TAMABI NEWS 82号(アニメ-ションの可能性特集)|多摩美術大学
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©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会配給=東宝映像事業部川腰和徳『History of The Internet』15にて、プロダクトデザイン専攻 第2スタジオのトークイベント・作品展示会が開催されました。17日に開かれたトークイベント「屋台トーク」には、学外からも早稲田大学や昭和大学の先生方、30社を超えるインハウスデザイナーたちなどが来校しました。五十嵐大介さん原作漫画『海獣の子供』が映画化93年油画卒業・五十嵐大介さん原作の映画『海獣の子供』が6月7日に全国公開されました。原作は、第38回日本漫画家協会賞優秀賞、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した海洋冒険物語。公開日には、制作を手がけたSTUDIO4℃の臨時講義をグラフィックデザイン学科のアニメーションクラスで開催、映画本編の冒頭15分が特別プレビューされました(P10にも掲載)。OB・OGが新入生とトークセッションを開催入学時のオリエンテーションで毎年開催される「OB・OGとのTalk Session」。今回は、映像作家のでんすけ28号さん(16年メディア芸術卒業)、染色アーティストの大竹夏紀さん(08年大学院テキスタイルデザイン修了)、小説家の高山羽根子さん(01年日本画卒業)が参加。「なぜ本学を選んだか」「学生時代に力を入れたこと」などのトークや質疑応答のほか、セッション後には個別質問も飛び交い、貴重な交流の場となりました。「JAGDA賞2019・JAGDA新人賞2019」で 卒業生が受賞各年度の優れたグラフィックデザインを表彰・記録する「JAGDA賞2019」で、07年グラフィックデザイン卒業・川腰和徳さんの作品『SINCE 1995』(共同作)が受賞しました。川腰さんは『History of The Inter net』でも同賞を受賞しています。また、今後の活躍が期待される、優秀な若手グラフィックデザイナーに授与される「JAGDA新人賞2019」で、15年グラフィックデザイン卒業・小林一毅さんが受賞しました。「第24回鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞」で卒業生が大賞受賞次世代を担う木版画作家の発掘を目的に開催されている「第24回鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞」にて、18年大学院版画修了・杉山衿香さんの作品『Bet in the Dark』が大賞を受賞しました。さらに、18年同修了・伊藤三園さんが川上澄生特別賞、14年同修了・岡田育美さんが奨励賞、18年同修了・土屋未沙「第86回毎日広告デザイン賞」で 学生が最高賞受賞新聞社が主催する広告賞の中でも長い歴史のある毎日新聞社主催「第86回毎日広告デザイン賞」一般公募・広告主課題の部で、グラフィックデザイン3年・浜口汰虎さんが最高賞を受賞しました。また、同3年・市原雅章さん、13年同卒業・野口真優子さんが優秀賞を受賞、17年情報デザイン卒業・釣瓶昂右さんが共同作で奨励賞を受賞しました。「2019年日本建築学会賞(作品)」を卒業生が受賞86年建築(現・環境デザイン)卒業・武松幸治さんが手がけた「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」が、「2019年日本建築学会賞(作品)」を受賞。同スタジアムは、障がい者スポーツのトレーニングや研究など、人々が集まり地域のコミュニティを育む最新施設として設立。「近年類まれに見る“必然の美しさ”を十二分に感じさせるものであり、清潔感■れる爽やかな“人の居場所”を創出させている」と評価されました。「第37回上野の森美術館大賞展」で学生が受賞37回目を迎える「上野の森美術館大賞展」にて、843点の応募作品の中から、油画3年・渡邊小桃さんの『こころ』が優秀賞 ニッポン放送賞に選ばれました。この賞は、日本画・油絵・水彩・アクリル・版画などの素材の違いや具象・抽象にかかわらず、既成の美術団体の枠を越えて清新な絵画作品を公募、日本の美術界を担う有望な作家の参加を期待するものです。「SICF20」EXHIBITION部門で 準グランプリを受賞東京・南青山にある複合文化施設「スパイラル」が、若手クリエイターの発掘・育成・支援を目的として2000年から開催しているアートフェスティバル「SICF20」。20回目となる今年、ブース出展形式のEXHIBITION部門にて、12年工芸卒業・奥直子さん謹んでお悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈り致します。渡邊小桃『こころ』さんが審査委員特別賞(小林敬生選)を受賞。そのほかにも12名が入選を果たしました。浜口汰虎『天塩「赤穂の天塩」』(15dカラー2点シリーズ)Photo=Nacása & Partners 「第22回文化庁メディア芸術祭」で受賞今年で22回目の「文化庁メディア芸術祭」で、4,384点に及ぶ世界102の国と地域からの応募作品の中から、アート部門で、07年大学院情報デザイン修了・平川紀道さんが優秀賞、18年メディア芸術卒業・(euglena)さんが新人賞、エンターテインメント部門で、09年グラフィックデザイン卒業・大森歩さんが新人賞を受賞。6月1日〜16日には受賞作品展も開催されました。「第3回瀬戸・藤四郎トリエンナーレ」で 塩谷良太非常勤講師がグランプリ受賞「第3回瀬戸・藤四郎トリエンナーレ」にて、工芸・塩谷良太非常勤講師がグランプリの藤四郎賞を、00年大学院工芸修了・中田ナオトさんが審査員特別賞を受賞しました。「瀬戸・藤四郎トリエンナーレ」は、瀬戸市内の陶土採掘場で“自ら土を採集し”“自ら採集した土で粘土をつくり”“自らその粘土で制作する”、同じ素材を使って競い合う公募展です。「第16回芸術評論募集」で卒業生が佳作受賞「美術手帖」創刊70周年を記念して5年ぶりに行われた「第16回芸術評論募集」にて、78年彫刻卒業・沖啓介さんが佳作を受賞しました。前回の69件を大きく上回る112件の論考が寄せられ、今回審査員を務めた共通教育・椹木野衣教授、版画・清水穣客員教授らによる厳正な選考が行われました。ポーランドで開催の国際コンペで テキスタイルデザイン修了生が受賞18年大学院テキスタイルデザイン修了・タカハシノリコさんが、ポーランドで開催されている「3rd Young Tex-tile Art Triennial」のTextile Art部門にて、「The award of the Rector of the Strzemi■ski Academy of Fine Arts Łodz」を受賞。「Young Textile Art Triennial」は、国際タピスリートリエンナーレ開催に伴い、若い作家を対象とし企画されているものです。平川紀道『datum』が準グランプリ、17年大学院情報デザイン修了・日■さんが菅野薫賞を受賞しました。関根伸夫 元客員教授2019年5月13日 76歳1991年〜 特別講師1999年〜 客員教授(環境デザイン学科)本江邦夫 名誉教授・美術館館長2019年6月3日 70歳1998年〜 教授(共通教育)2004年〜 大学院美術研究科科長2019年〜 名誉教授・附属美術館館長 受賞 訃報

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