12演劇舞踊デザイン学科の卒業制作公演を皮切りに、今年も各所で卒業・修了制作展が開催され多くの方が訪れました。起業家育成に向けて早稲田大学と基本協定を締結3月12日、本学は早稲田大学と「起業家育成に関する大学間コンソーシアム連携協力に関する基本協定書」を締結しました。早稲田大学とは、17年度より文部科学省平成29年度次世代アントレプレナー育成事業「EDGE-NEXT人材育成のための共創エコシステムの形成」の一環で、起業家育成がテーマの連携講座を展開。その成果をもとに、先進的で高い総合力を有したプログラムのさらなる開発・提供をめざし、このたびの締結が実現しました。締結にあたり、田中愛治・早稲田大学総長は「ビジネス、エンジニアリング、デザインの三者が有機的に連携することで新しい教育・研究の可能性が広がるだろう」、建畠晢・本学学長は「早稲田大学との協働教育・協働研究を一層推進させていきたい」と述べました。また、両校の連携講座に関わってきたプロダクトデザイン専攻・安次富隆教授は「学科、場所などあらゆる垣根を超えて教員、学生同士が連携しあい世界を広げていくことに期待します」、同専攻・大橋由三子教授は「今後は学生交流協定の締結や単位互換制度の計画も進められています。より起業家育成という目標達成に近づくでしょう」と期待を寄せました。公開プレゼンに37企業89名が来学18年11月、プロダクトデザイン専攻3年生による、企業向け公開プレゼンテーションが行われました。学外のメーカーやデザイナーに学生の提案する作品を発表・展示する毎年恒例のイベントで、第6回目を迎えた今回は、八王子キャンパスに37企業89名の方々が来学しました。南青山でテキスタイルデザイン専攻3年 優秀作品選抜展「In Progress」開催3月7日〜10日、ライトボックススタジオ青山にて、テキスタイルデザイン専攻3年優秀作品選抜展「In 17年大学院日本画修了で、同副手の三鑰彩音さんが西武渋谷店スプリングプロモーションのイメージアーティストに選出。ショーウィンドウや各フロアのエスカレーターホールなど、全館が三鑰さんの絵画で埋め尽くされました。また、個展「jamais vu」が同店の8階美術画廊にて開催され、近年の大作から花をテーマにした《栖》シリーズの新作まで約35点が展示されました。Progress」が開催されました。同専攻では、国際社会の即戦力となる人材育成をめざして国際交流プロジェクトや産学官共同研究を積極的に推進。日々の課題作品と、取り組みの成果が展示されました。第160回芥川賞候補に日本画卒業生日本文学振興会が選ぶ「第160回芥川龍之介賞」候補作品に、01年日本画卒業・高山羽根子さんの『居た場所』(「文藝」冬季号掲載)が選ばれました。高山さんは、10年に『うどん キツネつきの』が第1回創元SF短編賞の佳作に選出され、アンソロジー『原色の想像力』でデビュー。今回は惜しくも受賞を逃しましたが、多くの話題を集めました。多摩美術大学アートアーカイヴセンター 創設記念シンポジウム開催18年4月に設立した、多摩美術大学アートアーカイヴセンターの最初のシンポジウムが、3月29、30日に開催されました。センター設立時の活動の軸である「もの派/安齊重男写真アーカイヴ」「ポスター/多摩美ポスターアーカイヴ」「メディアアート/三上晴子アーカイヴ」の3つのテーマを中心とした発表と、ゲストを招いて議論を行いました。キヤノンオープンギャラリーにて 「多摩美術大学選抜写真展」開催学生7名による選抜写真展が2月20日〜3月5日にキヤノンオープンギャラリー2で開催されました。こターイーストで上演されました。作・演出は柴幸男講師。キャストは演劇舞踊コース、美術・照明・衣裳等は劇場美術デザインコースが担当。また、『The passage of stage -舞台の経過-』が同時開催され、『英雄』/『運命』上演までの舞台の経過を展示しました。舞踊ゼミ生の卒業制作 舞踊公演は1月25日〜26日に計4回、上野毛キャンパスで上演され、照明は劇場美術デザインコースが担当。各々が振付・演出・音楽など作品に関わるあらゆる要素を学び、勅使川原三郎教授監修のもと1人20分以上のソロ作品を上演しました。また、1月18日〜20日に、上野毛キャンパスにて、映像美術ゼミ生による映画美術やテレビ美術などの展示も行われました。早稲田大学・田中愛治総長(左)と多摩美術大学・建畠晢学長(右) トピックス学内外30を超える会場で 卒業・修了制作展行われる日本画・三■鑰■■副手が西武渋谷店のイメージアーティストに
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