TAMABI NEWS 94号(映像で魅せる力)|多摩美術大学
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05※2023年度に行われる代表的な授業をピックアップしています。 私が担当する「CMディレクション」という授業は、「映像を考えること」について考える時間です。カメラマンではなくディレクターなので、教えられるのも撮影技術ではなく演出の設計。撮影台本である演出コンテの左から:映画『ホノカアボーイ』(2009)、映画『いぬのえいが』(2005)、日清紡CM、KINCHO「キンチョール」CM。日清紡のCMは、就活を控えた学生に対して「日清紡」という企業の認知を高めることに専念してつくられたCMだという。作成を課題にし、学生たちの考える力を後押しするような授業を心がけています。 最近では、公共広告の演出コンテを課題にしました。商業広告とは異なり、社会啓発を理念にした公共性の高い広告。学生たちの世の中への不満、必要な社会変革を表現するようなCMの演出コンテを描いてもらいました。学生が考えたアイデアをベースに、要素の順番の並び替え、上から目線になっていないか映像・音響制作の知識と技術を実践的に身につける「映像音響[C/Dクラス]」担当:情報教員プログラミングを用いた創造的な表現を目指す「情報デザイン演習Ⅱ プログラミング演習」担当:情報教員映像制作を通じて「映像とは何か」を考える「映像表現」担当:七里圭先生ハリウッド黄金期の歴史を作品や作家をもとに考察「映像理論Ⅰ」担当:金子遊先生映像人類学などを通じて、作品を深く掘り下げていく「映画の現在」担当:金子遊先生学生によるオリジナルの公共広告の演出コンテ。歩きスマホに対する注意喚起や、パパラッチ化する社会への警鐘など、各自の問題意識をコンテにまとめている。多摩美術大学デザイン学部立体デザイン学科インテリアデザイン専攻を卒業後、TYOを経て、2004年よりフリーランスの映像ディレクターに。主なCMの仕事にJR東日本「行くぜ、東北。」、サントリー「南アルプスの天然水」など。映画『ホノカアボーイ』、『いぬのえいが』では監督を務めた。などアドバイスを送ります。限られた時間でどうすれば他人に興味を持ってもらえるかを考えられる、視点の多様性を身につけてもらいたいと思っています。課題油画専攻表現手段としての映像の可能性を試す「実技Ⅱ 技法講座(映像)」担当:鈴木余位先生グラフィックデザイン学科個々の世界観を活かしたアニメーションを制作「アニメーションA-Ⅰ」担当:野村辰寿先生メディア芸術コース撮影と編集に重点を置き映像表現スキルを学ぶ「映像基礎[A/Bクラス]」担当:情報教員幅広いアニメーションから映像表現の多様性を学ぶ「メディア芸術基礎Ⅰ」担当:水江未来先生情報デザインコース芸術学科統合デザイン学科映像表現に必要な想像力や構成力を磨く「中村プロジェクト」担当:中村勇吾先生実制作を通じてアイデアを形にする演出や技術を学ぶ「映像表現」担当:野村律子先生演劇舞踊デザイン学科技術や技法に着目し多様な映像表現の在り方を検証「映画映像史Ⅰ」担当:西村智弘先生脚本・企画の世界観を情景として映像表現する「映像美術ゼミ」担当:山下恒彦先生企画コンテンツを美術製作し映像作品上映会で発表「映像制作実習」担当:山下恒彦先生映像で魅せる力ものの見方を広げて人に届く表現に落とし込む各学科で展開される“映像で魅せる力”を学ぶ授業自分が社会に訴えたいことを公共広告のCMコンテにまとめてください。答えのない問題を考えるための  思考力や視点を身につけるグラフィックデザイン学科 3年「CMディレクションⅠ」担当:真田敦 先生

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