先生から学生へアニメーションの可能性は無限大2020年度 受賞ラッシュ特集『オヤスミディスコ』寝ている間に繰り広げられるストーリーを表現。躍動的なリズム感が高評価を得た。『The Balloon Catcher』本作はフランス・アヌシー国際アニメーション映画祭の卒業制作部門にノミネートされたほか、日本映画テレビ技術協会主催の「青い翼大賞」受賞、「INTERNATIONAL STUDENTS CREATIVE AWARD 2020」松本俊夫賞を受賞するなど、数々のアワードで高い評価を受けた。金子 勲矩19年大学院グラフィックデザイン修了グラフィックデザイン副手野村 辰寿グラフィックデザイン教授09TAMABINEWS『3秒で心揺さぶる動画』を評する唯一無二のコンテスト 株式会社GIFMAGAZINEとアドビ株式会社による共同開催。わずか3秒の超短尺動画「GIF」で人の感情を動かすクリエイターを応援する目的で2014年から行われている。今年度は公式TwitterやInstagramでノミネート35作品が紹介され、コメントや「いいね」などの数も審査の参考となった。昨年12月に行われた最終審査で14作品がグランプリを含む各賞を受賞した。学外アワードへの挑戦でモチベーションを高める 大学院では、頭が「もの」で、体が「人」の「換頭人間」を使った作品を制作してきました。特に今回は、換頭人間どうしの関わり合いを描くなかで、キャラクターの見た目の印象と内面の違いを表現することにこだわりました。アニメーション制作は非常に時間がかかるため、見る人にちゃんと伝わるか、独りよがりになりすぎてはいないかなどと悩むことも多いです。しかし、数々の受賞をきっかけに、自分の進む道に自信がもてるようになりました。学外アワードは専門家や仲間との交流を通じ、新たな視点からアドバイスを受けることができるチャンス。ノミネートされれば制作のモチベーションも上がりますので、ぜひ挑戦してほしいと思います。プロダクトデザイン2年の田野倉凜さんがU-22部門賞を受賞『DigiCon6 JAPAN Awards』 19年大学院グラフィックデザイン修了の金子勲矩さんが最優秀賞を受賞アジアから369点の映像作品が集まったTBS主催のコンテスト アジアの16地域から優れたコンテンツクリエイターを発掘することを目的に毎年行われており、今回で22回目の開催となる。その日本大会で金子さんの作品『The Balloon Catcher』が369点の応募の中から最優秀賞にあたるGoldを受賞。昨年11月には中国、香港、シンガポールなど地区別選手権を勝ち進んだクリエイターたちと最終ステージで競い合った。『the GIFs 2020』
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