(04年グラフィックデザイン卒)(89年芸術卒)06ヨルシカ「月に吠える」MV映画『サマーフィルムにのって』(2021)俳優としてドラマや舞台、映画など多数の作品に出演し、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など多数の受賞歴を持つ。映画監督としても活動し、初監督作『無能の人』(1991)は、ヴェネツィア国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。その他の監督作に『東京日和』(1997)、『零落』(2023)などがある。映画『零落』(2023)左:映像センターの様子、中:ビデオ撮影スタジオ、右:レンタルしている映像機材 メディアセンター3階にある「映像センター」は、多摩美の学生なら誰でも利用できる共同施設です。予約不要で利用時間は10〜19時。パソコンは約30台のMac Proがあり、映像制作会社で使われるような高水準の動画編集ソフトを搭載していま(80年グラフィックデザイン卒)す。大型液晶ペンタブレットのWacom Cintiq Proも利用可能です。ソニーのシネマティックカメラや一眼レフカメラのDSC-RX10、4Kハンディカメラ、用途に合わせた三脚などの撮影機材をレンタルしており、1階のビデオ撮影スタジオではグリーンバックの撮影をすることもできます。最近では、VRゴーグルの貸し出しも始めました。これだけの最新機器を取り揃え、学科を問わずに広い(11年情報芸術卒)間口で開放しているのは、ほかの美術大学にない多摩美の特長だと思います。 用途やレベルは、学生一人ひとりによってさまざまです。サークルなどで短編映画を撮るために利用するケースもあれば、個人でコンペに出品する作品を撮影する学生、自身のポートフォリオを制作する学生もいます。私的な旅行の記録、初心者による興味本位の実験でも機材レンタルは大歓迎です。 映像センターはオープンなスペースなので、自由な雰囲気のなか、常駐スタッフや周りの学生にアドバイスを求めることができます。ソフトの操作方法に限らず、パソコンの使い方や出力の方法のような初歩的な質問も気軽にできる空間です。学生のみなさんには、何かが閃いたり、映像に興味が生まれたりしたときに、遊びに来る感覚で足を運んでみてほしいと思っています。アニメーション作家。絵画、ドローイングの技法を活かした短編アニメーション、MV、ライブ映像、TV番組アニメーションなどを制作。米津玄師「パプリカ」MV、ヨルシカ「月に吠える」MV、NHK名曲アルバム ヴィヴァルディ四季より「冬」アニメーションなどを手がけている。映像監督として、映画、CM、ドラマ、MVなどを手がける。『サマーフィルムにのって』(2021)で長編映画デビュー。主な作品に映画『青葉家のテーブル』 (2021)、ドラマ『ながたんと青と』、藤子・F・不二雄SF短編ドラマ『親子とりかえばや』、『お耳に合いましたら。』など。第13回TAMA映画賞最優秀新進監督賞、第31回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞。映画『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(2023)映画監督。多摩美術大学在学中、『私と他人になった彼は』(1991)でぴあフィルムフェスティバル3部門を受賞。 『avec mon mari アベックモンマリ』(1999)で劇場映画デビュー。近作に映画『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(2023)、『美作物語 〜風を奏でる君へ〜』(2023)などがある。 メディアセンター 映像センター吉羽尚人映像表現の世界では、学科を超えて多様なバックグラウンドを持つ多摩美卒業生が、刺激的な映像作品を生み出し続けています。扱ったことのない機材やソフトも使い方からサポート プロと同じスペックの映像機材もレンタル可能学科を問わず利用できる「映像センター」映像表現を追求し、さまざまな映像分野で活躍する卒業生たち竹中直人加藤隆松本壮史大谷健太郎
元のページ ../index.html#6