TAMABI NEWS 98号(描くという生き方)|多摩美術大学
14/16

「すてるデザイン」がテーマの企画展を開催「ポケモンと考えるアート・環境教育展2」開催5月24日、東学食堂にて春の国際交流パーティーが開催されました。国際交流パーティーは、提携校から来た交換留学生のお披露目と、国籍を問わず親睦を深めることを目的に、毎年春と秋に開催されています。学生対象の事前参加登録では180名ほどのエントリーでしたが、当日はそれを上回るおよそ200名が参加。本学学生と交換留学生たちは国籍に関係なく、皆積極的にコミュニケーションを取っていました。4月15日、八王子キャンパスのレクチャーホールにて、テキスタイルデザイナーの須藤玲子客員教授による特別講義が開催されました。テキスタイルデザイン主催により、学科オープンで行われた講義には、多様な学科の100名を超える学生が参加しました。この講義は、須藤客員教授の功績が認められ、令和5年度(第74回)文化庁芸術選奨の美術部門で文部科学大臣賞を受賞したことを記念して開催されたものです。TAMABINEWS98『化け猫あんずちゃん』演劇舞踊デザイン学科スプリングスクール2024を開催卒業生の久野遥子さんの監督作カンヌ国際映画祭に選出5つの最先端のテーマを研究するプラットフォームを始動須藤玲子客員教授による特別講義を開催オンラインデザイン講義シリーズ「新価値創造アカデミー」を開始安次富隆教授が昭和大学メディカルデザイン研究所の所長に就任4月29日「演劇舞踊デザイン学科スプリングスクール2024」が上野毛キャンパスで開かれました。演劇と舞踊と劇場美術の世界を体感する1日!高校生など、これから受験を考えている方々が多数参加し、「空間デザイン基礎」や「身体表現基礎」などの公開授業を受けたり、進学相談会に参加して受験相談をしたり、実際に学ぶ学生の話を聞いたりしました。1413年グラフィックデザイン卒業・久野遥子さんが監督を務めた日仏合作アニメーション映画『化け猫あんずちゃん』が、第77回カンヌ国際映画祭「監督週間」に選出されました。作家性を重視した作品が選ばれる「監督週間」は、世界で活躍する映画監督の登竜門です。日本の長編アニメーション作品としては、『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)、『未来のミライ』(細田守監督)に続き、6年ぶりの選出となりました。2021年に多摩美術大学 TUBで立ち上げたヴァーチャル大学「Tama Design University」。その枠組みを展開させ、2024年度は、先端領域を扱うプラットフォームを立ち上げます。「AIとデザイン」「サーキュラーデザイン」「ストラテジックデザイン」「デザイン人類学」「遊びのデザイン」を5つのテーマとして掲げ、これからの社会を共に考える様々なプログラムを実施。より幅広い層に向け、長期的に様々なプログラムの発信を行っていきます。須藤玲子客員教授多摩美術大学 TUBでは、財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団の協力を受けて、3月28日から4月6日に「ポケモンと考える アート・環境教育展2」を開催。昨春に引き続き開催された同展の目的は、ポケモンを通してアート教育の育む感性や創造性、環境教育を学んでいく機会の提供です。会場ではプロダクトデザインStudio3の学生たちが、身のまわりにある様々なモノを材料に制作したポケモン「POKÉMON UPCYCLE SCULPTURE」を展示しました。昭和大学メディカルデザイン研究所の未来像多摩美術大学 TUBでは、5月24日から6月2日、GOOD DESIGN Marunouchiにて、企画展「すてるデザイン〜サーキュラーな社会の構築を目指して、見えてきた課題とアプローチ」を開催しました。「すてるデザイン」とは、2021年度より廃棄物の課題と真摯に向き合っている複数企業と多摩美術大学 TUBの共創プロジェクトです。本展では、プロダクトデザインと統合デザインの学生が参加したプロジェクトの中間成果である作品をご紹介しました。誰でも無料で聴講可能なオンラインのデザイン講義シリーズ「NVCA: New Value Creation Academy(新価値創造アカデミー)」をTama Design University内で公開します。東京工業大学、多摩美術大学、一橋大学が共同で運営する文部科学省の価値創造人材育成拠点の形成事業「Technology Creatives Program (通称:テックリ)」において制作された講義コンテンツで、新しい価値の創造ができる人材の育成を通じて、「人や組織の創造性を活かす社会の実現」を目指して生まれました。昭和大学と本学は2016年10月に包括連携協定を締結して以来、積極的な連携活動を行っています。2024年4月、昭和大学横浜キャンパス内に昭和大学メディカルデザイン研究所が開所し、初代所長にプロダクトデザイン・安次富隆教授が就任しました。同研究所は、病院内のQOL(「Quality of Life〈クオリティ・オブ・ライフ〉」の略称で、「生きがい」や「満足度」という意味)を向上させることを研究の目的としています。AWARDS&TOPICS留学生との親睦を深める春の国際交流パーティー開催

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る