TAMABI NEWS 95号(漫画という表現力)|多摩美術大学
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「第45回ぴあフィルムフェスティバル『PFFアワード2023』」で芸術学4年・鈴木紀貴さんがサウンドデザインを担当した「逃避」および、23年大学院グラフィックデザイン修了・キョ・ガンさんの「Sewing Love」が入選し、9月9日から23日に国立映画アーカイブ、10月14日から22日に京都文化博物館で上映されたほか、10月31日までオンライン配信されています。AWARDSOPCSTIIPERSONNEL CHANGENFORMATION平田守「My IKEA painting work(花瓶とまつ毛と棚)」/「My Bacchus(Green)」中谷ミチコ「デコボコの舟」 撮影:若林勇人伊東ケイスケ「Sen」イメージショット公募美術展「第58回神奈川県美術展」の入賞作品が発表され、平面立体部門で19年大学院油画修了・平田守さんが大賞を受賞しました。また同部門で14年大学院博士修了・澤田将哉さんが特選、大学院日本画1年・さまたろうさんがはまぎん財団賞を受賞、写真部門では大学院グラフィックデザイン1年・殷鶯さん、工芸部門では工芸4年・洪詩楽さんがそれぞれ美術奨学会記念賞を受賞しました。本展は新進作家の育成と美術愛好家の創作活動の発表の場として、1965年から続く公募美術展です。58回目の今回は全国から1,289点の応募があり、審査を経て4部門の大賞を含む42の入賞作品が決定しました。展覧会は9月6日から10月1日まで神奈川県民ホールで開催され、11月3日から11月11日には鎌倉芸術館ギャラリーでの巡回展が予定されています。彫刻・中谷ミチコ准教授の「デコボコの舟」が、「第43回中原悌二郎賞」を受賞しました。本賞は日本近代彫刻史に大きな足跡を残した旭川市ゆかりの彫刻家、中原悌二郎を世間に広く知らせるとともに、日本の彫刻界の発展に貢献する目的で1970年から旭川市が行っているもので、彫刻専門の賞として日本で最も歴史がある賞です。現在は2年に1度開催するビエンナーレ形式で開催されており、日本人作家の優れた国内発表作から受賞作が選ばれます。今回は2021年4月1日から2023年3月31日までの2年間を対象期間とし、448作家による505件の発表作品から選考委員による審議を経て選考。中谷准教授はこれまでの中原悌二郎賞本賞の受賞者のなかで最年少での受賞です。贈呈式は10月14日、旭川市大雪クリスタルホールにおいて開催されました。10年グラフィックデザイン卒業・伊東ケイスケさん監督のVRアニメーション「Sen」が「第80回ベネチア国際映画祭」のXR部門「Venice Immersive」にノミネートされました。同部門の4年連続ノミネートは世界初の快挙。「Sen」はお茶碗型の触覚デバイスを用い、VR空間で複数人同時に日本伝統の茶道の世界に身を置き、生命と宇宙の繋がりを体験できる作品です。09年大学院情報デザイン修了・やんツーさんが「TERRADA ART AWARD 2023」のファイナリストに選出されました。これは寺田倉庫株式会社が主催する新進アーティストの発掘を目的としたアワードです。世界を舞台に活躍するアーティストの輩出を念頭に、国際的な視点と現代アートに関する深い見識を持つ審査員により、国内外1,025組の応募の中から5組が選ばれました。ファイナリストは最終審査において提出した展示プランに基づき、賞金の300万円を制作費として活用し、実際に作品を制作します。ファイナリストの作品は、2024年1月10日〜28日、寺田倉庫イベントスペースにて「TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト展」として発表される予定で、初日に各審査員賞が授与されます。 ※2024年1月10日(水)は招待者のみ 入場可能「逃避」(サウンドデザイン:鈴木紀貴)第58回神奈川県美術展で卒業生の平田守さんが大賞受賞卒業生の伊東ケイスケさんがベネチア国際映画祭に4年連続ノミネートTERRADA ART AWARD 2023で卒業生のやんツーさんがファイナリスト選出PFFアワード2023で学生および修了生の作品が入選TAMABINEWS9513彫刻・中谷ミチコ准教授が第43回中原悌二郎賞を受賞AWARDS

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