統合デザイン・深澤直人教授による講義の様子博士後期課程20周年記念シンポジウム 第1セッションの様子「アーカイヴの思想」第1部の様子 撮影:齋藤彰英「海老塚耕一展」会場風景 撮影:望月孝石膏チョークを手に持ち、走りながら描く上原さん「深淵の杜」会場風景左から最優秀賞の神谷さん、優秀賞のJUNGさん、小笠原さん教授の退職記念展「深淵の杜」が開催されました。教員生活の集大成としての展覧会に加え、丸山ゼミ卒業生14名による「未来展+α」と題した冊子も発行。会期中の12月15日にはレクチャーホールにて最終講義が行われました。16博士後期課程20周年イベントを開催博士後期課程の創設20周年を記念し、2021年11月23日〜12月9日にアートテークにて展覧会、11月23日にはレクチャーホールにてシンポジウムを開催。また学位授与者一覧や担当教員座談会、修了生の今などが収録された記念誌が発行されました。シンポジウムでは、李禹煥名誉教授と建畠晢学長が登壇して本学博士後期課程の起源を振り返るセッションに続き、美術大学における博士後期課程の意義を学外ゲストと語るセッションが行われ、本学の特色を再認識するようなイベントとなりました。膨大な資料体の「思想」を探る2021年12月4日、第4回アートアーカイヴシンポジウム「アーカイヴの思想」をオンラインで開催しました。第1部でアートアーカイヴセンターの今年度の成果報告を行い、第2部ではミシェル・フーコーの専門家を迎えて多義的なアーカイヴの思想を深め、第3部ではアーカイヴの辺境や異端のネットワークに注目した研究発表を行い、アーカイヴの可能性を拡げる1日となりました。海老塚教授の退職記念展を開催2021年12月4日〜2022年1月17日、多摩美術大学美術館にて「海老塚耕一展 空無から生じる風景─開く・可視」を開催しました。これは芸術学・海老塚耕一教授の退職記念展で、新作の彫刻、版画作品とともに初公開の作品図面なども出品され、作家としての現在と足跡が示されました。1月12日にはレクチャーホールにて最終講義が行われ、収録映像は後日配信予定です。丸山教授の退職記念展を開催2021年12月10日〜24日、アートテークギャラリーにて共通教育元教授である丸山浩司名誉学生の10m絵画『走る』をモデルルームに展示油画3年・上原咲歩さんと加藤優奈さんの『走る』が、南大沢駅前イトーヨーカドー内の仮設モデルルームギャラリー通路壁面に展示されています。これは、八王子市鑓水に建設中のマンション運営を行うファーストエボリューション株式会社が、モデルルームのギャラリー通路壁面に絵画を展示したいと環境デザイン学科に相談したことから、日本画・油画専攻の3年生以上を対象に「10m絵画コンペ」を実施。審査を経て2人の共作プランが選ばれたものです。ウェルビーイングという事業テーマが体現されていることや見る側にエネルギーを与えること、多様性が表現されていることが評価されました。2人には賞金30万円のほか制作費20万円、ベニア板12枚が支給され、約1カ月をかけて高さ1.8m、幅10.8mにおよぶ大作が完成しました。2021年度の卒制展ポスター決まる今年度の卒業・修了制作展ポスターデザインコンペで、最優秀賞にメディア芸術1年・神谷佳吾さん、優秀賞に情報デザイン3年・JUNG Jieyunさんと統合デザイン4年・小笠原勇人さんが選ばれました。神谷さんには賞金20万円が授与され、広報物、目録表紙のデザインに採用されます。Topics & Awardトピックスヴァーチャル大学「Tama Design University」を開校本学TUB企画・運営による東京ミッドタウン・デザインハブ第94回企画展「Tama Design University」を2021年12月1日〜26日に開催しました。社会の課題や変化と向き合わなければならない現在、何をデザインすべきか問い直すため、誰もが受講できる期間限定の大学を仮設。拡張するデザイン領域の先端にいる実践者や研究者を招き「我々は新しい世界をどうデザインできるのか?」を共通テーマに50の講義を開講し、ヴァーチャル大学を体現する展示も行いました。SNSを中心に話題を呼び、YouTubeでもライブ配信した講義は配信後2週間で再生数10万回を突破し、来場者も4,000名を超えました。講義動画はアーカイヴ視聴できるものがあるほか、学びを深める場としてMiroを使った「SCREEN LAB.」を設置しています。
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