとして活躍している人に憧れ「イラストで稼ぎながら作品を作っていきたいな」と夢見たのが今に繋がっていますが(笑)、でも、だからこそ他の分野でも活躍できる卒業生が多いんじゃないかな。 仮にアニメ業界に就職したいのなら、大学以外にもいろんな道があります。例えば専門学校なら最短距離で技術が身に付くでしょう。でも僕の場合、思考力やものの見方、人脈など、単に技術だけではない部分が今すごく役にたっています。最近はイラストも3Dの仕事が増えていて、改めて、彫刻で培った立体を捉える目が生かせるときがきました(笑)。たとえ直接的ではないように見えても、きっと繋がっているんです。97年 彫刻卒業>>>漫画家、イラストレーター イラストをメインに、マンガ、キャラクターデ生時代から今に繋つ表現のチカラ

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