TAMABI NEWS 85号(難局への挑戦が新たな解を創り出す)|多摩美術大学
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13キャンパス紹介ムービー『らぶたまび』をYouTubeで公開Challenge to a New Normal難局への挑戦が新たな解を創り出す● 工芸● 密を避ける授業用にマイク、 スピーカーを導入 密を避けるために距離を保つことで、教員の声が聞き取りづらくならないようマイク、スピーカーを導入し、聞き取りやすさの向上を図っている。 3密を避けるために教室や工房に人数制限を設け、学年によっては2つのグループに分けて、別の場所で2つの課題を同時進行で行っている。● 統合デザイン● メインの教室から複数の教室に授業内容を 同時配信● 授業後は机や椅子の除菌を実施 講義や課題説明については、メインの教室から他の2〜8教室に対し、授業内容を同時配信。中間チェックや講評会は、時間割を作って少人数ずつ実施。また、各教室に除菌グッズを配置し、授業後は机や椅子の除菌を行う。● プロダクトデザイン● 窓に雨対策用の ポリカーボネート板を設置● 窓換気用の壁を設置● 利用機器の物品貸出システム 雨の日でも教室の窓が開けられるように、窓にポリカーボネート製中空ボードを用いて雨除けのガードを設置。また、共通工作センター1階脇の屋外作業スペース(通称ピロティ)に隣接していることから換気がしにくかった2つの教室は、ピロティの粉塵を遮蔽する小さな壁面を2カ所に設け、教室それぞれの窓を1カ所ずつ、常時開けられるように改良した。第二工作センターでは、対面による物品の貸し出しをやめ、カードリーダーとICタグを導入することで、セルフで貸し出し物品の管理ができるようなシステムを構築した。● 環境デザイン● 教室の定員に合わせて履修学生をグループ分け 授業によっては、教室の定員に合わせて履修学生を2グループに分け、実施日・時間をずらして実施している。教室内の床に『KEEP! DISTANCE』ステッカーを貼って椅子を配置10〜15㎝ほど窓を開けていても室内に雨が入らないポリカーボネート板 リアルイベントとしてのオープンキャンパスが中止となり、また入学後も新入生がなかなか入構できない状態が続いていた状況を鑑み、学内の施設を紹介する動画を作ろうと制作されたキャンパス紹介ムービー『らぶたまび』。学部長の小泉俊己教授(油画専攻)と、教務部長の和田達也教授(プロダクトデザイン専攻)がアートチームとデザインチームに分かれ、ナビゲーターとして八王子キャンパスと上野毛キャンパスを歩きながら、普段は見学することのできない各学科の工房や施設の数々を紹介しました。制作は卒業生が全面協力非常勤講師で映像ディレクターの古屋和臣先生(02年グラフィックデザイン卒業/04年大学院デザイン修了)を中心とした卒業生チームが制作しました。TAMABINEWSリアルよりわかりやすい情報をオンラインで感染症対策INFECTION

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