6月30日、プロダクトデザイン専攻Studio3の学生13名が、日本郵船との「次世代の循環型社会に適応するプロダクトデザイン」の産学共同研究フィールドワークとして横浜・大黒ふ頭に停泊中の自動車専用船を訪ねました。このフィールドワークは本学が複数の企業と連携しながら取り組む「すてるデザイン」プロジェクトの一環として行われ、船員の生活や業務の 観察から、循環型社会に適応する船員のウェアを提案しようと取り組んでいます。5月26日、留学生との親睦を深める国際交流パーティーを八王子キャンパスのグリーンホールで行いました。これは国際交流センターの主催によるもので、コロナ禍を経て3年ぶりの開催となりました。留学生と日本人学生合わせて約120人が参加し、軽食を取りながら有志の学生が企画したゲームなどを楽しみました。内藤廣学長も会場に足を運び、学生らの活発な交流を促しました。「環境デザイン学科」は「建築・環境デザイン学科」に2024年4月から「環境デザイン学科」は「建築・環境デザイン学科」に名称変更します。旧建築科と旧インテリアデザインを統合し、1998年4月「環境デザイン学科」を開設。この統合で対象領域は、「建築を取り巻く内部・外部空間デザインから街並・都市までの環境」に広がりました。その後「環境」=「地球環境・自然環境」という理解が一般化し、対象領域である「環境」という理解が伝わりにくくなったため名称変更となりました。学長らとのランチを楽しむウクライナ学生たち本学は戦禍のウクライナで厳しい状況下にある芸術を志す学生を支援するべく、研究・制作環境を提供するプログラムを行っており、現在までに3名の学生を受け入れています。内藤廣学長の企画で、学生と内藤学長、久保田晃弘国際交流センター長、和田達也教務部長ら学内関係者によるランチ会を5月31日に八王子キャンパスグリーンホールにて行いました。生活の報告や制作活動に関する提案など参加者全員による有意義で活発な意見交換がなされました。16本学と二子玉川ライズとの地域連携アートプロジェクト「タマリバーズ」を10月7日、8日の2日間、二子玉川ライズ ガレリアで開催しました。本プロジェクトは上野毛キャンパスで学ぶ学生たちが2011年の二子玉川ライズ開業イベントにパフォー マーとして参加したことをきっかけに、以降毎年開催しているも のです。2016年度からは全学科対象のPBL科目として産学連 携のカリキュラムを展開。企画の立ち上げからコンセプトの設計、 脚本、演出、衣裳、小道具、メディア展開まで、学生が主体となって行っています。12回目の今回は“ココ・二子玉川”を舞台に繰り広げる、時空を超えた不思議な物語の広場演劇「あ、へんしん!」の上演のほか、登場人物が街の人々と交流する「チェケチェケ☆ムーンウォーク講座」や近隣の保育園児とのコラボレーション企画も実施しました。タマリバーズvol.12「あ、へんしん!」上演の様子自動車専用船船尾のランプウェイが降下する様子を見学展示資料アートアーカイヴセンター(AAC)は2回目の所蔵資料展として「北園克衛Ⅰ 詩人のデザイン」を八王子キャンパスアートテークで6月22日から7月21日に開催しました。北園は、日本を代表するモダニズム詩人として、前衛的な詩作をはじめ、編集、装幀、デザインなどの分野で活躍。本学は1993年に北園克衛文庫を設立、八王子キャンパスでは初の資料展示。国際交流パーティーの様子書籍「すてるデザイン」の表紙多摩美が取り組んだサーキュラーエコノミーのプロジェクト「すてるデザイン」が、2023年7月に書籍として出版されました。「すてるデザイン」とは、“つくる”ことで産業を支えてきたこれまでのデザインから、“すてる”を考えることで社会や産業を支えていくデザインへシフトすることを示した言葉です。新しい生活、環境、経済に役立つサステナブルデザイン事例集となっています。ウクライナからの学生と内藤学長らによるランチ会実施日本郵船との共同研究で自動車専用船を訪船し フィールドワークを実施AAC所蔵資料を活用した北園克衛展を開催留学生との親睦を深めるパーティーを3年ぶりに開催循環型経済のプロジェクト「すてるデザイン」が書籍に二子玉川ライズとの地域連携アートプロジェクト「タマリバーズ」開催
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