AI時代を先取りする進路選択|多摩美術大学
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メーカー編ゲーム編IT編メディア編建築・インテリア・宣伝・広報編ランドスケープ編エンターテインメント編公務員・団体職員編日産自動車と共同開発した自動運転サービス『Easy Ride』のUIデザイン。※「Easy Ride」は株式会社ディー・エヌ・エーと日産自動車株式会社の登録商標です。「問いを立てる」習慣を、多摩美の授業で身につけた私が携わった仕事のひとつに自動運転サービス『Easy Ride』があります。日産自動車との共同プロジェクトで、日産の自動運転技術とDeNAのUI/UXデザインのノウハウをかけ合わせて、新しいサービスを創出する取り組みです。こだわったのは「A地点からB地点までの移動に留まってはいけない」ということ。そこでユーザーにとって未知の魅力的な体験とはどういうものかメンバーと徹底的に議論しました。例えば、女子大生が横浜みなとみらいでパンケーキを食べたいと思っている。スマホ上のアプリに「パンケーキ食べたい」と音声入力すると周辺のおすすめ店とクーポンが表示され、自動運転車が送迎を担うという「やりたいこと」をシームレスで実現するサービスのアイデアに行き着いたのです。「車は移動するもの」というバイアスを外して、「そもそも人はなぜ移動するのか」「移動とは何か」という問いを立てる。そこから「人はやりたいことを実現するために移動する」という結論が導き出され、それを実現するサービスとは何かという本質的な議論につながるわけです。私は、この「問いを立てる」習慣を情報デザイン学科のフィールドワークで学びました。メディアアートの現場を見に行って、気づいたことについて学生同士でディスカッションをする授業があり、食わず嫌いをせずに何でも体験して、問いを立てることで、やっとイメージを具現化できるようになることを学んだ気がします。※UI:ユーザーインターフェース。ユーザーが、製品やサービスに触れる際に操作する部分のこと。 UX:ユーザーエクスペリエンス。製品やサービスの利用を通じてユーザーが得る体験のこと。ソリューション本部 デザイン統括部エクスぺリエンス戦略室副室長UX/UIデザイナー[2005年 情報デザイン卒]『読みやすさとKPIを向上する文字と行間の適切な大きさを科学的に検証する取り組み』。さまざまな文字と行間の大きさの組み合わせの中から最適なサイズを調査し、実証実験で読みやすさとKPIの向上を立証した。多摩美の十分な設備とサポートで、最新テクノロジーやIT技術を広く深く学べた現在は全社のプロダクト品質や生産性の向上を支援する部署と、最新のインタラクションデザインに関する研究を行う部署の2つに所属し、ユーザーにとってより見やすく、より操作しやすいデザインに関する研究を行っています。またその知見を全社のデザイナーやエンジニアに還元し、プロダクト品質や生産性の向上を目指しています。多摩美では、授業の課題はもちろん演劇部活動などあらゆる表現を追求するなかで、「時代の進歩に自分の表現が全然追いついていない。テクノロジーをちゃんと理解し、表現を広げたい。」と感じるようになりました。そして表現の“道具”として扱えるよう、プログラミングの習得に取り組み始めました。大学院では現在のライブ動画配信アプリのような、配信者と視聴者が交流することで構築される放送番組のデザインとシステムの実装を行いました。ここで、自分のテーマを見出し研究する楽しさを知ったことが今につながっています。いまプロダクトの開発において、デザインと技術、両方の理解が求められ始めています。もし、インタラクションデザインをやる上で「もっと発想を広げたい」と感じている人がいたら、ぜひプログラムの習得をお勧めしたいですね。一人で最新テクノロジーやIT技術を習得するのは難しいですが、多摩美にはサポートしてくれる人や十分な設備が整っていたので、私はこの両方を広く深く学ぶことができました。データグループ DS統括本部LINEヤフー研究所[2006年 大学院情報デザイン修了]11多摩美からの進路選択多摩美からの進路選択UI/UX※デザイナーなど活躍の場が拡大近年特にUI/UXデザイナー人材へのニーズの高まりを受け、カヤック、サイバード、チームラボ、ドワンゴ、他、航空や流通会社など大手システムを支える企業にも間口を広げ、多摩美から突出した人材を送り出している業界のひとつ。デザインスキルとともにプログラミングやIT知識を備え、プロジェクトを統括するリーダーとして活躍する多摩美生も多い。DeNALINEヤフー小原 大貴 さん 鈴木 健司 さん

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